1月末、ドイツ本国でベースの
現行4シリーズクーペ/カブリオレとともにLCI(フェイスリフト)を受けたM4がこちらです。
このLCIではバンパー形状など変わらなかった部分も多いものの、外観における前後ライト、インテリアにおけるステアリングホイールにエアコン送風口のそれぞれ意匠変更、iDriveがLCI直前までの第8世代から機能改善を施した8.5世代にアップデート、そして搭載するS58系3.0直6は4WDのコンペティションM xDriveのみ530hpへパワーアップさせたのが
主な変更点になっている模様です。
4灯ヘッドライトは近年の定番だったヘキサゴン式から矢印型のDRLを備えたものになりましたが、すでにその新形状は新型X2/iX2や同じく現行LCI後のX5・6、果ては来年市販予定のビジョン ノイエ・クラッセにも採用されています。Studie・“BOB”鈴木代表が
自身のnoteに
「(LCIで顔つきが)猫目になった」と綴った意味の出どころはこの意匠変更から来ているようですね。
エンジンについては某サイトのスパイフォトを掲載した記事に述べられた噂として、最高出力が電動化の前提なく600hp越えの可能性すらありそうだとの情報もあったようです。しかしながら2WD(FR)車はコンペティションも唯一の6速MTを組み合わせたベースグレードも従来のまま、逆に4駆コンペティションだけは上述どおりで従来比20馬力増のパワーアップに留まりました。
ただ600hp越えの向上策は最近の技術的な傾向から考えればXM
(または該当パワートレーン採用が決定的になっている次期M5)のようにエンジン+高出力モーター&バッテリーの組み合わせでPHEV化する方法もあり得ますが、現時点では主に開発コストの問題でパワーアップに関する実装が難しい状況にあるため、LCIでの変更点を中規模に留めたのでしょう。
M4が中規模に新しくなったので…内外装からメカニズムまで多くの共通項を持つM3セダンおよびツーリングも行く行くのLCIでランニングチェンジを施すのは時間の問題でしょうね。
ブログ一覧 |
ドイツ車(BMW/BMWアルピナ)&BMWミニ | クルマ
Posted at
2024/03/13 19:13:59