来月大みそか放送の第71回NHK紅白歌合戦、きのうはその出場歌手が発表されました。
私も注目している紅組で、乃木坂46・日向坂46・櫻坂46からなる“坂道3姉妹”の名前はそれぞれ明記されていたものの、残念なことにAKB48の名前はありませんでした。
そう、それはAKBの紅白出場記録が昨年までの11で途絶えてしまったことを意味し、対して坂道勢の立場で考えれば、(紅白とは直接的に無関係ですが)
某民放ラジオ局の番組が行った、今年の「女性アイドル 顔だけ総選挙」のトップ20の陣容で感じられたとおり、秋元康
先生プロデュースグループの脇役から主役に躍り出た瞬間といえるかもしれません。
ライバル(=坂道)はいても、そのベンチマークとなりえる存在(=AKB)がいない。今回の坂道3姉妹とAKBの明暗を、多くの自動車メディアが行っているDセグメント車同士の比較テストに置き換えるとするならば、メルセデスCクラスやアウディA4などはテストに呼ばれても、各車の最大のライバルたるBMW3シリーズだけは呼ばれなかった、そんな空気感に似ているような印象を受けます。
ただ坂道勢の紅白出場はいろんな意味で予定調和
(それは乃木坂および日向坂に限っての話で、櫻坂だけは「欅坂…」からの電撃改名以後、CDリリース以外の目立った活動がないにも関わらず…なので、出場の決まった理由が謎に思えてなりませんが)に感じていたので納得はしている反面、昨晩の帰宅後にネットニュースで『AKB紅白落選』という記事の見出しを目にしたときは、思わず家中に響くほどの大声で「えっ!?嘘やろ…」と叫んでしまったほど、坂道もAKBも好きな私の気持ちは、驚きと精神的苦痛と意気消沈した思いでいっぱいになりました。
今回の落選発表を受けた
『みなさんの期待に応えられず申し訳ない』 『いつかまた紅白(NHKホール)のステージに立てるよう頑張りたい』。そんなニュアンスで綴られたコメントは、多くのAKBメンバーがTwitter上で次々と述べたことで、グループが一丸となって12回目の出場を目指すための努力が足りていなかったという、各々の感情からくる強い本心が垣間見えたように感じました。
NHK側はAKBの紅白出場可否に悩みに悩んだようですが、3月に発売された「失恋、ありがとう」の発売以後、新会社への運営元移管、そして今に至るコロナショックを迎えてからは、感染対策を講じたうえで劇場公演再開にこぎ着けたり、6月末に配信シングルとしてリリースした
「離れていても」関連の話題などがあったもののそれ以外は…という状況でしたし、また方々のテレビ局で放送された音楽特番には過去のヒット曲だけを披露する1パターンで出演したケースが多かったので、そういったグループの近況を引っくるめて『旬は過ぎた』という結論に至ったのなら、なんとなく話の筋道が通る気がして得心できるかと思います。
今年の紅白、坂道3姉妹の出場決定は心からエールを送りたいですが、私にとって肝心要なAKBの落選が決まったのを受けて、これから暫くの間、視聴するか諦めるか結論を出したいですね。
Posted at 2020/11/17 21:10:09 |
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