Cクラスに無くなった6気筒エンジン車も…(CLEクーペ/カブリオレ本国発表)

予てより登場が噂されていたC・Eクラスクーペ＆カブリオレの後継（統合）モデル“CLEクーペ/カブリオレ”がついにドイツ本国でベールを脱ぎ登場しました。

文字どおりモデル名がCL“E”なので感じ方によってはEクラスベースでは？と誤解を招きそうな雰囲気もありますが、とくに全幅は現行Eクーペ/カブリオレとまったく同じ1860mmゆえサイズ感でも印象付けられたつじつまが合ってなくはないものの、フロントマスクやインパネなどは現行Cのそれとほぼ変わっていません。ちなみにカブリオレは従来のE・Cと変わらずソフトトップを採用している模様です。

エンジンはともに2リッターのM254型（ガソリン）・OM654M型（ディーゼル）直4搭載車をメインに添えながら、現行Cでは純AMGモデルにすら積ませなくなった6気筒搭載車もラインナップさせたらしく、そちらはE450の代替えも担った事情から“CLE450”を名乗っています。この450に積まれるM256M型3リッターはAMG SL43用のM139型直4と同じ381hpの最高出力を与えた模様なので、となると直6か直4か搭載エンジンの不明な純AMGモデルはキャラ分けの観点で考えるなら、43（53？）相当も63相当も400hp越えのパワーを得て登場する事になるかもしれませんね。

またサスペンションは前後ともマルチリンク式でプラットフォームが同じ現行Cや新型Eと共通ながら、後者にある本国オプションでAIRMATIC（エアサスペンション）を未設定としつつ電子制御式ダンパーに絞り、それでいてリア・アクスルステアリングを用意させたことからも、現行Cに寄せた内容にはなっています。

最終的に結論付けますと、前述どおりEというよりもCクラス寄りの若々しくてエレガントなスポーティークーペ＆オープン4シーターなので、同じCの初代～2代目をベースに似通ったキャラクターを持っていたCLKの再来だといえば、通な誰もが納得するはずのモデルではないかと解釈しました。日本導入も十分楽しみですね♪