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成田のオッサンのブログ一覧

2021年10月24日 イイね!

花巻にしっぽこ

花巻にしっぽこ立花隆に次いでの追悼になってしまいました。柳家小三治さんが亡くなりましたな。
最近の写真はちょっとよけといて、若い頃の写真をタイトル画像として張っときます。

この人がかつてラジオの深夜放送をやってたことを覚えてるのは、この地方の私と同世代の人くらいでしょうね。東海ラジオのミッドナイト東海のパーソナリティーを1974年1月から1975年3月までつとめてました。私が高校生の頃ですな。
小三治さんはオーディオマニアだったらしくて、番組の中にオーディオコーナーなんてのがあったくらいです。今、Wikipediaで調べてみると多趣味な人で、他にもバイクも趣味の一つだったようで、41歳で免許を取って寄席までバイクで来たりしてた時期もあったようです。

しかし、すっかり秋めいて寒いくらいになってきましたな。私のiPodの中にも小三治さんの落語が何題か入ってまして、久し振りに車の中で小三治さんの「時蕎麦」を聞きました。噺の内容も寒い晩の話なんで、こう寒くなってから聞くと身に沁みますなぁ。
噺の内容はご存じだと思いますが、流しの蕎麦屋を呼び止めて蕎麦をすすってから代金を払うときに、わざと小銭で「ひい、ふう、みい・・・」と数を数えながら払ってる最中に「今、何時だい?」と聞いて、18文の蕎麦代を1文だけごまかすって噺ですな。決して人間国宝にふさわしいような大ネタじゃありませんが、やはり小三治さんはうまい。YouTubeにもあったんで張っときます。(動画ではありません)



この噺の冒頭。
「おい、蕎麦屋さん、何ができるんだい? 花巻にしっぽこ? じゃあ、しっぽこを熱くしてもらおうかな。」
これを聞いて、疑問が湧いてきました。
「しっぽこ」は訛りで本来は「しっぽく」だということは分かる。でも、「しっぽく」って何だっけ? この地方は蕎麦よりうどんの地域なので、「しっぽくうどん」は子供の頃に母親が作ってくれたような覚えがあるけど、どんなだったっけ? もう一つの花巻はとんと分からん。
調べてみました。



左がしっぽく蕎麦で右が花巻蕎麦。(ちっともあったかそうな写真じゃなくて申し訳ない。)
何と「しっぽく」は長崎が発祥の和風中華料理を起源に持ち、そば・うどんにキノコ・かまぼこ・野菜などを入れて煮る料理のことらしい。
一方の「花巻」は、ちぎった焼き海苔を散らしたそばのことらしい。

どんどん庵 だとか 丸亀製麺 だとか安いセルフうどん屋にはよく行くんですが、しっぽくも花巻もメニューで見たことないなぁ。ちゃんとしたうどん屋や蕎麦屋には残ってんのかな?
しかし、目の前にしっぽく蕎麦をすっと出されたとしてもそれがしっぽく蕎麦だって分かりますかね。いたって普通の蕎麦にしか見えないような気がします。つまり、たくさんの具が乗ったうどんや蕎麦が普通になってしまって、その名が消えてしまったって可能性はないでしょうか?

これで落語界の人間国宝は空席になっちまったわけで、大衆芸能としてのコンプレックスから、この空席はどうしても埋めたておきたいと落語界の重鎮たちは思ってるでしょうね。後釜をあれこれと想像してみるのも面白そうですが、長くなるのでこの辺にしておきます。

お後がよろしいようで。(これも死語か?)
Posted at 2021/10/25 22:56:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2021年10月17日 イイね!

自炊生活始めました

自炊生活始めましたTuminaというスマホアプリで模型のストックの全貌を把握したという話は、3つ前のブログで語らせていただきました。しかし、なかなか進まないのが蔵書の把握。こちらも「蔵書管理マネージャー」というスマホアプリで1冊1冊登録しておりますが、本のタイトルだけでなく後の検索のことを考えて記事の内容まで登録しているので時間がかかっています。
そんな中、妹から、実家のかつての私の部屋に今もある黄ばんだ古い本は臭いから何とかしてくれと・・・。私には無臭なんだが・・・。ま、とりあえず何か対策したフリだけでもしておこう。てことで、前から興味があった自炊に取り組むことにしました。



早速、上のスキャナーと裁断機のセットをオークションで落札。25,500円也。
スキャナーは既に生産中止になっている古いモデルのようですが、両面同時にスキャンできるし読み取り速度も私には十分。裁断機の切れ味も日本刀のようにとは行きませんが、これもスキャナー用に裁断するには十分。

とりあえず自炊した模型雑誌は1976年までのモデルアートを5冊。いずれも古本屋で買ったもので、表紙に鉛筆で200とか300とか書いてありますから、きっとその値段で売ってたんでしょうね。タイトル画像はその内の1冊、76年の11月号の表紙。
で、裁断した古本を改めて眺めてみるといろいろと興味深いことが。まずその表紙の一番下にある文句。



ホビーの世界をリードするNOWな雑誌!!

広告はこんなのも。



私は世代的に「サーキットの狼」には嵌れなかったんですが、模型界には貢献していたようです。

記事ではこれが目に留まりました。



私は艦船模型には手を出さないことにしていますので、目が留まったのは記事内容ではありません。執筆者、江畑謙介。
若い人はご存じないのかなぁ・・・。じゃ、これでどうだ!



湾岸戦争などのときに、兵器の解説などで軍事評論家としてよくテレビで見ました。その独特の髪型でも有名になりましたが、2009年に60歳で亡くなっています。
調べると1949年生まれの方ですので、上の記事は27歳の時のものということですね。Wikipediaによると既に大学院時代に軍事雑誌や航空雑誌に記事を投稿して原稿料を学費に充てていたそうなので、若い頃からその知識は相当なものだったようです。

とりあえず5冊は自炊したものの、蔵書の1%にも満たない量。この先どうしようか迷っています。
76年以降の雑誌は、古本ではなくほとんど新刊で買った本。痛みも少ない。手軽に素早く検索しようとするなら自炊に励むべきですが、一方で本棚に整理して模型雑誌に限らず蔵書の全てをズラッと並べて眺めてみたいって欲もあるんですよね。しかし、重いだろうしなぁ・・・。実家が傾いたりしないか?
Posted at 2021/10/17 22:36:24 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2021年10月09日 イイね!

今なぜMINAMATA? しかもジョニー・デップで

今なぜMINAMATA? しかもジョニー・デップで今の若い人、例えば40代以下の人は代表的な公害病ってそらで言えるんだろうか? この辺はたとえ子供の頃であってもリアルタイムにその報道を耳にしてきた世代と、公害病の報道が途絶えた後に物心ついた世代とでは、公害病との距離感が違うのかも知れませんね。私達の頃には教科書にも載ってましたが、今の社会、あるいは公民(日本史か?)の教科書にも公害病に関する記述はあるんでしょうか? 

映画「MINAMATA」を観てきました。平日の午後6時45分からの上映とはいえ、名古屋駅付近の広い劇場に、観客は7人。しかし、このテーマだと、まあ、こんなもんかな?

最初にこの映画について知ったときに驚いたのは「どうして今?」ってことですね。そして主人公を演ずるのがあのジョニー・デップ。観ないわけにはいかない。
髭面で飲んだくれのカメラマン、ユージン・スミスを演じる彼は、言われなければあのパイレーツ・オブ・カリビアンのジャック・スパローと同一人物だとは思えません。しかし、よく引き受けたなぁ。

この手の映画の通例通り based on true story で始まりますが、やはり盛ってあるようですね。映画の中でチッソの社長がユージン・スミスにネガと引き換えに5万ドルが入った封筒を渡そうとする場面があったり、彼の現像小屋が放火されたりする場面がありますが、この辺は史実とは違うようです。
ただ、ユージン・スミスがチッソの工場で従業員らと揉みあいになり重傷を負って入院する場面があり、映画のエンドロールでその時の怪我が遠因で亡くなったことが知らされますが、このあたりをWikipediaで調べてみると、この時の怪我は「脊椎を折られ片目を失明」するほどの大怪我だったとのこと。逆に映画では怪我の程度については史実よりは軽く受け止められるように描写されています。

あまりに有名な下の写真を撮る場面では、傷の癒えない彼が他の人にシャッターを押させています。



水俣病の写真と言えばこれと言うくらいに有名な写真(入浴する智子と母)で、水俣病はこの写真によって光が当たったと言ってもいいくらいですが、ここに貼るのにはいささかのためらいもあります。と言うのは、当時の通訳であり後のユージン・スミスの妻であり現在はユージン・スミスの写真を管理するアイリーンと智子の両親との間の話し合いによって、この写真の使用を許諾しないとしたからです。
でも映画にはこの写真の撮影場面がクライマックスとして描かれます。私も久しぶりに映画で涙しました。

おそらく史実ではないと思いますが、こんなセリフもありました。(うろ覚えなので正確ではありません)

アメリカ先住民は写真に撮られると魂が抜かれると言ったが、魂を抜かれるのは被写体じゃない。撮影者の魂の一部も撮った写真と一緒に抜かれるんだ。

これくらいの気持ちを込めて撮ればいい写真が撮れるんでしょうね。



水俣で撮影当時のユージン・スミスと通訳のアイリーン(彼女は日米のハーフ)。この後二人は結婚、そして離婚。



ベルリン国際映画祭のレッドカーペット上の真田広之、ジョニー・デップ、そして現在のアイリーン。




Posted at 2021/10/09 19:06:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | 映画 | 日記
2021年10月03日 イイね!

箱を開けたら(17)・・・4社5種のF-22をチェック

箱を開けたら(17)・・・4社5種のF-22をチェック緊急事態宣言が解除されましたね。一昨日の通勤電車はこれまでより混んでて、解除初日から身をもって解除を実感しました。
緊急事態宣言が明けたら久しぶりに飲みましょうと、2・3のお誘いをいただいておりますが、コロナ以前のように遅くまで飲めるわけでも無さそうで、なんだか中途半端な状態ですね。早くも第6波の流行を予想する人もいて、こんなのいつまで続くんでしょうね。

そう言えば昨日は東京に住む小学一年生の孫娘の運動会でした。新型コロナのせいで現地で応援できる父兄は一人のみ。そこで、今は運動会がYouTubeで配信される時代なんですね。娘からのLINEで「これから始まるよ」と教えられてスマホで見ましたが、カメラも複数あってそれを切り替えながらアップも交えての中継で、さすが東京。これも新型コロナのせいだと思いますが、運動会は午前中だけで6年生以外は1種目だけとやや寂しい内容。種目はほとんどがかけっこだけ。しかも、かけっこをする生徒も全員マスク着用。大丈夫なのか? 

さて本題。

毎年、数人の方に私が作った飛行機模型の写真を背景と合成して年賀状にしてしてお出ししております。昨年後半には年号に合わせてMiG-21を製作しておりましたが、親父を亡くしたために出せませんでした。MiG-21はまたいずれと言うことで、気を取り直して来年用に、おそらく現時点で世界最強のステルス戦闘機 F-22 ラプター の製作に取り掛かることにしました。

そこで、久しぶりの「箱を開けたら」シリーズの17回目。
今回は1/72スケールのF-22を比較して、実際に製作にかかるキットを選定します。前回のブログでご紹介したように1,000個を超えるキットを抱えていますから、その中の手持ちのF-22のキットの比較です。



比較するキットはいずれも1/72スケールの、(左上から右下に)イタレリの YF-22A ライトニングⅡ、同じくイタレリの F-22 ラプター、レベルの F-22A ラプター、フジミの F-22 ラプター、アカデミーの F-22A ラプターの4社、5種のキットです。

イタレリのYF-22Aは試作機段階のキット化ですので頭にYが付いています。そう言えば当初はラプターではなくライトニングⅡと呼ばれていたのを思い出しました。ひょっとしたらイタレリのもう一つのF-22と同じキットなのではと疑っておりましたが、別物です。タミヤからもウォーバードコレクションシリーズとして F-22 ラプター が販売されておりますが、中身はイタレリのと同一のはずです。

まずは、イタレリの新旧F-22を比較します。古い方の YF-22A の発売は1991年。YF-22の正式採用決定が同年ですから、イタレリ、仕事が早い! 一方のF-22の発売は2000年。これも他社よりはかなり早い。



左がFA-22A、右がYF-22です。F-22は胴体上面の機首が別パーツになっております。



↑YF-22Aの実機写真です。量産型に比べると機首が尖ってる感じですので、キットはよく再現されてると言えるでしょうか。
ところが、このYF-22Aは・・・。
まずは実機の下面を見ていただきましょうか。



F-22のようなステルス機は不自由な面もありまして、これまでの機体のようにミサイルや爆弾等の兵装を胴体や主翼の下にぶら下げるわけには行きません。レーダー波の反射をできるだけ抑えなければなりませんからね。そこで兵装類は胴体内の兵装庫に収納し、必要な時に兵装庫の扉を開けてそれらを発射したり投下したりします。その時の扉の開閉速度もステルス機のノウハウの一つです。とにかく素早く開閉する機構が必要になってきます。
F-22は胴体下面の中央部(左右のエアインテイクに挟まれた部分)と左右の機体側面に兵装庫を持っています。F-22は外観だけなら意外とシンプルな機体です。そこで模型メーカー各社は見せ場としてこの兵装庫の内部を再現しようとしますが、このYF-22Aは機体側面の兵装庫を再現しようとしていません。



そして再現された胴体下面の兵装庫の内部の表現もアッサリとしたもの。
試作型であることもありますが、この辺でイタレリのYF-22Aは製作候補から脱落。

次にイタレリの新しい方のF-22と他社の兵装庫を比較します。



左がイタレリのF-22で右がアカデミーのF-22A(右の兵装庫は既に塗装してあり、見やすくするために画像を加工して暗めにしてあります)。
実機ではエアインテイクと干渉するので兵装庫の前の方は斜めに処理されています。ところが、イタレリのキットは単純な箱型で内部の再現も実感にかけるアッサリとしたもの。ここで、イタレリF-22も候補から脱落。

残るはレベル、アカデミー、フジミの3社のキット。



胴体上面パーツの比較です。左からレベル、アカデミー、フジミの順。
似たり寄ったりに見えますが、尾部の長さに違いがありますね。それに気づいていながらどれが正しいのか、情けないことに私には分りません。(もちろんF-22の全長は調べればすぐに分かりますが、胴体最後端より尾翼の方が後ろに突き出ているので胴体長の計測だけでは判断できません)

仕方なく、他の部分を比較します。

上の写真の胴体上面パーツの比較ですが、他の2社と比べるとレベルのキットはパネルラインの数が少なく、メリハリもなくて何となくのっぺりとした感じ。ステルス機ですからそれでいいのかも知れませんが、模型としてちょっと物足りない。

<コクピットの比較>



同じように左からレベル、アカデミー、フジミ。
レベルがあっさりとしてますね。ただ1/72だと計器類のモールドがあっても塗り分けは至難の業で、デカールに頼ることになりますからこれでいいのかも。

<主脚の比較>



左からレベル、アカデミー、フジミ。
レベルが繊細で華奢な感じ。アカデミーは塗装してあるので分かり難いですがこれもなかなか立体感があります。フジミは比較的あっさりめ。

<主輪の比較>



同様に左からレベル、アカデミー、フジミ。
今度はレベルがメリハリが少なくのっぺりとした感じ。アカデミーとフジミは彫りの深さは似たレベル。この写真では分かり難いですがフジミはタイヤの自重変形を表現しています。芸が細かい。

因みに実機の主輪



やはりレベルの表現では物足りない。

<クリアパーツの比較>

レベルは普通のキャノピーのクリアパーツが入っているだけなので撮影していません。



左がフジミ、右がアカデミー。
レベルのキットの発売が2007年、アカデミーとフジミは2010年。おそらく後発であるアカデミーとフジミは先行商品との差別化を模索したのではないでしょうか。フジミはキャノピーのパーツをクリアとスモークの両方を用意した。アカデミーはそれに加えて兵装庫の扉もクリアとスモークでってところでしょうか。
因みに実機のキャノピーもスモークがかかった色ですが、これは日よけではなく、レーダー波よけ。何と金が蒸着してあります。コクピットやエアインテイクなどの袋状になった部分はレーダー波を最も反射しやすい部分。ですからキャノピーの表面でレーダー波を拡散反射させたいわけですね。
しかし、兵装庫扉をクリアやスモークで組みたい人なんているかなぁ?

更にフジミには・・・



2基分のエンジンとそれを乗せる台車のパーツも! お買い得かも?

あ、アカデミーのデカールはイタリアのカルトグラフ製。これもポイント高い。

< 総 評 >
総評だなんて偉そうですが、アカデミーとフジミはいい勝負。どっちも良さそう。気がかりは胴体の長さをどちらかあるいは両方が間違えてるってことですが、できてしまえばそう気にはならないでしょう。
レベルはそれより少し劣る。イタレリは今更手を出したくない・・・てところですね。
で、結果は先に言ってるようなもんでしたが、アカデミーを作ることに決めました。
さて、年末までにできるかな?



























 



Posted at 2021/10/03 22:50:42 | コメント(3) | トラックバック(0) | 模型 | 日記

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「1/12バイク模型のスポーク張り替え中。」
何シテル?   06/01 22:08
昔、メルマガで漫画のコラムを書いてました。
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