4月29日から5月1日までのゴールデンウィーク前半の3日間、家族で東京に行ってきました。メインの目的はKAT-TUNのコンサート。数あるジャニーズのグループの中でKAT-TUNほど情けないグループはないですね。一人減り二人減りして、いまや残るメンバーは結成時の半分の3人だけ。今回が充電期間と称する活動休止期間前の最後のコンサートツアー。ま、私は事実上の解散コンサートツアーだと思っていますが。で、私の役割はアッシー。
しかし、奴ら(奴らってのは女房と娘達のことですが)はアホですね。既に名古屋で1回、大阪で1回(この時もアッシーとして私も同行)コンサートを見てるのに、さらに東京ドームのコンサートを3日間連続で見るってんですよ。同じ構成のコンサートを合計5回! バカですね。
そんなバカバカしいイベントに私がなぜ付き合うのか? それは孫と再会できるからに他なりません。
こちらを29日の朝5時過ぎに出発。約5時間弱で東京に到着。ゴールデンウィーク中の東京はどこの道路も空いてました。
まずは長女の嫁ぎ先の最寄りの駅で長女と孫に再開。
私も孫が私のことを覚えていてくれるか不安でした。東京への引っ越しが9日でしたから一月も経っていない訳ですが、子供には過去・現在・未来の内、現在しかありませんからね。実際、私の顔を見たとき、はじめはキョトンとしていました。でも、すぐに思い出したのか、以前の通りに接してくれました。
そして、心なしか以前より力が付いてる感じがする一方、以前より甘えん坊になってすぐに「ママ、ママ」と甘えるようになっていました。
その日は東京都現代美術館で開催されている「
ピクサー展 」へ。トイストーリーやらファインディングニモやらカーズのあのピクサー。いかに宮崎アニメが凄かろうと、登場人物のキャラクター設定やひねりの効いたストーリーとその普遍性、素材の質感など、日本のアニメはまだまだピクサーのアニメの足元にも及ばないと思っています。
展示そのものは、私としては期待以下でしたが、CGと言えども、やはりかなりの手間がかかっていることはよくわかりました。
(実は今日、アニメ映画「
亜人 第2部‐衝突‐ 」を観てきたんですが、これは凄いですよ。ピクサーと方向性は違うものの国産アニメの新たな地平を開いた作品だと思います)
昼食は美術館の2階にある小さなレストランでとりましたが、その時の孫の様子。今回、初めてYoutubeにアップしてみました。よくある、睡魔との闘い、寝落ちってやつですが。撮影は次女。
VIDEO
食欲も睡魔には勝てなかったようです。
その晩は女房と次女はコンサートへ。私、長女、孫、婿、そのお父さんはホテルの近くの居酒屋で会食。しかし婿とそのお父さんはよく飲む! ついて行けない。
ホテルに戻るときに、初めてそのホテルの3階にあの
フーターズ(Hooters) が入っていることに気づきました。こんなことならここで食いたかった・・・しかし、娘と孫と一緒じゃ無理か。いや、男ばかりだとしても婿やそのお父さんの前で鼻の下を伸ばしてるところは見られたくないし・・・。
翌日4月30日は私は単独行動で、かつてmixiで知り合いになったKさんと再会して秋葉原の模型屋巡り。Kさんは過去に模型雑誌に2度ほど制作記事も寄稿したことがある方で、航空会社の整備士をされていて私より2歳年下。お会いするのは今回で4回目くらいかな。
この時の私の獲物はICMの1/72 He 70G-1。
戦前のドイツで8つの世界速度記録を樹立し、郵便、旅客、連絡、練習、爆撃と多用途に使用された航空史に残る機体です。同じスケールでマッチボックスからも出ていますが、例によって作りかけで放置中。できはこっちの方がよさそう。
上のボックスアートは写真のようですが、うまく鉤十字(ナチスドイツのマーク:卍を45°傾けたヤツですね)が隠れた構図を使ってますね。ご存知かとは思いますが、このマークはヨーロッパではご法度です。
二人で秋葉原を巡った後は、遅い昼食。昼間から飲むビールはうまいですな。ジョッキをお代わりしちゃいました。
食事中の話題は模型のことは当然ですが、世代が近いこともあって高齢の親の話へ。Kさんのご両親はすでに他界されていますが、奥さんのお父さん(つまりKさんの義父)が昨年亡くなったとのこと。
このお義父さんがなかなかの人で、80代になってから娘のような年齢のお妾さんの存在が発覚! 親族大騒ぎ。90歳を超えても毎月、杖をついて銀行へ行って月々のお手当てを振り込んでいたそうです。その姿を想像すると頭が下がりますな。
そのお義父さんは生前から坊主嫌いで、遺言によって遺骨は海に散骨。散骨専用の船があるだとか、希望する遺族は同乗できるとか、同乗しない遺族には散骨の様子を収めた写真やDVDが送られるだとかの話を興味深く聞かせてもらいました。当然ですが、葬儀はなし。そしてこれからの法事も一切なし。スッキリしてますなぁ。潔い。
お妾さんとお義父さんとの間には二人のお子さんがあったようで、お義父さんが亡くなるとすぐにKさんの奥さんたち三姉妹はお妾さんの家に乗り込んで相続放棄を迫ったそうです。その場面を想像するとKさんも怖くなるとのこと。そりゃ、修羅場だったでしょうなぁ。
不謹慎ですが、いやぁ、人様の話は面白い。
まだ日も高くどうしようということになり、4月28日に発売されたばかりのPENTAXのカメラ、K-1を見るために新宿のリコーイメージングスクエアへ行くことに。(念のために言っておきますが、PENTAXはリコーに吸収されて、今はリコーの1ブランドになってます)
実は泊まっていたホテルの真向かいにビックカメラがあり、そこにK-1がないかと覗いてみましたが、人気商品とのことでサンプル機どころか、1台も在庫がないとのこと。おそらくどこの量販店でも同様と思われましたが、リコーイメージングスクエアなら触れるサンプル機があるはず。
実はmixi時代に私がKさんをPENTAX党に引きずり込んで、KさんもPENTAXのデジイチを買っていますが、K-1のことは知らなかったとのこと。
リコーイメージングスクエアから見た周辺のビル群。
K-1がいいカメラであることは分かりましたが、まあ、今回は諸事情により見送りですな。
その晩。女どもは大胆ですな。ホテルに長女と孫が泊まりにきました。宿泊費を払わずに・・・・。
ま、おかげで久しぶりに私が孫をお風呂に入れてやりましたが。
5月1日。ホテルをチェックアウトして
コレド室町 へ。日本橋にできた飲食店を中心とした新しい商業施設です。この辺の情報は今や私より次女の方がアンテナが高い。
地下で「お坊さんと語ろう」なんてイベントをやってたのはさすが東京と思わせましたが、あとはなんだかなぁ・・・てな感想です。それよりもついでに寄った三越本店の吹き抜けと天女の像には圧倒されました。今のデパートにはあんな大胆な吹き抜けを作るような余裕はないでしょうね。
そして東京タワーへ。私は中学の修学旅行以来、実に42年振り。
猿回しをやってました。右端に小さく孫が写ってます。
恐る恐るガラスの床に乗る孫。最近はどこの展望台にもこんな床がガラス張りになったところがありますよね。42年前にもあったっけ? なかったような気がするんですが。
慣れてしゃがみ込む孫。
東京タワーを後にして、女房・長女・次女をコンサート会場である東京ドームに送り込み、私と孫は婿とそのお父さんが働く世田谷区のケーキ屋さんへ。時間にして25分ほどの距離。
コーヒーとケーキをいただきながらくつろいでいると、婿のお父さんが孫に好物のイチゴを出してくれました。この時、フォークでイチゴを突き刺した孫が自分の口に入れる前にそれを私に差し出してきました。孫よ、そんな気配りができるようになったのか! お爺ちゃんは嬉しいぞ!
外はまだ明るかったので近くの羽根木公園を孫と散策することに。段々薄暗くなる園内を歩いていると、何やら荒廃した雰囲気の一角がある。看板のようなものが立っていて何やら宣言文のようなことが書いてある。何々・・・「掘ってもいい、水を流してもいい、たき火をしてもいい・・・・」だと?
これが世田谷区にしかない、自分の責任で自由に遊ぶという
プレーパーク だったんですね。もう暗かったので誰も遊んではいませんでしたが、ほったらかしのスコップが転がっていて、斜面に深い溝が掘られ、水を流した跡も。この上、管理者がいる時限定とは言え、子供にたき火すら許すという太っ腹。さすが世田谷区。
8時頃に孫とはお別れ。今度会えるのはお盆かな? もうお爺ちゃんのことは覚えてないだろうなぁ・・・。
女房達を拾い、深夜の高速を私だけが運転してひた走り、家に着いたのは午前2時過ぎ。当然、翌日は休みました。
まあ、充実した3日間だったかな。