
ロンドンといえばウォータールー,セントパンクラス,って気もしますが,パディントン駅もなかなか有名ですね!
個人的に駅にサブネームつけるのは大好きでして,特にRoma Terminiってのはなかなかしゃれた名前だと思います.実はterminiはこの場合は終着駅って意味ではなく,Terme(銭湯)って意味らしいですが,それを終着駅に着けちゃうところがイタリア人,大好きです.
さてさて,このくまさん,パディントンもパディントン駅で拾われ(?)たのでお名前がパディントンです.うちは連休が一日長いので渋谷にパディントン展,見に行ってきましたよ(^o^)
パディントン原画展,内容言っちゃうと面白くないので書きませんがこれはなかなかお勧めです.
さて...帰ってからは今日締め切りのアブストラクトを無事二件片づけたのでちょっと小悪さを...
これ,カブのヘッドです.いわゆる12Vの普通ヘッド.この穴なんなんだろうなぁとずっと思っていたのですが....下に抜けているのでなにか空気の流れを考えての事だろう...ちなみにこの写真の紙面手前から奥方向に走行風が流れます.

と,良く見ていたら分かりました.上の穴を懐中電灯で照らすと下の写真のここに光が漏れてきます.
そう,この穴はここに空気を送っているんですねぇ.
ではここは何か?手前の丸い穴はプラグホール.つまり下側はいわゆるシリンダヘッド,2stと全く同じただの蓋としてのシリンダヘッドです.上は動弁機構が収まっているカム室.
これが何を意味するかというと....カブのヘッドはなんと腰上動弁系に至る潤滑系とは全く切り離されていて,なので油では全く冷却されておらず走行風で直接空冷されている.なるほどねぇ...こんな機構は初めて見た.オイル劣化を抑制するんならこっちの方が理想的かも.本田宗一郎肝いりのDDACなんかもここら辺に端を欲しているのかもしれません.ウォータージャケットならぬエアジャケットです.
そしてここら辺がカブが燃費が良い秘訣かもしれませんね.しかし...だとするとボアアップすると熱に厳しいからオイルポンプ吐出量増やしなさい,とあちこちで売っている強化オイルポンプ...インチキ(?)で意味ないんじゃなかろうか...だってオイルが冷却に寄与しないんだし.高回転化に関係するかも?と考えても実はカブにはオイルポンプのリリーフが無いので更に意味ないし.
というわけでここにどうやって風を当てるか考えると良いみたいです.
Posted at 2018/05/07 19:27:41 | |
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