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成田のオッサンのブログ一覧

2011年05月30日 イイね!

銀残しで撮る円空仏

「銀残し」ってご存知でしょうか? Wikipediaから抜粋ですが・・・

銀残し(ぎんのこし)は、フィルムや印画紙での現像手法の一つで、一般的に映画の現像で行われるもののことを言うが、写真のカラープリントでも同様の作業が可能である。英語ではブリーチバイパス(bleach bypass)と云う。この作業により映像の暗部が非常に暗くなり、画面のコントラストが強くなるので引き締まった映像になる。又、彩度の低い渋い色にもなる。
1960年の日本映画『おとうと』(市川崑監督作品)で、初めて実用化された。
日本で生まれた技術だが、世界中で使われている。大映社員のカメラマン、宮川一夫がこの手法を完成させた。この手法は輸出されアメリカ映画『セブン』で用いられた。

ま、とにかくモノクロっぽく渋く写る現像方法なんですよ。私が昨年末買った、ペンタックスのK-5というカメラには、この銀残しで撮るモードがあり、ネット上でも作例が多くアップされています。そして、この機能を生かせる被写体として私が前から目を付けていたのが円空仏。

円空ってご存知ですよね? 親しみを込めて円空さんと呼ばれたりもしますが、江戸時代の修行僧で全国を歩き、行く先々で仏像を彫り、その総数は12万体とも言われています。
この円空が生まれたのが私の実家のある羽島市で、実家から車で15分ほどのところに円空仏を展示した中観音堂というお寺(?)と円空資料館があります。4年前に前のカメラを買ったときもここで円空仏を試し撮りしましたが、今回はその時以来。

温帯低気圧の影響で時折強い雨が降る先週の土曜。観覧者は私一人。暇そうな留守番のおばちゃんが出迎えてくれました。
そのおばちゃんに恨みはありませんが、悲しかった。円空仏が木の格子で囲われていたんです。4年前は遮るものは何も無く、触りはしませんが触ろうと思えば触れる状態だったのに。しかも300円取られました。前回は無料だったのに・・・。

格子の間からレンズを突き出して撮った写真を、”銀残し”でご覧ください。



十二面観音像。円空仏で最大のものだそうです。



聖徳太子像。やさしい顔立ち。



金剛力士像。これは力強い。



上の金剛力士像の顔。いかめしい顔。これだけは4年前に撮った写真です。銀残しでもありません。



護法神像(の複製だと思う)。ここからは、隣接する資料館の仏像です。名古屋市中川区にある荒子観音にある仏像(の複製?)です。円空らしい作品の一つ。



円空仏の分布図。中部地方を中心に北は北海道、南は四国にまであります。そのまま円空が歩いた範囲です。
因みに、円空(えんくう、寛永9年(1632年) - 元禄8年7月15日(1695年8月24日))。間宮林蔵(まみや りんぞう、安永9年(1780年) - 天保15年2月26日(1844年4月13日))。
円空が北海道(当時は蝦夷)を歩いたのは、間宮林蔵のずっと前。



自刻像。自分で自分の顔を描くのは自画像。自分の像を彫るのは自刻像と言うらしい。



これぞ円空仏の真骨頂! 木っ端を刻んだ仏様(これも荒子観音所蔵の複製)3体。円空はとにかく手当たり次第に仏を彫りました。



上の3体の真ん中の仏様のクローズアップ。やさしい顔をしています。

最後に愛車も銀残しで。久し振りに愛車を撮りました。銀残しだと汚れもキズも隠れて、渋くてシャープに見えるぜ。





Posted at 2011/05/30 23:38:35 | コメント(2) | トラックバック(0) | 写真 | 日記
2011年05月27日 イイね!

おばあちゃんの存在・・・・抜書き(その4)

もう10年以上前ですから本の名前も忘れてしまいましたが、ある生物学の本を読んでいたら、人間を他の哺乳類と比較したときの二つの大きな特徴について書いてありました。

一つは、雌雄の固体の大きさにあまり差がないこと。
オットセイなどの、ボスのオスが群の中のメスを独占するような動物は、オスとメスの固体の大きさに差があり、ひどいときはオスがメスの6倍もの体重になるそうです。他のオスとの戦いに明け暮れるわけですから、そうなってしまうんでしょうね。それに比べれば確かに人間の男女の大きさの差はたいしたこと無い。

もう一つの特徴は、おばあちゃんが存在すること。この時、初めて知ったんですが、おばあちゃんがいるのは、哺乳類の中でも人間だけなんです。そしておばあちゃんの存在が人類の発展にどのように関わっているのかは、まだよく分かっていないと書いてありました。

ここから昨日に引き続き、内田亮子著「生命をつなぐ進化のふしぎ」から引用しつつ、これについてご説明します。

半世紀にわたる野生チンパンジー行動生態調査を統合したものによると、チンパンジーの雌は約13歳で最初の子供を産み(最も若いのは9.5歳)、40代から出産は顕著に減少するが繁殖は一生可能である。高齢出産は49歳、55歳の記録がある。飼育下のチンパンジーとゴリラの雌で閉経の事例は報告されているが、野生チンパンジーの雌では繁殖能力が完全に停止する前に死亡するのが一般的である。

ちょうど、今夜、50代の女性が妊娠・出産するってドラマ「生まれる」をやってますが、人間より寿命の短いチンパンジー(野生の死亡年齢の最頻値は15年で、飼育下だと42年)でも50代の出産例があるのには驚きました。
そう、ここで言うおばあちゃんとは、生殖能力を失った、つまり閉経後の女性のことをさします。そして、閉経後のメスが長生きするのは人間だけ。逆の言い方をすると、他の哺乳類は、人間にごく近いはずの霊長類も含めて、メスは繁殖において生涯現役ってことのようです。

どうして人間にだけおばあちゃんが存在するのか? 昔読んだ本にはその理由はまだよく分からないと書いてあったと言いましたが、この本には答えらしきことが書いてありました。

子どもとの関係で母親以外にどの大人が側にいることで子どもの生存率があがるかという問題について45の調査集団の研究をまとめてみると、血縁関係者が少なくとも誰か一人いることで、生存率が上がる傾向がある。とくに母方の祖母、そして同居する兄弟姉妹は役立つようだが、父方の祖母の効果はバラツキが大きい。父親のポジティブな貢献を確認したのは3分の1に過ぎず、これまでのところあまり役に立っているという証拠は多くない。

おばあちゃん、それも母方のおばあちゃんが孫の側にいるってことは、子どもの生存率向上に大きく関わってるようですね。それに比べて父親の影の薄いこと・・・・。おばあちゃん以下かよ!

もちろん、おばあちゃんにとっても孫といることはメリットがあります。

現代人は、繁殖機能と身体全体の老化の進行を切り離して寿命を延ばした。この進化説明については、さまざまな議論がなされている。なかでも女性の閉経後の人生の適応的意義について説明を試みる「おばあちゃん仮設」はよく知られている。これは自分自身は繁殖能力をもたないが、子どもや孫の生存を助けることで共有する遺伝子の複製の確率を高めるという血縁選択理論での説明である。
Posted at 2011/05/27 23:50:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | 読書 | 日記
2011年05月26日 イイね!

パートナーと生きる・・・抜書き(その3)

パートナーと生きる・・・抜書き(その3)小説も読みますが、最近は生物学や経済関係の本を読むことが多い私です。
しかし、世の中にはいろんな学問があるもんですね。今回を含めて3回に渡ってご紹介するのは内田亮子著「生命をつなぐ進化のふしぎ」という本の一節なんですが、サブタイトルには「生物人類学への招待」とあります。
文化人類学は聞いたことありますが、生物人類学・・・さて? 

抜書きは、今日のブログのタイトルにもなっている「パートナーと生きる」と題された章の一節で、ダンバーという研究者の成果についての記述。

 興味深いことに、食べ物、身体の大きさ、そして捕食者との関係も大きく異なるにもかかわらず、それぞれの動物群内で雌雄のつがい(ペア)がユニットとなって生活している種が他よりも身体の大きさに比して顕著に大きな脳を持つ傾向が明らかになったのだ。鳥類では、単年でつがいになる種よりも、何年にもわたってつがいを続ける種の脳の方がさらに大きい。
 ペアになる種が大きい脳を持っているのは、鳥や霊長類では雌雄両方による子育てと関係するのではないか、とも考えられる。しかし、肉食動物と草食動物では雄の子育て関与はほとんどないので、それだけではないらしい。そこで、異性のパートナーとうまく暮らす、連れ合うということ自体が、脳にとって大変な負荷のかかることで社会情報処理の必要性が高いという可能性が浮上してくる。因果関係については更なる検証が必要ではあるが、興味深い研究成果である。


さらに別のページにはこんなことも書いてあります。

 現代人の脳の容量は体重のほぼ2%なのに対し、摂取されるエネルギーの25%を消費しており、非常に燃費が悪い臓器である。

これは現代人の例ですが、脳のランニングコストが高いのは生物全般に当てはまることでしょう。
つまり、生物は社会性を帯びた生活、その中でも特に固定的なパートナーとうまく生きる技術を磨くために、ただでさえコストがかかる脳と言う臓器を更に大きくしてきたらしいということのようです。
その見返りは確実に自分の子孫を残すことでしょうね。乱婚であれば自分の子であるかどうか分かりませんからね。

しかし、考えようによっては、そうまでして特定のパートナーと生きなきゃなんないの?って気もしますよね。何となく・・・・悲しい進化のような気も・・・・・。

 
Posted at 2011/05/26 22:51:13 | コメント(2) | トラックバック(0) | 読書 | 日記
2011年05月16日 イイね!

もみまん

もみまん正直に言ってごらんなさい。タイトルから変なこと想像したでしょ?
「もみまん」と言えば、普通は もみじまんじゅう ですよね。

先週のことですが、次女が中国地方の修学旅行に出かけました。そして私へのお土産が画像のほろ酔いもみじ
これって、ご存知でしたか? 私は知りませんでした。


メーカーのホームページの丸写しですが・・・

広島銘菓もみじまんじゅうをミルクチョコレートでコーティングし、アルコール度数37%ドーバー社のデミセックブランデーVOにつけこみました。
金色の袋を開けると、ふわっと辺りに漂うブランデーの香りが自慢です。
ほんのり大人の味の、当店オリジナルもみじまんじゅうはいかがでしょうか。
冷蔵庫で冷やしてお召し上がりください。より一層おいしくなります。


冷蔵庫で冷やすといいって書いてあるんで、さっき冷蔵庫から出して食べてみました。
確かにブランデーの香りはしますが、まあ、正直、どうって事ないですね。もっと酒っぽさがあるのかと期待してたんですが、そんなことはないです。子供でも食べられそう。包装にも「お子様やお酒の弱い方はご注意ください」と書いてはありますが、子供が食べることを禁じてはいませんね。

で、私へのおみやげは、これ1個・・・・・・・・。

ま、「うまかった」とは言っておきましたが。
Posted at 2011/05/16 23:41:02 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2011年05月14日 イイね!

何でこれで泣けるんだろう?

ええ、もう旬はとっくに過ぎてるのかも知れません。今更の話題だと思います。何せ私が初めて見たのは1週間ほど前のことですので、大目に見てお付き合いください。

何のことかって? 九州新幹線のCMのことです。
最初に見たのはmixiのどなたかの日記でした。いいCMだと噂だけは以前から聞いていました。泣けるCMだとも。
そのせいか、最初に見たときから、ウルッと来ちゃったんですよ。
そして今日。家族で遅い朝食を食べながら見ていた情報番組でそれが流れました。
不覚にも家族の前で涙が・・・・。これはホントにやばかった。



「パパ(そう呼ばれてるんです)、何で泣いてんの?」

今回ばかりは家族の疑問ももっともだと思います。何でこれで泣けるのか、自分でもうまく説明できない。自分でもこんなことで泣ける男だとは思ってませんでした。それが、最初に見たとき、家族でテレビで見たとき、そしてバカバカしい事に、この日記に貼り付けるためにYouTubeで見直したときにも・・・・涙が・・・。ああ、情けない。

皆が一つになって喜んでるのに感動したから? もしそうだとしたら、私は私が嫌いな奴だったってことになりますが。
ノスタルジーから? 私は新幹線の駅がある羽島市で生まれ育ちました。新幹線の線路まで2㎞ほどのところです。東海道新幹線の開通は保育園に通ってる頃。親父と一緒に見に行ったっけ。しかし、泣いてるのは他の地域の若い人も大勢いるみたいだし・・・。

何で泣けるのか、誰か説明して。

ついでに、関連情報。これも面白い。







最後に余談ですが。世の中には商機と見たら即座に動く人がいるもんだと驚きます。
明日まで開催されてる静岡ホビーショーにこんな鉄道模型が出品されてるようです。



見えにくいと思いますが、ただの九州新幹線じゃありません。CM撮影に使われた車両そのままの塗装です。
Posted at 2011/05/14 21:37:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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何シテル?   06/01 22:08
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