日本仕様のエンジン排気量が2リッターに回帰！(新型E200について)

当ブログでは数週間前にも触れた新型Eクラス、今回はガソリン200グレードの搭載エンジンについて触れさせていただきます。

同グレードに積まれたのはISG（モーター駆動のマイルドHV）と組み合わされた最新世代のM254型直4です。しかし日本仕様の排気量は同機種の1.5リッター（1494cc）版を積む現行C200と異なり、1997ccなので本国仕様に準じた2リッター版が積まれることになりました。

E200は先代W/S213系のフェイスリフト直前から当時のC200とも共通だったM264型1.5リッター＋BSG（ベルト駆動によるマイルドHV）を搭載していたため、従来のダウン…ならぬアップサイジングターボではある2リッターの排気量になったのは先代前期以来です。

安直に聞こえるかもしれませんが、昨春のセダン本国発表当初はパワートレーンこそ変わっても、排気量は先代E200と現行C200の前例を踏まえたうえで変えない可能性もありそうだと思ったのが日本仕様を想像したときの根底としてありました。そのぐらい先代のエンジン排気量ダウンを存じ上げたときは、全長5m手前で1.8t近い車重のEクラスに（乗り味の観点から）上手くアジャスト出来るだろうかと、ファンの立場から疑念すら感じ衝撃を覚えたということです。

しかし後になって考えると、先代より電動化を加速させたパワートレーンとインフォテインメント系の充実化で電動・電子デバイスの複数搭載が必須になったため、車重はセダン・ステーションワゴンとも（外装におけるAMGラインやパノラミックスライディングルーフの有無で値が変わるが）先代200対比で70kg以上も増えてしまいました。なので総括すると、新型E200は上述どおり1.5リッター踏襲をやめて＋500ccにした点もそうだし、ベルト駆動からモーター駆動になった電動アシスト採用も、重量増でパワー感の物足りなさを感じさせないようにするための工夫だったという訳ですね。