
もう1週間前の話になりますが、またしても懲りずに行ってきました、出銭ーランド。もちろん私はランドにもシーにも足を踏み入れてはいませんが。
今回、ようやく分かりましたね。奴らがなぜそうまでして出銭ーランドに行きたがるのか。要するに思考停止なんですね。あれこれと行き先を考えるより、出銭ーランドにしておけば安心だと。何度も行ってるから期待を大きく上回ることもない代わりに、大きく外れることもない。しかも世間で”夢の国”ってことになってるから「あんなダサいとこ」なんてことも言われない。「喫茶店ならならコメダ」と同じ構造。
10日の夜11時頃岐阜を出発し、新東名をひた走り、11日の午前4時頃シーの駐車場に到着。私はそのまま運転席で眠りこけましたが、後で知ったんですが、車中で十分に睡眠を取った奴らは、朝の4時から交代で開門の列に並んだらしい・・・。その情熱を他に向けるってことはできんのか?
今回、私にしては割と綿密に予定を立てていました。朝8時過ぎに一人でJR舞浜駅で朝食を済ませ、向かうはホキ美術館。
京葉線と外房線を乗り継ぎ、約50分で土気駅に着きます。
土気とかいて、トケと読みます。ド田舎でした。いや、すでにここに着くまでの車窓の景色がそうでした。沿線に手付かずの森とか見えましたからね。
天気はあまりよくはありませんでした。この後、土砂降りに見舞われます。
目的の美術館はGoogleによるとここから徒歩で23分。バスもあるのかも知れませんが、歩くことにしました。ブラナリタですから。
歩き出してすぐに雨宿りに入ったコンビニの向かいのビルに仰天!
よく見てください。
トヨタと日産が同じビルに同居しています。私のご近所じゃまずありえない。
美術館に向かう道中の風景。我社の分譲地と似たような感じのところです。 最近開発された住宅地ですね。これでも千葉市内。
そして、汗と雨に濡れながら、やっと着きました。ホキ美術館。
ホキ美術館は日本初の写実絵画専門美術館です。館名のホキは、この美術館のオーナーでもある、医療用不織布製品、滅菌用包装袋(メッキンバッグ)及び各種医療用キット製品のトップメーカー、ホギメディカルのCEO保木将夫氏の名から。
この美術館を知ったのは、社内で供覧されている建築雑誌ででしたが、一目見た感想は「カッチョイー!」でした。「カッコいい」じゃなくて「カッチョイー」。明らかなウケ狙いのデザインには「カッチョイー」がふさわしい。でも、こういうアクロバットってやってみたい気持ちはよく分かります。
今回は、建築雑誌風の写真を意識して撮ってみました。
この片持ちは30m! この中も展示室になってます。
設計は日本最大の設計事務所である日建設計と言うことになっていますが、いかにもアトリエ設計事務所の作風のこの美術館は、担当した山梨知彦氏のほぼ独走なんじゃないかな?
展示品は、ホキ美術館のホームページをご覧ください。でも直接、実物をご覧になることをお勧めします。
「写真のような絵」とか「写真を超えた絵」とかいう形容は、写実絵画を説明するにはあまりにもボキャブラリーが貧困でしょうか。でもそんな絵がズラリと並んでいます。でも、写実はいいですね。見てて疲れなくていい。
帰りはちょうどいい時間のバスがあったんで、駅までバスで。乗客は二人のみ。来館者はそこそこあるようでしたが、駐車場はかなり空いてたし・・・大丈夫かなぁ・・・。数年で閉館なんてことにならないことを祈ります。
さて、この後、土気駅から今度は一路西へ向かうわけですが、長くなるんで続きは次回へ。
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Posted at
2012/08/18 23:57:09