2010年公開。
かつてのF1の名ドライバー、アイルトン・セナの生誕50年を記念して、慈善団体である「アイルトン・セナ財団」の公認を得て製作された。
セナの誕生からレーサーとしてのデビュー、F1で3度のワールドチャンピオンに輝くも1994年のサンマリノグランプリにおいて事故死するまでの生涯を、肉親・関係者の証言や秘蔵映像などで振り返る。
遅ればせながら、今頃観ました。
アイルトン・セナが天に召されてから、明日で26年。
当時の記憶は鮮明に覚えております。
高校1年生だった僕。無邪気だった自分には、受け入れられない出来事でした。
自分がF1を観始めてからF1では死亡事故が起こっておらず、イモラの予選で起きたラッツェンバーガーの死は信じられませんでしたし、それに続き、セナまでも死亡事故に遭遇してしまうとは、呪われているとしか思えませんでした。
マンセル、プロストとタイトルを獲ってきた当時最強のウィリアムズルノーのシートを得て、セナが絶対的な王朝を築くと思っていたのですが、そうはならず。
今、冷静に振り返っても、開幕戦からの歯車の合わなさは、その後に続く出来事を予感していたのかと思ってしまいます。
この映画は、イモラの出来事だけでなく、アイルトン・セナのキャリアを振り返ったモノでありますが、個人的に、セナのベストシーズンとしては、1993年を挙げたいですし、セナを熱狂的に応援していた時代と言えば、1989年、1990年です。
今年のGWは何も出来そうもないので、MP4/5のミニカーを買いたいくらいです。
セナと言えば、プロストとの関係性を語らないといけないのでしょうが、F1という競技の特性上、同じマシーンでジョイントナンバー1の待遇且つタイトルを狙える立場ならば、セナプロのような関係性は避けられないでしょうし、二人の関係性が、F1というスポーツを更なる人気コンテンツに変えたのは間違いないでしょう。
セナの映画なので、プロストが少し悪者のようにも描写されておりますが、実際、自分が自動車の免許を取ってみて、運転手としてセナとプロストのドライビングでなりたいモノを選べと言われたならば、プロストです。
マシーンとの対話、タイヤの使い方、ゴールへの運び方は美しかったと思います。
観戦者という立場ならば、マシーンを限界以上まで追い込むセナの走りに、華があって良いですね。
でもって、飛んでもなく速いのに、ポカして同情を買ったりするマンセルが、一番好きだったんですけどね(笑)
ここのところ、マイケル・ジョーダンのThe Last Danceのドキュメンタリーを観たり、セナのこの映画を観たりして、中二病的な感性になってます(爆)
Posted at 2020/04/30 16:16:13 | |
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