燕岳の続きです。実はこれからが今回の山行の写真のハイライト。
燕岳の山頂から山小屋に戻ってからは、疲れを癒しながらダラダラと過ごしていました。
外のテーブルでビールを飲んだりしてね。因みにこの小ジョッキで800円也。
その内に徐々に登山者が山小屋に到着し、館内も賑やかになってきます。金曜日だというのに満員ではないものの、ほぼそれに近い状態だと思われました。
ここで燕岳の登山者の属性のようなものについて触れておくと、やはり表銀座ゆえなのか、相対的に登山者の年齢層が若い。そして女性や外国人のグループも多いですね。
生足にショートパンツの若い女性登山者は他でも見たことがあって、ここにもいましたが、驚いたのはヘソ出しの恰好の女性登山者がいたこと!(残念ながら写真はありません)。
満員に近いので夕食は食堂で宿泊客を3回入れ替えてさばきます。
上は食事後に撮った食堂の写真。この写真を撮ってる私の背面にも食堂がありますが、かなり広い食堂。これを3回転させるわけです。
で、夕食の時間は部屋番号で割り振られ、私たちは到着が早かったせいか、何と午後4時45分からの最初の回。そんなに早かったら、寝るときにはお腹が空いちゃって寝付けないんじゃないかと心配になりましたが、実はこれがいい塩梅の時間でした。
これが夕食。メインはハンバーグで左上は杏仁豆腐。デザートが付く山小屋の食事は初めてかも。そして右上の小さな袋はお月見団子。そう、この時に初めて気づくんですよ。今夜が中秋の名月であることに。
ただね、これはもう山小屋の食事の宿命なのかも知れませんが、ご飯がべちゃっとしててうまくない。沸点が低いからどうしようも無いんでしょう。
食事が終わって暫くすると日没。
徐々に赤く染まる燕岳。
落ちる日を見送る宿泊客。
シルエットになる槍ヶ岳。
日没後の雲海。
そして更に暫くすると今度は反対側の東の方から月の出。それも中秋の満月!
この場の雰囲気を伝えるにはとあれこれ試行錯誤してるうちに撮れた写真が意外に良かった。
絞りは開放にして人の間の月に焦点を合わせる。談笑しながら月を眺める宿泊客の雰囲気が伝わるし、無粋なモザイク処理も不要。スマホじゃなかなかこれは撮れないと思います。一眼ならでは。
下界の町の灯
日没と月の出、天気が悪かったら二つとも見られなかった。運がよかった。
この頃になるともう涼しいを通り越して寒い。山小屋に戻るとストーブがありがたく感じます。
玄関の鍵は掛けないので、名月の写真が撮りたい方は自由に出入りしてもらって構いませんと館内放送で言われました。今思えば、確かに長時間露光で月に照らされた槍ヶ岳とか幻想的な写真が撮れたのかもしれませんが、疲労には勝てませんでした。朝まで熟睡。
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Posted at
2023/10/14 22:15:15