
一昨日は長女の大学の卒業式でした。
以前にも書きましたが、長女の入学の時に、ただ大学に家が近いというだけで学部の後援会の理事を頼まれて引き受け、4年に進級するときに「年に2回来ていただくだけですから」との甘言に乗ってよく考えもせず後援会長を引き受けてしまいました。
後援会長ともなると卒業式(正確には「学位記授与式」)には親としてではなく、来賓として出席。席は客席の前列くらいだろうと思っていたら、案内されたのは舞台の上! それも前後2列に用意された前列! 煌々と照明が当たり、隣は前学長! 場違い感ハンパない! 来るんじゃなかった・・・。
しかもこんな席だとは思わなかったもんですから、私の衣装は濃い目とは言えグレーのスーツ。他の方は全員が黒い礼服。そうですよね、卒業式と言えば普通は礼服ですよね・・・消え入りたい・・・。
式が始まり、私の気持ちも落ち付いてくると、卒業証書や修了証書(大学院)を受け取りに来る各学科の代表の学生も冷静に観察できるようになります。なにしろそれを観察するには特等席でしたから。
総じて男子大学生は、おかしいくらいにガチガチに緊張しているのに対して、女子学生は口元に笑みすら浮かべて落ち着いているのが印象的でした。
外国からの留学生も何人か登壇しましたが、システム工学の大学院の代表は中国(あるいは台湾? 名前からしか判断できないので)の小柄の女子学生でした。地方大学も意外に国際化してるようです。
式が終わると各サークルの在校生が卒業生を取り囲み、記念写真を撮ったり胴上げをしたりと、この辺はどこの大学も一緒でしょうね。
タイトル画像は長女(右)と仲の良いお友達。もちろんレンタル衣装。
後ろ姿のバレリーナやメイドは言うまでもなく男子学生。すね毛だらけのバレリーナは、ホントおぞましかった。
会場を道路の反対側から撮影。右の方の山頂に小さく見えるが岐阜市のシンボル、岐阜城。
今回の卒業式会場の長良川国際会議場の設計は、あの安藤忠雄。なのに竣工時には、なぜか、どの建築雑誌にも1ページも掲載されなかったといういわく付きの建築物です。長良川側は階段状になり、花火の時には格好の観覧席になるように設計されていますが、もちろん内部にも見せ場がこさえてあります。
場違い感は味わったものの、普段なら入れない安藤建築の裏側も見れたのは今回の収穫でした。
あ、そうだ。今回の卒業式ですが、学長が 君が代 を斉唱しない方針であることに、馳文部科学大臣がいちゃもんを付けていましたが、予定通り 君が代 はありませんでした。それを取材するためだと思いますがマスコミも来てましたね。
しかし、夕方のニュースを見るとお隣の名古屋大学も 君が代 なしらしいし、過半数の国立大学が君が代斉唱なしとのこと。なんだ、騒ぐようなことじゃないじゃん。
卒業式のあとは、学校に戻って教室で「卒業・終了を祝う会」。
私はこれで4回目の出席ですが、毎年これを楽しみにしていましたが、もう出られないかと思うと寂しい。何が楽しみだったかは、写真をご覧いただければおわかりいただけるはず。
娘の卒業は嬉しいと言えば嬉しいが・・・、まさか卒業時に別姓になっているとは思ってもいなかったぞ。
Posted at 2016/03/27 16:26:47 | |
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