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2012年12月27日 イイね!

2012年のドイツ車を振り返る…BMW編

2012年もあと僅かということで…今年のドイツ5社で、私が気になった話題を、メーカー別にシリーズで振り返っていこうと思います。

今回はBMW編です。

今年のBMWは、気になった話題がたくさんありすぎたので、その中から5つに絞って書いてみました。

まず、い~ちばん←



日本市場でクリーンディーゼル車を6モデル投入

今年のBMWといえば、日本市場においてクリーンディーゼル車を積極的に導入したことが、一番の話題でしょう。

1月発表のE70 X5 xDrive35d BluePerformanceを皮切りに、F3031 320d BluePerformance、F10・11 523d BluePerformance、そしてF25 X3 xDrive20d BluePerformanceと、中・上級モデルが中心ですが、これまでにラインナップされてきました。

とくに「320d」は評判がよく、8月(F31ツーリングは9月)の導入以降は、なんとガソリンの「320i」などよりも3割近く売れているのだそうです。

価格が、マツダのCX-5や新型アテンザの「2.2 SKYACTIV-D」搭載モデルよりも高めであるにもかかわらず、320dがこれほどまで人気が高まったのは、やはりBMW車らしいスポーティさだけでなく、エンジンの力強いトルクと、JC08モードで19.4km/Lという燃費の良さが、最大の理由かと思います。

その甲斐あって、3シリーズは今年のRJCインポート・カー・オブ・ザ・イヤーと、日本インポート・カー・オブ・ザ・イヤーを見事にダブル受賞しましたね。

に~ばん←



F06 6シリーズグランクーペ発表

BMWが、CLSクラス(メルセデス)とA7スポーツバック(アウディ)打倒のために投入した「グランクーペ」は、3月のジュネーブショーで公開され、それから3ヵ月後の6月に販売が開始されましたね。

6シリーズ初の4ドアボディで、販売的に期待も大きくなると見込んでいたのか、BMWジャパンでは珍しく、テレビCMなどでティザー広告を出すなどの戦略に打って出たことは、私的にも驚きました。

さ~んばん←



6気筒エンジン直系の3気筒ターボを新開発

これは旧来のビマー(=BMWファン)にとっても、衝撃的なニュースだったことでしょう。

この新しい3気筒ターボは、ガソリンとディーゼルでほぼ部品を共通化することで、生産効率のアップとコスト削減を図ったものであり、とくにガソリン車のサウンドは、6気筒エンジンだと間違えてしまうぐらい似ています。

よ~んばん←





「M Performance Automobile」ブランドの設立

標準モデルとMモデルの中間に位置するモデル群として、今年新たに加わった「M Performance Automobile」のラインナップは、前述のグランクーペと同じく、3月のジュネーブショーで公開された、381馬力を発生する3リッターの直6トリプルターボエンジンを搭載した、M550d(セダン&ツーリング)・X5 M50d・X6 M50dの4モデルでスタートし、5月からは初のガソリンエンジン搭載モデルであるM135iが新たにラインナップに加わっています。(日本導入は8月)

M135iは私も大好きなモデルですが、本国仕様などに用意されている4WD(xDrive)仕様も、最初から日本市場へ導入していれば、S3やゴルフR32(もしくはR)などの顧客を取り込むこともできたかなぁと思います。


ご~ばん←



DTM復帰初年度にして、トリプルタイトルを獲得

やはり最後はこの話題でしょう。

今年、E92 M3 DTMで、ワークスとして20年ぶりにDTM(ドイツツーリングカー選手権)の舞台へ帰ってきたBMWは、名門の『チーム・シュニッツァー』、WTCC(世界ツーリングカー選手権)でもおなじみだった『チームRBM』、ステファン・ラインホルト氏率いる新興チームの『チームRMG』という3チームから、それぞれ2台(計6台)がエントリーしました。

5月に開催された第2戦・ユーロスピードウェイ ラウジッツリンクで、シュニッツァーの#7 ブルーノ・シュペングラーが、メルセデスからの移籍後初となるポールトゥウィンと、BMW勢として20年ぶりとなるDTM優勝後も快進撃は続き、8月開催の第6戦・ニュルブルクリンク、9月開催の第8戦・オッシャースレーベンでシュペングラーがそれぞれ2勝をマークし、続く同月の第9戦・バレンシア(スペイン)では、RBMの#16 アウグスト・ファルフスが、ポールトゥウィンで見事DTM初優勝を達成、最後は10月開催の最終戦・ホッケンハイムで、予選3番手につけたシュペングラーが、スタートでファルフスとメルセデスの#11 ゲイリー・パフェットを一気に抜き去り、そのまま逃げ切ってシーズン4勝目と自身初のシリーズチャンピオン、そしてBMW勢に嬉しいチームとメーカーのトリプルタイトルを獲得する結果となりました。

私はシーズンの開幕前からずっとBMW勢を推してきたので、正直嬉しい気持ちでいっぱいでした。

【BMWの2013年は…】

まず市販車は、3シリーズGT・4シリーズクーペ・次期X5・1シリーズGT・M6グランクーペ・次期M3セダンといったラインナップに加え、EVの「i3」と、プラグインハイブリッドのスポーツカーである「i8」の市販版が発表されます。

4シリーズクーペは、コンセプトモデルとして今度のデトロイトショーでワールドプレミアされますが、私的にネーミングの格上げによって「3シリーズ」の一員でなくなるのが残念なところです。

1シリーズGTは、今年のパリサロンでお披露目された『コンセプト・アクティブ・ツアラー』の市販版として、来秋のフランクフルトショー開催に合わせて発表される予定ですが、縦置きのFRレイアウト(またはそれをベースとした4WD)を代々守り続けてきたBMWブランドに、新たな風を起こすことが出来るか注目したいところです。

モータースポーツでは、DTMへの参戦チームがもう1チーム+2台加わり、ミュンヘンのBMW本社にほど近い場所にファクトリーを構える『チームMTEK』が、新たに参戦することが発表されています。

すでに一人目のドライバーとして、今シーズンはM3 DTMの開発ドライバーを務めたマルコ・ウィットマンがステアリングを握ることが決定していますが、もう一人は海外のサイトによると、元F1ドライバーのハイメ・アルグエルスアリが濃厚という噂があるようです。

そして、再来年シーズンからGrand-Amと統合した新しいカテゴリーがスタートすることが発表されている、ALMS(アメリカンル・マンシリーズ)のLMGTクラスに、これまで参戦してきたE92 M3 GTに代わるモデルとして、E89 Z4 GTEを新たに投入することも発表されています。

内容的にはこれまでと同じく、インディカーシリーズでもおなじみの名門チームである『レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLL)』とのジョイントで参戦し、ドライバーもビル・オーバーレンやダーク・ミュラーといった顔ぶれが、ニューマシンのステアリングを握ります。

2013年も、『駆けぬける歓び』のさらなる躍進から目が離せない1年となりそうです。
Posted at 2012/12/27 16:49:30 | ドイツ車(BMW/BMWアルピナ)&BMWミニ | クルマ

プロフィール

「きのうまでの4日間。現地に行かれた古参ファンにとっては歓喜、新規ファンにとっては温故知新に思ったライブだったに違いないかと。何せグループの歴史を彩ったOGたちも来て、20周年をお祝いしたのですからね。

https://natalie.mu/music/news/651196
何シテル?   12/08 05:11
ドイツ車大好き!、モータースポーツ大好き(主にスーパーGT等のハコ車カテゴリーがメインです)!、トミカ大好き!、48・46(坂道グループ)・僕が見たかった青空 ...
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