
絶妙の選挙結果でしたね。それを踏まえて、前回のブログの続きを書きたいところですが、長くなりそうなんで止めときましょう。一つだけ言うなら、国民民主党はやはり連立内閣に入るべきではないでしょうね。しかし、来年の参議院選挙に向けて今からどの党も必死で取り組んでると思いますよ。特に衰退傾向が明らかになった政党はね。
さて本題。
ここ数年は西暦の下二桁に合わせた機種の模型をこさえて、背景と合成してみん友さんを含む何人かの方に年賀状か、それが間に合わなければ暑中見舞いとして、それも間に合わなけければ残暑見舞いとしてお出ししてます。今年については、残暑見舞いとしても苦しい9月になってしまいましたがどうにかお出ししています。機種はSu-24ですが、これについも近いうちに製作記を上げたいと思っています。
で、昨年、2023年はどうだったかと言うと、年賀状はもちろん、暑中見舞いも残暑見舞いも出してません。と言うか出せませんでした。なぜか? 選んだキットが予想を大きく超える難物で完成までにかなりの時間がかかったためです。
選んだのはウクライナのクリアプロップ社の MIG-23ML/MLA フロッガーG。
キットの選定はこれしか無いでしょう。ハセガワやエアフィックスなどのキットもありますが、前世紀のキットですし現在の目で見ると合格点は出せません。クリアプロップのMIG-23は高額ですが最新であり、表現も現在の水準と言えるでしょう。
で、このキット、覚えてる人はいないかも知れませんが、
23年6月7日のブログ「箱を開けたら(19)・・・ウクライナからの小包(3)」でご紹介したキットです。発注した商品と異なるキットだったので、結果的に8千円以上の商品をタダでゲットしたって嬉しい話だったんです。ところが、これが想像を超える難物で、細部の表現に拘るのはいいんだけど、パーツを細分化し過ぎで、ピンセットでつまんだパーツを飛ばして無くしてしまったり取り付けに失敗してしまったりなどして、断腸の思いでしたが、結局8千円以上を出して同じキットをもう一個買いました。ホントバカみたい。得したのか損したのか分かんない。
泣き言言ってないで、さっさと製作記。
コクピットの開きです。計器盤はエッチングとエッチングの間にデカールのメーターなどを挟む構成となっていますが、このデカールがあまりにも薄くて、台紙からピンセットで持ち上げるとすぐに丸まってしまってそれがほどけなくなることも。いくつ使用を諦めたやら。
普通、デカールが薄いことは褒められる点なんですが、いくら何でも薄すぎる。気づくのが遅いんですが、途中からデカールの上にマイクロデカールのリキッド・デカール・フィルムを塗って厚みを稼ぎました。クリアプロップのキットは幾つか持ってますが、作るのはこれが初めて。これからは肝に銘じておこう。
組んだコクピットとエアインテークを合体。そして胴体下面を取り付け。
ジェット戦闘機の胴体は大半が左右分割ですが、本キットは胴体後半は上下分割。
エアインテークの内側には2枚の整流板が。これはエッチングパーツで。
本機は主翼を開閉する可変翼機ですが、主翼は最前進位置か最後退位置かの二択。
それも上の写真の丸で囲った小さな凹凸を合わせて固定するだけで頼りない感じです。
胴体組立完了後の機首のアップ。
パテで処理した部分が分かると思います。この辺は私の組み方が悪かったのかも知れません。
仕上げ塗装の前に黒を吹いておく、プレシェーディングという技法です。この後に筋彫り線周辺の黒色が薄っすらと残るように仕上げ色を吹きつけます。
脚収容庫内部は少し手を加えています。
冒頭でこのキットは高価ではあるがMiG-23のキットとして最新であり、これ以外の選択は無いと書きましたが、不満はあちこちにあります。
その一つが排気口。
左がキットの排気口。使うつもりで色まで塗りましたが、我慢できずに買ったのが右のレスキットの排気口。2千円以上したと思いますが、情報量がまるで違います。そもそもこんなアフターパーツが発売されるってことが、このキットの弱点を示しています。
因みに下が実機の排気口。やはりアフターパーツを採用ってことになりますよね。
他にはソ連機独特のこのアンテナ。
プラスチックでの再現は難しいことは分かりますが、このキットでは組説で棒状のプラスチックパーツにエッチングの羽部分を接着するように指示しています。
とりあえず、私にゃ無理。
でも「待てば海路の日和あり」ってヤツですね。イギリスの通販模型屋さんのサイトでこれを見つけました。
ウクライナのミニワールドと言う会社のアフターパーツ。鋳物のようですね。このアンテナを1/72で表現しようとしたらこの手しか無いでしょうね。2千円以上しました(送料別)。注文から1週間ほどで届きますから意外に早い。
後はダラダラと完成後の写真を見ていただきましょう。
因みに塗装は北朝鮮軍機。まさか北朝鮮機を作ることになるとは製作後半まで思っていませんでした。しかし、他にいいのが無かったんですよね。参考になる北朝鮮のMIG-23の実機の写真もほとんどありませんでした。
この主脚と主脚庫扉の組み立てにもかなり苦労させられました。

Posted at 2024/11/03 17:16:17 | |
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