• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2010年01月03日

私の年賀状・・・飛行機編

昨日に引き続きまして、私の年賀状のご紹介です。

昨日、ご紹介した年賀状は親戚ですとか、勤務先の方々だとか比較的フォーマルなお付き合いの方々にお出ししている年賀状です。実はそれとは別に、毎年、私と同じ模型の趣味の方々やそれを理解してくださる方にだけ、別バージョンの年賀状をお出ししています。今日、ご紹介するのがそれです。
飛行機の模型を制作し、背景と合成して本物っぽくして画像を構成して年賀状として仕上げています。ま、本音のところは、こうでもして自分に鞭打たないと、一年に一機も完成しないことになりかねないから。この飛行機年賀状を自分に課してからは確かに少なくとも年に一機は完成させるようにはなりました。

で、さっそく今年の年賀状。



この機体は飛行機マニアの方でないとわからないでしょうね。North American 社(現在はない)のF-107という機体です。
この機体を語るには、センチュリーシリーズというF-100から始まる米空軍の戦闘機群のお話から説き起こさなければなりませんが、長くなりますので、興味のある方はリンク先をどうぞ。
ま、とにかく、このF-107は不運な機体で、同じセンチュリーシリーズのF-105がこけた時の保険として開発され、試験機が3機生産されただけの機体です。
まずだれもが注目するのが、エアインテークの位置でしょうね。他に全く例がないわけではありませんが、背中にエアインテークをレイアウトするのは極めて稀。開発当初は現在のF-16のように機体下面にエアインテークを配した案もあったようでうが、核爆弾(!)投下の際に気流の乱れが生じるとかで、上面に移されたようです。
そのレアな機体を発売してくれたのは、日本のモノクロームと言う会社なんですが、実は中国のトランペッターという会社の製品のOEM供給です。確かに国産キットに比べると見劣りする点もありましたが、レアな機体があるだけでも喜ぶべきなんでしょう。

ここから、簡単に私の画像合成の方法をご説明いたします。
使うソフトはAdobe Photoshop Elements。Photoshopは高くて高度なソフトですが、Elementsは安くて簡単なソフト。これで十分です。

1.私の一連の飛行機年賀状は屋外で自然光で撮った機体を使うのが持ち味になってますので、まず機体の写真を屋外で撮ります。



撮影場所は我家のベランダです。

2.ソフトを使って、1で撮った写真の背景を消して機体だけを切り抜き、レイヤーに保存します。



3.今回は機体の陰も使うので、それも切り抜き、別レイヤーに保存します。



4.背景を画像検索して探しておきます。今回は”飛行場”で検索してみましたが、高画素のはこんなのしか見つかりませんでした。



5.背景に2.と3.を乗せ、色調や明るさを調整します。陰は3.のままでは明るいので、ここで暗くするとともに、不透明度を下げて背景が少し透けて見えるようにしてリアリティーを高めます。
最後に賀詞を入れて完成! 何となく、路上駐車した戦闘機という感じになってしまったので、賀詞を大きめにしてごまかしてます。


因みに、去年までは干支に因んだ機体を製作して年賀状にしていました。
去年、2008年、丑年の年賀状はこれ。



プロペラ機の画像合成はジェット機に比べると手間がかかります。

2001年から2007年までの年賀状が、私のフォトギャラリー 「干支に因んだ飛行機年賀状」でご覧いただけます。

また、F-107の完成画像がもっと見たいという奇特な方は、同じく私のフォトギャラリー「North American F-107」でご覧いただけます。併せてどうぞ!
ブログ一覧 | 年賀状 | 日記
Posted at 2010/01/03 20:51:11

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

スイスポさんと出会って15周年記念 ...
㈱ヤスさん

おはようございます、🙇🏼‍♂️
138タワー観光さん

カーステ付け替え🪛〜その①
よっさん63さん

通勤ドライブ&BGM 8/21
kurajiさん

✨君がいない夏✨
Team XC40 絆さん

億万長者になるか?
アンバーシャダイさん

この記事へのコメント

2010年1月3日 22:28
F-107って、F-86なんかの子孫と言う感じの捉え方でいいのでしょうか?
前にも書いた気もしますが、私F-86好きなんですよね。
あの、先端が尖っていないところに何となく惹かれていまして・・・
しかし、ここまで手の込んだ年賀状は素晴らしいですね。
やはりお仲間の皆さんとは出来具合を競ったりするんでしょうか。
それも楽しそうですね!
コメントへの返答
2010年1月3日 23:49
連日のコメントありがとうございます。

ちょっと長くなりますがここでノース・アメリカン社(以下NA社)の歴史を語らせていただきますと・・・
まずその名を天下に知らしめたのは、なんと言っても大戦中最高の戦闘機とも言われるP-51マスタングでしょうね。大戦機では他に最初に東京爆撃に成功したB-25もNA社の機体です。
戦後になり、戦闘機もジェット化され、NA社はF-86を開発し、これは朝鮮戦争でMIG15と戦い、自衛隊にも配備されました。
その後、NA社は、戦闘機として初めて水平飛行で超音速を出せるF-100を開発します。この機体もF-86と同じように機首にエアインテークが大きく口を開けていました。ところがレーダーの性能が求められるようになると、どうしてもレーダーの直径が大きくなり、機首の片隅には置けなくなってきます。機首は大型化したレーダーの指定席になり、エアインテークは引越しを余儀なくされます。多くの機種は、単発エンジンの機体でもエアインテークを胴体の左右に設けましたが、どういうわけか、このF-107は胴体上面に持っていったようですね。
つまり、機体先端が尖るかどうかはレーダーとエアインテークの場所取りの結果です。
NA社はその後ロックウェル社と合併し、’96年に現在のボーイングに売却され、現在に至るようです。

長くなりましたが、F-107はF-86の子(F-100が長男でF-107は次男)くらいと考えていただいていいんじゃないでしょうか。
2010年1月4日 9:44
この戦闘機は初めて見ました。
ウルトラマンやゴジラに出てきそうな形なんですね。
しかし、上部にこれだけ大きいものがあると、後方視界が絶望的な気がします。
トップガンの映画を見たときに知りましたけど、パイロットって結構首を動かして周りを見ているようで。
前しか見ていないのだろうと思っていた私は、意外な発見でした。

ロービジになる前はこういう塗装もあったのでしょうか。
こっちの方が見栄えはよくて好きです。
コメントへの返答
2010年1月5日 23:28
そうですか、RinzouさんもF-107はご存知なかったですか。
F-86はSabre、F-100がSuper Sabreと呼ばれていたのはご存知だと思います。このF-107は一部でUltra Sabre と表記したサイトも見受けられます。
ですからウルトラマンに出てきそうなのは当然といえますね。実際、銀色の地肌に赤の帯は科学特捜隊のビートルによく似てますし、ウルトラマン自体がそうですからね。ひょっとしたら、このF-107がモチーフだったのかも? 偶然かな?

確かに後方の視界は得にくいでしょうね。でも、この時期は戦闘機といえども、格闘戦はあまり考えていなかったかも知れませんね。ファントムも固定武装を持ったのはやっとE型になってからですし。

現在の戦闘機のパイロットは、急激なGのかかる中で重い頭を動かして索敵するので丈夫な首が必要なんだそうです。

この塗装については試験機だからでしょうね。ちょうどベトナム戦争の時代ですから、仮に実戦配備されたとしたら、いわゆるベトナム迷彩だったでしょうね。F-107で検索すると、このキットをベトナム迷彩で塗装した作例もみつけられます。
2010年1月8日 23:16
遅コメ、失礼します。

これ、すんごいですね~\(◎o◎)/
ビックリです!
参考になります!

>飛行機年賀状を自分に課してからは確かに少なくとも年に一機は完成させるようにはなりました。

こちらも参考になります(^_^;)
罪(積み)ほろぼししないと・・・
コメントへの返答
2010年1月8日 23:58
ありがとうございます。

フォトギャラリー「干支に因んだ飛行機年賀状」の方もご覧いただけたでしょうか? 毎年、こんなことをやってます。
今年のはシンプルすぎてちょっと不本意な出来です。背景も普段から気にして探しておかないと、急に探しても適当なのはありませんね。

ザクとは違うさんも積みほろぼししてくださいよ。いっそ展示会に出すことを自分に課すとか。

プロフィール

「スポーク張替え後、塗装完了。」
何シテル?   08/06 21:31
昔、メルマガで漫画のコラムを書いてました。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17 181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

今年の年賀状 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/01/02 07:34:58
全日本模型ホビーショー 2015 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/09/30 22:59:15
 
クリーンでエコなnonchanとしては。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/06/06 20:04:24

愛車一覧

BMW 5シリーズ セダン BMW 5シリーズ セダン
E39の大人しさの中にもキリッとしまったところのあるデザインが好きです。アメリカでは不人 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation