
前回の続きです。
今回は機体内部の塗装と組み立てから機体外部の塗装の直前までです。
ですが、その前に一つ動画をご覧ください。
今は誰しもキットを製作する際には雑誌やネットで、資料とかお手本とか参考事例を調べてから臨まれると思います。私もそうしてます。で、今までは人様のブログを参考にすることが多かったんですが、最近は結構動画も上がってますね。今回製作しているエアフィックス1/72のB-17Gもいくつか動画がありますが、その中でも面白いと思ったのがこれ。
BGMに大袈裟なクラシックが流れていて、スルスルとパーツが自動的に組上がって行くみたいで面白い。キット製作もですが動画編集にはかなりの時間がかかっていると思います。
この動画の中で興味深かった点が二つありまして、一つはこの9分4秒あたりの作業。
機銃のパーツを分割して、後から銃身を差し込めるように加工してるわけですが、最初見た時は何のためにこんな面倒臭いことをしてるのか分かんなかったんですよね。でも実際に自分で作ってみると、よ~く分かりました。
このキットに限らず、機銃は胴体の左右のパーツを接着する前に取り付ける必要がある。ところがそうすると、機体から突き出た機銃が機体全体の塗装の際にじゃまで仕方ない。実際、私も苦労しましたし、数本の機銃を折ってしまいました。
で、折れた機銃はこの動画のように芯にピンバイスで穴を開けて金属線を入れて修復しようとしたんですが、こんなに細い銃身の中心にきれいに穴を開けるなんて無理。適当にごまかしてます。
もう一つは下の2分58秒前後の作業。
これは何をやってるかてぇと、リベットが打ってある部分の機体外板の凹みを表現しようとしてるんですね。丸い刃のナイフでリベットの列の部分を削り、その後リベットルーラーでリベットを打っています。
リベット表現ががあった方がいいと思うモデラーさんも多いでしょうね。私はやりませんが。
動画としても力作ですから、あまり人様の作品をとやかくは言いたくありませんが、最終的な仕上がりは、何かくどくて、私の好みではありません。
ここからやっと私の製作記。
組立説明書(以下、組説)通りに進めると、まずこの爆弾倉のセクションから組み立てることになります。
主翼を差し込む桁が出ていて、主翼の上反角がピタリと決まるようにできています。
上の動画では爆弾は最後の方に取り付けてましたが、組説ではこの段階でとなっています。爆弾にデカールを張り付けると、リアリティーが高まります。
機内の色ですが、私は組説が指定する色で塗っていますが、上の動画ではシルバーを塗っていますね。これはおそらく現物でも色々とあって、決められないんじゃないかと思います。特定の機体の確実な資料があればその色を塗るしかありませんが、分かんないなら、それらしい好きな色を塗ればいいってことでしょう。
後はダラダラと見ていただきましょうか。
一応、リブに墨入れをしてる程度で、後は組説の指示通りの色を塗ってますが、予想以上に完成後に内部は見えません。ですから、この辺は全く力を入れてません。通信室なんて塗るだけ無駄。もっと手を抜くんでした。
そして、内部が完成して左右の胴体を張り合わせ、合わせ目をペーパーで消したりして、開口をマスキング。
突き出した機銃をマスキングしてるのがお分かりいただけると思います。
操縦席や機首の側面などが黒くなってるのは、クリアパーツの透けを防ぐために黒を塗ったためです。
B-17に限らず、爆撃機には細かい窓がたくさんありますが、それを一つ一つマスキングするのは大変。
エデュアルドから出てるこのキット用のマスキングシール。これがなかったら、特に球形銃座のマスキングなんて無理でした。ありがたかった。
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2019/08/25 19:22:35