
まずは、みん友の ひろ@V60 さんにお礼を申し上げます。昨日の ひろ@V60 さんのブログ「
白いツバメ」のコメントでのやり取りの中で、庄内緑地公園のノゴマが話題になってるってお話を聞かなければ今日の収穫はありませんでした。ありがとうございました。
その庄内緑地公園、私の職場から地下鉄で2駅のところ。もちろん、今までにも何度か行ったことがあります。若いころはここでマイルス・デイビスの野外コンサートも見たっけ。近年は野鳥撮影にも二度ほど来たかな。でもその時には大した収穫も無く、わざわざ行くようなところではないと決めつけていました。
庄内緑地公園のノゴマも知らなかったわけではありません。名古屋市西区のフリーペーパーが7月号で庄内緑地公園の野鳥の特集(と言っても2ページだけですが)を載せていて、その中でノゴマについても触れていましたが、飛来は11月と書いてあって、その頃には覗いてみようとは思っていました。でも実際はもっと早かったんですね。その意味で ひろ@V60 の情報はドンピシャのタイミングでした。
私の勤務先は時間単位の休暇が取れます。本当は朝からがいいと思っていたんですが、仕事の都合でそうもいかず、昼休みから3時までの休暇を取って地下鉄へ。
「何せ広い公園だからどこにいるのか分からなかったらどうしよう?」などと不安を抱きながら改札を出ると、目の前に背負ったリュックから三脚の端を出して歩く老人が。これはお仲間に違いないと「ノゴマですか?」と声をかけると、「ああ、アリスイも入ったって聞いたから。案内したげるよ。」とありがたい言葉。
しかし、アリスイ? 聞いたことはあるが、どんなだったっけ?
公園に入って暫く歩くと数人のカメラマンが固まってシャッターを切っていました。ここなのかと私も加わってカメラを向けました。で、撮影対象はこれ。
キビタキのメスだろうということでいいですよね?
何だ珍しくもないと移動するとまたしてもカメラマンの人だかり。みなさん盛んにシャッターを切っています。最初は一体何を撮ってるのか分かりませんでした。ようやく気付いて撮ったのがこれ。
どこに鳥がいるか分かりますか? 見事な保護色。これがアリスイ。もちろん見るのは初めて。上の写真をトリミングするとこうなります。↓
ヘビに似てると思いませんか? 他の鳥と違い、ヘビのウロコを思わせるような羽の模様で、身を守るための擬態的なものかなのかも知れません。
比較的近くで撮れた1枚。20人くらいのカメラマンが数メートル離れて取り囲んでいるのに、全く動じることもなく餌を取り続けていました。ですから撮影は簡単。手前のボケは公園の柵です。
その名の通り、アリなどの昆虫を長い舌で口に運びます。オオアリクイと同じですね。
正面からの顔もヘビに似てると言えば似てる。
地面をつついてることが多い鳥ですが、首を持ち上げるとこんな感じ。
大収穫祭なんて大げさなタイトルを付けてますが、私の気持ちとしてはこの日はそんな形容がぴったりの日。
オオルリのオスの幼鳥。オオルリは六甲山以来です。黄色い葉が入るようにトリミングしてみました。
ホントにきれいな青。枝かぶりが惜しい。
そして本日の真打登場! ノゴマです。これも見るのも撮るのも初めて。
最初のチャンスでは葦が被ってしまい、これが今日の最後だったらどうしようかと不安になりましたが、その後も何度か現れてくれました。
樹上のノゴマ。他のカメラマンさんの話では、ノゴマが高いところへ上がるのは珍しいそうです。
もう少しいい条件で撮れないかと待っていると、すぐ近くに、それも日の当たる場所に現われてくれました! 他のカメラマンさん達は枝にとまったアリスイに気を取られ。なんとこの時にノゴマを撮ってたのは私だけ。1対1での撮影。
満足です。こんなに充実した2時間の休暇はこれからも絶対ないでしょう。改めて ひろ@V60 さんに感謝。
Posted at 2014/10/17 02:18:30 | |
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