
まだ例の森でサンコウチョウを狙ってるカメラマンさん達もいらっしゃいます。新たな巣があるのかどうかは分かりませんが、池に飛び込むところをカメラに納めようと粘っていらっしゃるようです。来るのか来ないのか分からないものをじっと待つ根気は私にはありません。
カメラマンさん達は仲間同士で、よく撮影旅行の話をしていらっしゃいます。北海道だとか島根だとか・・・。羨ましいけど、そこまでする気もないんですよね。
こんな時は松尾池。そう言えば夏に松尾池でカワセミを撮ったことがない。暖かくなると池のどこでも小魚が捕れるようになって、エサ場に寄りつかなくなってしまうということでしたから、期待せずに出掛けてみました。行ってみると、カメラマンさん達も何人かいるし、カワセミも来るじゃないですか! しかもどうやら世代交代してるようです。
昨年のいつ頃だったか、松尾池に珍しく私より若いカメラマンの人がいて、彼の自信作を見せてもらったことがあったんですが、それがカワセミが魚を咥えて水面から出る瞬間をとらえたみごとな写真でした。早速、撮影データを尋ねると、シャッタースピード(以下「SS」)は何と1/8000秒! 私はせいぜい1/2000秒くらいでしか撮ってませんでした。そうか、SSが問題だったのか。今回はその教えを取り入れてチャレンジ。
連続写真風にご覧いただきましょう。
カワセミに日が当たっていないのがお分かりいただけると思います。この日は曇天でした。ISOを6400まで上げてもSSは1/5000が限界。画像が粗いのはそのせいです。
三脚にカメラを乗せ、画角を広めに取ってダイブの瞬間を待つわけですが、いつ飛び込むのか分かり難いものです。でも、今回、一つの前兆を発見しました。この写真と上の写真を見比べてください。尾が上がっているのが分かりますよね。どうやらダイブの直前には尾を持ち上げるようです。
降下中。
水面に突き刺さる直前。まさに弾丸。クチバシを閉じた方が空気抵抗は減るでしょうが、それでは小魚を咥えられない。半開きにして咥える準備をしています。
全身が水没した瞬間。水しぶきが上がります。
水から飛び出した瞬間。この時は狩りに失敗したようです。
理想としては、カワセミの目が水しぶきで隠れない写真が撮りたいところです。それが撮れるか撮れないかは偶然でしかないでしょう。つまり数撮るしかない。
枝に戻る。1/5000秒だと羽もほぼ止まって見えます。
以上を合成してみました。三脚に固定して広めに撮るとこういうことができます。
別の日に再チャレンジ。
他のカメラマンは帰ってしまって、私一人。だから好きな位置から撮れたんですが、時間は午後の4時。撮影場所は陰ってしまい、この日もISO6400でSSは1/4000秒が限界。
これも狩りに失敗して枝に戻るところです。まだまだ子供ですからね。1/5000秒に比べるとやはり被写体ボケが感じられるでしょうか。
上の写真の続きです。水から出たところも含めて合成するとこうなります。
カワセミ君の名誉のために、狩りに成功したところも。
上の写真の続き。つまり上の状態の1/4000秒後ってことですね。
これも合成すると。
何とかコツはつかめたような気がします。あとはドピーカンの日を選ぶだけ? せめてISO1600で撮れたら滑らかな写真になるはずなんだがなぁ・・・。
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野鳥 | 日記
Posted at
2013/08/01 00:34:38