
既に先週の土曜のできごとになりますが、私にとって恒例の地元の模型サークル 岐阜コクピット の展示会に行ってきました。
今年のテーマは「ドイツ機」。正直、ど真ん中過ぎてヒネリがないなぁ・・・とも思いました。展示された機種も予想通りのではありましたが、手の込んだ傑作ぞろいでした。
まず、会場に入って正面のテーブルにあったのがこれ。
ずらりと4機並んだFw(フォッケウルフ)190D-9。通称「長っ鼻」。タイトル画像はその内のエンジンまで再現された1機のクローズアップです。
ミラーの上に乗せて、機体下面の赤白の派手な塗装が分かるようにしてあります。なんで、大戦機なのにこんなに派手な塗装なのか? 大戦末期、ドイツ軍は世界最初のジェット戦闘機Me262を戦線に投入します。ジェットですから上空に上がってしまえば高速ですが、Me262の離着陸速度はえらく遅い。大戦末期ですから連合軍の戦闘機もすぐそこまで来ていて、その離着陸時を狙い撃ちされてしまう。そこでそれを援護するために投入されたのがこれらのFw190Dです。つまり飛行範囲が自軍の基地のすぐそばに限定されるため、自軍の対空砲火に間違って狙われないようにするために派手な塗装にしてたんですね。
入口左側にあったのはこれ。
左の写真はちょっと分かりづらいかも知れません。拡大してご覧ください。5つのメーカーの1/72のFw190Aがアクリルのケースに12機納まっています。それを何と4日間で仕上げたそうな! ひょっとするとこのアクリルケースもその4日間の中で?
見事なメタリック塗装のFw190D-9。キットはハセガワ1/32。石坂浩二らが主催したロウガンズ杯の出品作だとか。添えられたフィギュアは、鏡面に顔を写す姿を表現しているんでしょうか?
タミヤ 1/48 He162A8。
奥にずらりと並んだエンジンにご注目。
改造して爆弾を詰め込んだJu-88の上にFw-190Aを乗っけて、途中で機体を切り離して帰還させようとして作られたミステル。ミステルは”見捨てる”ではなく、ヤドリギの意。予想通り、大した成果はなかったようですね。日本軍もそうですが、敗色濃厚になってくると悪あがきのゲテモノが出てくるもんです。
しかし、このエンジンの工作はどうだ! これで1/72!?
黄の14は”アフリカの星”ハンス・ヨアヒム・マルセイユの乗機。アフリカで戦死するまでに158機を撃墜。ハンサムでプレイボーイとしても知られるパイロット。
顔写真は
こちら。(Wikipediaより)
岐阜コクピットの会のドイツ機はここまで。
シュコー 1/72 ドルニエ Do-X。
このキットの完成品を見るのは初めて。宮崎アニメに出てきそうな機体です。
1/72 シーファイア Fr Mk.47 スペシャルホビー。
そう言えば、最近、のんパパさんとこでこいつの話をしたばかりでしたな。二重反転6翔はスピットファイアの最終形。
1/48 アブロ・ヨーク タミヤ改造。
あれっ、タミヤでこんな機体ってあったっけ? と思ってよく読むと、動体はスクラッチだと書いてありました。主翼とエンジンをアブロ・ランカスターから持ってきたってことなんですね。しかし、1/48の機体をスクラッチかぁ・・・。凄いなぁ。
1/48 ボーイング・バートル アカデミー。ローター基部と内部の作りこみが驚異的!
1/144 U-120 レベル。
こうして宙に浮かんでいる潜水艦は宇宙船みたい。
岐阜コクピット2014で御紹介した1/200空母「隼鷹」が再び展示されていました。さらに制作は進んでいました。
艦載機もいっぱい乗ってます。改めて言いますが、船体は木製ですが、上部構造は紙です、紙。
木と言えばこんなのも。これは観客の目を集めていました。モスキートが木製だったことはよく知られていますが、機体の半分を実際に木で構成したモデル。ま、実際は合板でしたから、こんな1枚板ではなくジョイントの線があったはずだとは思いますが。面白い試みだとは思います。
みんカラですから車もね。1/12 ベントレー 4.5L エアフィックス。金属部品が多様されてます。
左が、1/24 アストンマーチン DBS タミヤ。右は、1/24 SLS AMG フジミ。
アストンは私のあこがれの車です。2台ともきれいに塗装されてます。
最後にこんなのも。
1/72 VF-25 F/S メサイア ハセガワ。「超時空要塞マクロス」に出てくる機体というか変形ロボットですね。こういうものには手を出さないでおこうと決めていましたが、これはこれでなかなかいいではないか。
さて、人様の傑作は一杯拝見させていただいたし、どれ、放置してるアレの箱でも開けてみるか。
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Posted at
2015/04/12 08:54:44