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イイね!
2023年03月18日

Winny

Winny 映画「Winny」を観てきました。
これから観に行くおつもりの方には申し訳ありませんが、最初に言っちゃいますけど、映画としてはつまんなかったです、はい。期待して観に行ったんですが残念でした。

ご存じかもしてませんが、Winnyを開発した金子勇は著作権法違反幇助の容疑で逮捕され(2004年)、一審(京都地裁2006年)で敗訴しますが二審(大阪高裁2009年)で勝訴し、最高裁(2011年)で無罪が確定しています。弁護側の「金子は道具を作っただけで著作権法違反幇助はしていない」という主張が通ったわけですね。



この映画、ほとんど一審での敗訴までで時間を使い尽くし、その後はいきなり時間が飛んで金子の葬式の場面で締めくくります。最高裁の無罪判決までを丁寧に描き、カタルシスで終わればもっと一般受けする映画になったような気もしますが、映画の趣旨として金子の逮捕によって日本のプログラム開発が委縮したことを訴えたいのであればこれも有りかなとも思えますが。

でも、今回のこのブログのカテゴリは「映画」ではなく「音楽」にしております。
タイトル画像は今も現役の私の iPod classic です。こんなん今でも使ってる人いるのかなぁ?
この薄汚れた古い iPod をいつ買ったかですが、長いこと みんカラ をやってると振り返りが楽ですね。

4,800円で iPod Classic が新品に

2013年1月のブログです。てことはこの iPod 、10年もったってことか! 凄えな! まだまだ行けそうだし。
(因みに上記のブログは私のPVトータルの第二位に輝いております。さすがに最近はPVも伸びてませんが)

映画の中で留置所の看守が、留置されてる金子に「俺もWinnyには世話になったんだよ。無修正のアダルトビデオでな。」なんて声を掛ける場面があります。
実は私も動画ではありませんが、Winnyには大変お世話になった過去があります。音源のデジタル化においてです。

みん友のnonchan1967さんもカセットテープの編集の話をブログに何度か書かれてますが、私も同じようなことしてました。
ちょうど私が大学に入学した頃にレンタルレコードショップが登場し、せっせとレコードを借りてはカセットテープに落として、それを車で聞くと言うことを繰り返していました。
1982年にCDが登場し1991年にはCDが音源メディアとしてトップの座についたようです。でも車で聞く音源はまだまだカセットテープでした。アナログ音源とデジタル音源が混在していた時期ですね。考えてみれば私の子供たちも生まれた時からデジタル音源だけに接していたわけじゃありませんね。ドブに捨てたような無駄な投資でしたが、幼い娘にカセットテープの英語教材を買った覚えがあります。あ~、もったいなかった。
でも、いまや酔狂な人を除き、アナログ音源を再生できる機器を維持していらっしゃる方はほとんどいないでしょう。てことは、どこかでアナログ音源を捨ててデジタル音源に乗り換えた時期があるってことですよね。

その時期なんですよ、私がWinnyにお世話になったのは。
かつて私もそこそこの数のカセットテープを保有していました。更にその元はと言えばレコードであったりFMラジオのエアチェックであったりです。

街中や電車の中で耳にイヤホンをしてiPodを聞いてる人を頻繁に見るようになって気づくわけですよ。これはやばい! 早く自分のアナログ音源の、できればその全てを一早くデジタルに変換せねば、いずれ何も聞けなくなるぞと。 

で、すぐに思いつくのがレンタルショップでかつてのアナログレコードがCD化されたのを借りて(借りなおして?)改めて何らかのデジタルデバイスに落とすことですね。
今なら過去のマイナーなアルバムも割とCD化されているようですが、この頃はメジャーなアルバムしかなく、過去のアナログ音源の全てを網羅することは困難でした。それにレンタル料金がバカにならない。そこでWinnyですよ。
しかもWinnyなどのファイル交換ソフトの違法性の匂いを嗅ぎ取っていた私は、自分の手が汚れるのを嫌って、自分が欲しいデジタル音源の収集をパソコンに詳しいM君に発注していました。

私が欲しい音源をM君にメールで発注 → M君がWinnyで探してクラウドの倉庫に保管 → M君から私に探してた音源いつものところに保管しておいたよのメール → 私が倉庫からダウンロードしてデジタルデバイスに落とす

こんなことを繰り返し、私のアナログ音源のほぼ全てがデジタル化されました。
まあ、M君は日本封切り前の映画をWinnyで観れたとか自慢してましたから、違法性は気にしていなかったようではありましたが。
この頃は字幕職人とかいう人もいて、日本で封切りされていない外国映画にきっちりと日本語字幕を付ける人がいたりして、一部の人たちからありがたがられていました。そんな時代です。

しかし、いまやサブスクですよ。こんな時代になるって予想できました? 音源を所有しないんですよ。確かにこれだけの通信環境が整えば、検索してすぐに目的の曲を再生できるのかも知れませんが、10年後、20年後に同じようにすぐにその曲を聴けるんでしょうか? それが保証されるなら、どんな曲であろうが動画であろうが、オリジナルが世界に一つだけあればそれで済むわけですけどね。
娘はもっぱらサブスクで音楽を楽しんでますが、所有しないってことに不安は感じないのかな? 

それとサブスクについてもう一つ。アルバムという音楽の単位が無くなりつつあるのではないでしょうか? サブスクって基本的に1曲単位と言うかバラ売りだと思ってるんですが、違いますかね?

ま、私には聞き続けた曲の資産がたくさんあるから、サブスクがどうなろうと知ったこっちゃないか。
ブログ一覧 | 音楽 | 日記
Posted at 2023/03/18 22:53:35

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green_openmindさん

この記事へのコメント

2023年3月20日 9:55
私はWinnyは使ったことなかったですねぇ。
いろいろと興味はあったのですが。
でも使いこなせていたら、いろいろと良い面での利用方法もあったんですね。

サブスク、今の時代には合っているんでしょうけど、確かにアルバム通しての世界観なんてのが伝わりづらい時代にはなっているのかもしれません。
ちなみに私はいつもApplemusicで歌謡曲のステーションなんかを聴いております(汗)
コメントへの返答
2023年3月23日 23:23
コメントありがとうございます。
いろいろありまして返信が遅れました。何があったかは、次回当たりのブログで。

確かに便利なソフトでしたよ。探せば大抵の楽曲は見つかりましたし。
しかし、良い面での利用ってのが思い浮かびません。社内でサーバーを置かずにファイルの共有とかにも使えたはずですが、Winnyをそんな健全な方法で使ってる人の話を聞いたことがありません。

かつてはアーティストやプロデューサーがアルバムコンセプトを立ててからアルバムを制作することが一般的だったと思いますが、現在も同じようなことしてるんでしょうか? サブスクで一曲一曲をバラ売りしてる状態ではアルバムと言うパッケージに意味が無くなっているような気がします。

私はもっぱら Youtube Music を流しながら作業しています。気に入った曲は「イイね!」ボタンを押して記録し、後で聞き直して所有欲が湧いたらダウンロードしています。

プロフィール

「この後の展開を見て子供たちは何を学ぶのか。結局、正しい正しくないではなく、「長い物には巻かれろ」が賢い選択であるという処世術を学ぶんだろうな。」
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