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『VW パサート、新グレード「エレガンスライン」を設定…内外装と機能装備を充実』

パサートの17年モデルの情報は、すでに他のブロガーさんの記事に載っていて把握済みだったんですが、このなかの（TSI）コンフォートラインは装備をこれまで以上に充実化した上で、意外や意外のグレード名に一新されましたね。

“（TSI）エレガンスライン”というグレード名はどうもVW車っぽく無く、それに「少し前までのメルセデス車じゃあるまいし…」と思わずツッコミたくなりますが、思えばこれは現行型でいう“R-ライン”（導入当初は1.4TSIを搭載、今年9月発売の仕様からは2.0TSIに換装）に続く日本仕様専用のネーミングですね。あと過去に遡れば、ゴルフⅤ・Ⅵと共通のPQ35プラットフォームを搭載した先々代に用意されていた2.0（エンジンはNA直噴のFSI）やV6 4モーション以来の本国仕様に準じないグレード名でもありますが…。

このエレガンスライン、外観パーツが既存の“（TSI）ハイライン”と共通になっているのは本国版の同グレードに一部準じているからのようで、以前のコンフォートラインではパッケージを付けると選べたLEDヘッドライトはもちろん、標準装着された17インチホイールやインテリアのアルカンターラ/レザーシート（日本仕様では初採用）もそれを物語っているんですよね。

エレガンスラインはコンフォートライン、（エレガンスラインの追加に併せて装備変更も実施された）ハイラインは16年モデルに比べて価格が値上がりしているみたいですが、おまけに受注生産の“（TSI）トレンドライン”もこの影響を受けているらしく、セダンはこれまでの329万円から9万円、ヴァリアントは3,489,900円から1万円近くの値上げが実施されたようです。

『【WEC 最終戦】アウディ1-2圧勝で有終の美…トヨタ可夢偉組は王座届かず、ポルシェ2冠達成』

5月の第2戦以来となるアウディ8号車の今季2勝目は、ル・マン24時間初参戦（1999年）から約18年の足跡に区切りを付ける見事な圧勝劇となったようですね。



それに7号車も2位でチェッカーを受けたみたいなので、メーカーにとっては久々の1-2フィニッシュを飾ったことにもなりますが、2台ともトラブルやミスはほとんど無く、6時間フルに走り切れて良かったという思いもあれば、マシン、ドライバー、チームスタッフに「長い間お疲れ様」という声を掛けたくなるぐらいの思いも感じましたね。





また、この最終戦で注目されていたLMP1-Hクラスのドライバーズタイトル争いは、今季2勝を挙げたポルシェ2号車（M.リエブ/N.ジャニ/R.デュマ組）に軍配が上がったようですが、前戦で決めたマニファクチャラーズタイトルの獲得と同様、「ポルシェは今年も強かった」と思わせる結果になりましたね。

撤退を決めたアウディ勢不在の来シーズンがどうなってしまうのかはまだ予測不可能ですが、例年どおり4月に行われるはずの開幕戦まで心待ちにしておきたいと思います。

『ポルシェ、2017年LM-GTE規定対応の新型RSRを公開。エンジンはリヤミッド搭載』

駆動方式のMR化、新開発されたフラット6エンジンとギアボックス、最近の市販車にも採用されているような衝突被害軽減システムの搭載etc...ロサンゼルスショーで公開された991型911RSRの2017年モデルは、16年モデルに対して劇的に進化しているようですね。

911が市販車の（718）ボクスターやケイマンみたく、駆動方式をMRに改めるのは絶対あり得ないと思っていましたが、この大胆にも思える変更はリアディフューザーの装着などによる空力性能向上とメンテナンス性のしやすさを狙ったのが理由らしいですね。MR化はもしかすると市販版の次期型にも応用されちゃうのかなぁ…きっとメーカーの事だからそういうトライも兼ねているんでしょうが、911は我々ファンからしてみれば、初代からの伝統であるRRを基本にしてなきゃ意味が無いですからね。

エンジンは市販モデルのカレラやタルガ系のマイチェン版と同じようにダウンサイズターボ（メーカーでは911ターボの存在があることへの配慮からか、ライトサイズターボと呼んでいるらしいですが…）に一新されちゃうんじゃないかなぁ…と予想していたんですが、仕様は16年モデルと同様の4リッターNAみたいなので、私の本心は「変わらなくてよかった…」という気持ちでいっぱいですね。

ところでGT3カップカーやRSRは17年モデルが出た半面、同じ911ベースのレース仕様で残されたGT3Rの17年モデルはいつ登場するんですかね？