
こんばんは。
carviewのHPにて、
ポロブルーGTのインプレッション記事が掲載されています。
以下引用です。
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【スクープフォト|フォルクスワーゲン ポロ・ブルーGT】
■アクティブ・シリンダー・マネジメント [1/5]
1975年にVWゴルフの弟分として登場したポロは、これまでに世界で1300万台以上を販売し、今ではコンパクトカー市場を牽引するモデルである。その歴史の中には実用モデルのほかにも、VW初の過給エンジンを搭載したGT G40(1986年)や、現行モデルにも設定されているGTI(1999年)といったホット・バージョンも存在している。一方、VWは2006年に様々な燃費向上技術を盛り込んだポロ・ブルーモーションを設定するなど、最近では時代に即した環境性能の向上も図っている。
今回オランダ・アムステルダムで開催された国際試乗会では、そんなポロの二つの側面を1台に融合したポロ・ブルーGTをテストすることができた。
このモデルは、VWのブルーモーション・モデルに備わるスタート・ストップ機能やブレーキ・エネルギー回生システム、エアロダイナミクスに優れた専用エアロパーツなどに加えて、VWのモデルとしては初となる気筒休止システムのアクティブ・シリンダー・マネジメント(ACT)を備えた1.4TSIを搭載している点がポイントである。
■省燃費モデルらしからぬ仕立て [2/5]
140PSの最高出力を発揮するこのガソリン・エンジンは、4本のシリンダーのうち内側の2本(2番および3番)を、発生トルクが25-100Nmで、かつエンジン回転数が1400-4000rpmの時に休止状態にすることで、燃料消費量削減を図ったものである。これはすでに新型アウディA3の1.4TFSIに採用されているシリンダー・オン・デマンドと基本的には同じ技術だ。
開発プロジェクトリーダーのDr.エルンスト・リンドナーによれば、欧州テストサイクルでは70%程度を2気筒モードで走行できるというから、その燃費に対する効果は小さくない。実際、100km走行あたりで少なくとも0.4リッター、最大で1.0リッターの燃料を節約でき、CO2排出量も1kmあたり8gの削減効果があるという。この結果、ポロ・ブルーGTの燃費性能とCO2排出量は、6M/T車が21.74km/リッターと107g/km、7速DSG車は22.22km/リッターと105g/kmという、優れた数値となっている。
その優れた環境性能とは裏腹に、インテリアはスポーティな印象である。サイドサポートの良いシートや小さめで手によくなじむスポーツレザーステアリングなどは、省燃費モデルらしからぬ仕立てだ。さらにGTI譲りの読み取りやすいメーターパネルやクロームのアクセント、ブラックのルーフライニングなどが、このクルマが“GT”であることを物語っている。
■VWのエンジニアは良い仕事をした [3/5]
まずはDSG車で主に高速道路を中心に試乗した。オランダの速度制限は120km/hなのだが、ACTは全く問題無く機能した。流れに乗って走っている限り、ほとんど全ての行程を2気筒モードで走ることができたのである。
100Nmを超えるトルクを発生させるためにアクセルペダルをしっかり踏み込むと、エンジンはスッと4気筒モードに切り替わる。切り替えはわずか13-36ミリ秒で完了し、ドライバーはほとんど気づくことは無い。ただディスプレイ上の「2 Zyl.-Modus」という表示が消えることだけで、それが確認できるのである。切り替え時のDSGの変速制御も秀逸だ。
意地悪してシフトパドルでギアを3速に固定し、静かに加速してみると、ある時点でトルク変動から休止していたシリンダーが静かに作動し始めるのがわかる。しかしこれはとても注意深くチェックしていないと気づかないレベルである。VWのエンジニアは非常に良い仕事をしたと言っていいだろう。
■0-100km/h加速はGTIの1秒落ち [4/5]
パフォーマンスの方もGTの名に恥じない実力を備えている。最高出力は140psだが、0-100km/h加速は7.9秒で、180psのポロGTIのわずか1秒落ちである。これは1500-3500rpmという幅広い回転域で最大トルクの250Nmを発揮し続けるトルク特性によるところが大きい。最高速度も210km/hで、実用上もスポーティに走るにも全く不足無い性能を備えている。
コーナーが連続する郊外の一般道では、俊敏な走りを楽しむことができた。ステアリング操作に対してノーズはダイレクトに反応するが、基本的には弱いアンダーステア傾向にあるため、操縦性はとても高く、安心感がある。またESPは比較的遅めに作動するので、ある程度クルマを振り回すことも可能である。ブレーキも非常に強力だ。ただし、標準装着の17インチ・タイヤはスポーツ指向のドライバーには良いが、路面のちょっとした凹凸もキャビンにはっきり伝えるため、快適性を重視する顧客には向かないだろう。
とはいえポロ・ブルーGTは、低燃費とスポーティな走りを妥協せずに両立させたモデルであることは間違いない。世界中の経済性を重視するこのセグメントの顧客には非常に魅力的に映ることだろう。
■日本市場へは2013年第2四半期か [5/5]
なおポロ・ブルーGTは、ヨーロッパ諸国では2012年第4四半期に発売される。ドイツにおけるベース価格は6M/T車が1万9650ユーロ(約190万円)、7速DSG車は2万1000ユーロ(約204万円)となっている。これはポロGTI(2万2950ユーロ)のほぼ2000ユーロ(約20万円)安である。
日本市場へは7速DSG車のみが導入され、2013年第2四半期に発売となる予定である。価格は現時点では残念ながら未定だ。
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日本導入決まりましたか!
第二四半期ということは、それまでに次期・ゴルフⅦの導入が控えていると思うので、私の予想では7月上旬発表で、価格は240~60万円前後と見ています。
DSGもいいですが、ここはMT車の導入も…。
この記事は、
スクープフォト|フォルクスワーゲン ポロ・ブルーGTについて書いています。

Posted at 2012/07/30 16:39:00 |
ドイツ車(VW) | クルマ