
マックループ(Mach Loop)を意識し始めたのはいつ頃だったろう? そんなに昔のことじゃない。ここ3年以内のこと。
え、マックループって何かって? ま、ご存知なくて当然。マックループってこんなところです。
YouTube で Mach Loop を検索すると一杯動画が出て来ますが、その中でも一番再生回数が多いのが上の動画。
この時は、たまたま米空軍のF-15が訓練してたようですが、主には英空軍が低高度の飛行訓練をすることで有名な場所。山に登れば、低高度飛行訓練をする機体が、水平か見下ろしで見られる。それも間近に。行きたい! そして、撮りたい! 段々、マックループが頭から離れないようになりました。
4月になり、私も定年退職の年度を迎えました。転職先を探すためという名目で数日の特別休暇がもらえ、定年の記念なのかわずかな金額ですが、旅行の助成券ももらえます。
よ~し、その休暇を利用してイギリス行っちゃうぞ!と思い始めたのは昨年度。
そしてタイミングよく発行されたこの本が更に強く背中を押してくれました。
模型雑誌ホビージャパンが発行する ホビージャパン・ネクストの英国特集2017。
イギリスの航空機関係の博物館の情報や行き方までまとめてあって非常に参考になりました。
よし! マックループと航空博物館巡りだ!
バッカニアや
TSR-2も見てやるぞ!
そしてその旅行のために最初にしたのがスマホの買い替え。
機種は、老眼のせいもあって、大きめの画面のiPhone8 Plus。
拾ってきた画像じゃありません。リアルに私のiPhone。くだらないアプリを見られるのはちょっと恥ずかしいな。あ、アンパンマンのアプリは、孫を遊ばせる用ですから。
イギリス行くのに、何でスマホの買い替え?と思われるかも知れませんね。
できれば国内で使っているスマホをそのままイギリスで使いたい。そのためには、新しめの機種でないと不都合があるらしいってことを知ったからです。そして、もう一つの理由は・・・。下の地図をご覧ください。
下の方のFがヒースロー空港。ここに飛行機で着くわけですね。そして左の方のCがマックループ。国立公園の中のようです。日本では考えられませんが、イギリスじゃ国立公園内で軍用機の低高度飛行訓練をしてるようです。
で、そんな田舎ですから、車で行くしかない → レンタカーで行く → ナビがいる → スマホのアプリをナビ代わりに
ってことで、大きめのスマホに機種変したわけですね。
ということで、スマホの機種変に次いでしたことは、パスポートと国際免許の取得。
私が最後に海外に行ったのはもう30年以上前のニューヨーク。当然、パスポートは失効していますから、再申請しました。
そして国際免許証。これは自分でも初めて見ました。表紙のサインは知事の名前。県単位で発行されるんですね。手数料は2,350円。有効期間は発行から1年。
ここまで準備はしたものの、今年度中はいいんだけど、いつ頃がいいのかが決まらない。マックループの訓練も博物館も一年中やってる。寒いから真冬は避けるとしてもいつがいいんだろ?
で、何がきっかけだったか忘れましたが、ファーンボロー国際航空ショーを思い出したんですよ。フランスのパリ国際航空ショーと交代でやってる航空ショーですが、今年はイギリスの開催年。
これだ!と思いましたね。これに合わせて渡英してこのショーも見ればいい。
で、以前からマイファンに登録させていただいてる
渥美格之進さんが、ファーンボロー国際航空ショーに行かれたことをブログにしていらっしゃったはずと思い、改めて検索してみると、これは私の記憶違いで行かれたのは2年前のRIAT。
「RIATって何なの?」でしょうね。
RIATは、Royal International Air Tatoo の略で、世界最大の航空ショーです。
ここで気になるのは Tatoo の意味でしょうね。もちろん、おなじみの刺青の意味もありますが、調べてみると・・・
1 【陸海軍, 軍事】 (夜の)帰営らっぱ[太鼓]
2 (警戒などの)太鼓の音; ドンドン[コツコツ]たたき続ける音 ⇒ devil's tattoo.
3 《主に英国で用いられる》 (軍隊で)夜間の催し物 《音楽・行進などを行なう》
このうちの3の意味でしょうね。語源はオランダ語だそうです。
ここで昨年のRIAT2017の様子をYouTubeから。離陸シーンばかり集めたものです。
もうワクワクしてきます。こうなると、RIATがこの旅行のメインになりそう。
しかも! 本当に事前には知らなかったことなんですが、偶然にも、今年はRAF(Royal Air Force:英国空軍)100周年! これを知った時は、天が私に行けと言ってると感じましたね。
これは渥美格之進さんに根掘り葉掘り聞かねばと思い、さっそく友達申請をし、快く承諾していただきました。
2年前に渥美格之進さんがRIATに行かれたときの様子は
RIAT2016 1日目その1 地上展示編 あたりから読んでいただくとよく分かりますが、読売旅行のツアーに参加して行かれたとのこと。そして今年はその時点で既にツアーは売り切れのこと。
このツアーはRIATの観覧に特化したツアーで、一番いい席で連日観覧。ホテルも一流で会場まではバスで送迎で言葉の問題もなし。私も最初からこのツアーのことを知っていて、RIATが目的だったら申し込んでいたかも。
とにかく、RAF100周年ということであれば、早めにチケットを確保せねば! そう、空自の航空祭に慣れた私には戸惑うことですが、RIATは有料でチケットがいります。
RIATのホームページでチケットを確保。ちょっと奮発してスタンド席も予約しました。入場料と合わせると、日本円で1万3千円以上です。安くはない。でもこの機会ですから仕方ない。
因みにRIATの会場になるフェアフォード空軍基地は、上の地図のAです。
よしっ! これで核となる日程が決まった。後はマックループと博物館の日程をどう配置するかだな。