2023年のアメリカ合衆国の伝記ドラマ映画。
ゲーマーからレーシングドライバーになったヤン・マーデンボローを題材にした映画ですが、今日、家族と観てきました。
内容について、嫁、子どもは感動、僕はうーん。
映画は素晴らしいと思うのですが、実際のところをレースファンとして追いかけて観てきた身としては、思うところがあり・・・・。
ヤン・マーデンボローというよりも日産に対してか。
もっと言うと、2010年代の日産のモータースポーツの在り方に対してか。
何故かと申すと、2015年のルマンでの大惨敗・・・というかおふざけは言わずもがな、映画の題材となったGTアカデミーは、今に繋がるものになってないですし、現実として証明したのは、実際のレースの世界では、やはりカートから始めて成長してくるレーシングドライバーの姿が正攻法であり、王道だということです。例えば、この映画の主人公のヤン・マーデンボローも、日産のご加護から外れたら、現在浪人中の身です。才能あるドライバーなら、他のメーカーからも声が掛かるでしょうが、そうではなく。
GTアカデミーを日産のドライバー育成プログラムの主軸にしようとしたのかは知りませんが、現実としては、日産のモータースポーツのトップカテゴリーで走っているドライバーは、他メーカーに育ててもらった才能が走っているのも現状です。
育成プログラムは、トヨタやホンダのほうが1枚も2枚も、いや5枚も上手と感じます。
とは言え、こういったバーチャルのモノと現実の世界がよりリンクしてくるのでしょうから、今の結果とは違うモノが見られる時代も来るでしょうし、もしかしたら、ゲーマーからF1チャンピォンが出る時代が来るかもしれません。
何にしても、ゲーマーからレーシングドライバーになったことは、夢のある話とも思えます。
という、嫁、子どもに率直な感想は言えず、今に至ります。
GT-R、良いでしょ?と笑顔で帰ってきました。
4DXの映画館で観たのですが、あれが映像とリンクしてない動きをしていたから、感想が悪いのかと〆ます(笑)
Posted at 2023/09/30 18:49:22 | |
トラックバック(0) |
映画 | 音楽/映画/テレビ