
BMWが先日、いよいよ開幕のジュネーブショーに出展するモデルを発表したんですが、その目玉は新型7シリーズ(G11・12)に用意された追加バリエーションのようで、ラインナップはなんと2モデルに及んでいます!!
そういえばアルピナもジュネーブショーに出展する車種のメインは7シリーズ(=B7ビターボ)の新型ですが、まさかBMW側も(ほぼ)7シリーズ推しで来るとは驚きましたね。
閑話休題
まず1台目はトップ画像の”M760Li xDrive”。これは車名のとおり、7シリーズとしては歴代初のM Performance×4WDという組み合わせのモデルであり、新型にようやく用意されたV12エンジン搭載モデルでもあり、あとは先代まで設定のあった「760Li」の後継も兼ねているようですが、個人的にはこのM760をどうして
(開発の噂はあったものの、投入がお蔵入りとなってしまった)“M7”の名でデビューさせなかったのか疑問に感じますね。
それはさておき、搭載エンジンは先述したとおりのV12ですが、排気量は先代の6リッターから600cc拡大されて6.6リッターとなり、最高出力は600馬力を発生し、ギアボックスは他グレードと先代譲りの8速ATが積まれ、0-100km/h加速:3.9秒、最高速度:250km/h(オプションの“Mドライバーズ・パッケージ”を装着した場合は305km/h)という超弩級な性能を誇っているとのことです。
エクステリアは通常のMスポーツパッケージ装着車と基本的に同じエアロを身にまとっていますが、このM760には隠し玉として、「Mスポ譲りのエアロではどうも派手に見えて嫌だ」というユーザー向け(?)に…
標準モデルと共通のバンパーとグリルデザインを与えた
“V12 ピュア・エクセレンス”なる仕様がオプションで選択可能になっているのです!!
この“ピュア・エクセレンス”はベースと同じ20インチタイヤを履いているそうで、ホイールはBMW Individualの専用品に変更されているとのことです。また、インテリアもIndividualでコーディネイトされていて、標準モデルと同等の豪華さを手に入れているそうです。
そしてもう1台は、PHV仕様の「740e iPerformance」です。当ブログでも既報のとおり、モデル自体は昨年のベース車のデビュー時に発表されているのですが、恐らく今回のショーブースに並ぶ個体は、プロトタイプ比で多くのパーツに改良が加えられた純粋な量産仕様と見て間違いないでしょう。
エンジンは(以前からの情報どおりである)2リッター4気筒のガソリンエンジンを積み、ボディはショートWBとロングWBの2本立てで、その後者には4WD仕様も選べるようになっているそうです。
今回車名に付けられた「iPerformance」は、i3・i8で培われたEV技術を通常モデルにフィードバックさせたという意味で使われることになったのだそうで、今後この呼称は他のPHV仕様3車種(X5 xDrive40e、330eセダン、225xeアクティブツアラー)にも採用されるとのことです。
どちらも日本への導入は、早くて今夏~年末にかけてのタイミングになるでしょうが、標準モデル共々ライバル追撃に向けて弾みを付けられるか期待したいところです。
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Posted at
2016/02/15 05:58:28