
24日から26日まで、インフルエンザA型に罹患し寝込んでおりました。咳が止まらないもんですから、日曜でも開業してる近所の医院へ。事前に電話で症状を伝えると、医院の中には入らず駐車場に車を停めてその中で待てと指示され、看護師さんがガラス越しに保険証をデジカメで撮影。暫くして完全防備の先生が来て窓ガラスをちょっとだけ開けて鼻の穴に細い綿棒みたいなものを突っ込まれ、15分ほど待って電話で検査結果を告げられ、インフルエンザA型確定。診察代は後日、元気になってから払いに来いとのこと。処方箋をもらって薬局へ行き、吸引薬をもらって帰宅し、吸引して寝込むという流れ。薬はこの1回のみ! そんなにつらくはなかったんですが、久しぶりに39℃を超えた体温計を見た時にはビビりました。現在は体力も十分に戻っております。
さて本題。我ながらよく引っ張るなぁと思う東京ネタ。もう一月以上前のことになります。
姪の結婚式の日はともかく、木更津アウトレット、ディズニーランドと家族の希望に沿って行動を共にしてきましたが、せっかく東京まで来てそのままで済ます私ではありません。
東京にいた5日間の内の4日目。明日は帰宅というこの日は「どうしても俺が行きたいところに行く!」と時間をもぎ取り、世田谷文学館で開催中の「江口寿史展 ノット・コンプリーテッド」に行ってきました。もちろん私一人で。
さすが東京都世田谷区ですよね。文学館なんて公共施設は他に聞いたことがないし、こんな閑静なお屋敷の隣にある。
エントランスから江口寿史。
入場直後の様子。
あ、江口寿史って説明はいらないですよね? 「すすめ!!パイレーツ」「ストップ!!ひばりくん!」の漫画家、江口寿史です。まあ、最近の活動は漫画家と言うよりイラストレーターと言った方が適切かな。
ちょうど私が大学生の頃、少年ジャンプには「Dr.スランプ」と共に「ストップ!!ひばりくん!」が連載され、毎週楽しみに読んでました。男の子なのに女装して家族以外には女の子として通してるひばり君が主人公で、基本的にはギャグ漫画なんですが、独特のギャグセンスも良かったし、とにかく絵がオシャレだったんですよ。
この展示会、一言で言えば原画展です。そしてほとんどが撮影自由。江口寿史の漫画はほぼコンプリートしてますが、撮りまくりました。
上の写真は「ストップ!!ひばりくん!」のカラーページの原画ですが、このシーンは今もよく覚えています。左上のコマにはユーミンの当時の新譜のディスプレーがあり、右下のコマの吹き出しには佐野元春の曲の歌詞が。当時の空気がよく出てるんだよなぁ。
江口寿史はバンド活動もしてて、私がここに行った翌日にはここでライブもあったそうな。残念、惜しかった! 館内に流れるBGMも江口寿史の選曲によるものだそうで、そう言えばこんな曲あったよな!なんて思い出させてくれました。
江口寿史と言えば、エロを描かせてもうまいんだよなぁ。
こんな捻ったパロディーも。「わたせの国のねじ式」
パロディーと言えば、かつて腹を抱えて爆笑した作品も展示されてました。
(左から読んでください)
帰ってからスマホの写真を長女に読ませましたが、クスリともしない。それが世代の違いってヤツなのか?
そして展示されてたわけじゃありませんが。現在のデニーズのメニュー。
実在する店舗をイラストにしたそうです。
帰りがけにミュージアムショップで江口寿史のイラストTシャツ4枚を大人買いしてやりました。締めて2万以上。ざまぁみやがれ!(誰に言ってんだ?)
しかしこれを着る頃には俺は66歳。大丈夫か? ま、いいや、江口寿史は俺より2歳年上だもん。
楽しい展示でしたが、一つだけ苦言を。写真をご覧になってお気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、世の中には無反射ガラスと言うものがあるのに、どうしてこうした展示で採用されないのでしょうか? 天井の照明がガラスに反射して作品を観辛くしていることに誰も気づかないんでしょうか? 無神経過ぎると思うのは私だけでしょうか。
皆様、良い年をお迎えください。
Posted at 2023/12/31 00:42:47 | |
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