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成田のオッサンのブログ一覧

2015年08月29日 イイね!

ぎふメディアコスモスと岐南町役場

ぎふメディアコスモスと岐南町役場さすがに朝晩は涼しくなりましたね。

最近の私のPVの傾向は、例の国立競技場の話題があって、既にピークは過ぎたものの、一昨年のブログ「神戸で安藤忠雄のおさらい」のPVがコンスタントにありました。この国立競技場のコンペとその白紙撤回の経緯は、不謹慎ですが面白いですね。いずれこれも話題にさせてもらうことがあるかも知れません。
もう一つ目立ったのが、昨年の今頃のブログ「総合火力演習をスマートに攻略したい」。 今年の総火演は先週の日曜日に終わっていますが、その直前にはかなりのPVがありました。皆さんのお役に立てたんでしょうか? あるいは混雑に拍車をかけた?





上の2枚は今週の月曜日のお昼頃のJR名古屋駅前の風景です。撮影はiPhoneで、画質が甘いのはご勘弁を。現在、名古屋駅前周辺はちょっとした建築ラッシュ。上の写真の左端の工事中のビルは、JRゲートタワービル。そして2枚めの写真は大名古屋ビルヂング。2012年のちょうど今頃「大名古屋ビルヂング」と題したブログで、在りし日の旧大名古屋ビルヂングの姿をご紹介していますが、既に新しいビルがここまでできています。随分と姿は変わりましたね。右下にビル名の看板が付いているのが確認できるでしょうか? この二つのビルが内装工事に入る頃には、名古屋じゅうの内装屋さんがここに取られてしまうんじゃにかと、今から危惧されています。

実はここまではイントロ。

2月に「たぶん、どこよりも早い「みんなの森 ぎふメディアコスモス」 でご紹介した ぎふメディアコスモス と、2012年に「ブラナリタ(2)・・・武蔵野プレイス」の中でご紹介した、岐南町役場を見てきましたのでご紹介します。

まずは、岐南町役場。







一言で感想を言うなら、「意欲的なのに、敷地と建設費の制約のために残念な建物になっている」ってところでしょうか。
まず、中心となる庁舎の規模が小さいんですよね。人口が2万5千人弱であることを考えれば仕方ないか。そして敷地の周囲に消防署や学校があって(学校の一部は取り壊されるようですが)、庁舎を引いて全景を眺められる場所がない。しかも周辺の環境も雑然としています。
建物の内容について言えば、付属する講堂、中央公民館、保健相談センター、それらを巡る回廊の屋根を曲面にするなど凝っているのに、仕上げは割り切って安っぽい。



その最たる部分がこの庁舎の内壁。木毛板という材料を塗装したものです。先日のBMWのi3の内装じゃありませんが、これは普通はオフィスの内装に使う材料ではありません。倉庫の壁や天井が主かな。床の仕上げもコンクリート金コテ仕上げだし、かなり割り切った部分が多いです。これが設計通りなのか、あるいは工事費の高騰を受けてのものなのかは分かりませんが(後者の可能性も高いと思います)、私が思う一般的な仕上げからは隔たりを感じます。

他にもたくさん撮りました。初めてフォトアルバムを使ってみました。たくさんの写真を上げるには便利ですね。ご覧ください。

フォトアルバム 「岐南町役場

続いて、ぎふメディアコスモス。国立競技場案選定で味噌を付けた安藤忠雄亡き後(おいおい、勝手に殺すな)、日本の建築設計界をリードしていくのはこの人かと(私が勝手に)思ってる伊東豊雄の設計ですね。







2月のブログの段階では外から見るだけでしたが、なかなか快適な空間でした。何と言ってもこの建物の肝は天井からぶら下がる、ランプシェードのようなグローブですが、これが効果的に雰囲気を作りあげています。

家具も面白いのがあって・・・





籐でできた長椅子です。両側で座れるようになっていて、天井のグローブに合わせて置かれ、アットホームな雰囲気を醸し出しています。
ただ、こちらの建物もあちこちに割り切りが感じられる部分もあるんですけどね。

こちらも多数の写真をフォトアルバムにまとめました。ご覧ください。

フォトアルバム 「ぎふメディアコスモス

そうそう、東京の武蔵野プレイスでは写真を撮っていたら「許可を取っていますか?」と咎められ、許可を取って腕章をして撮影したんですが、岐南町庁舎では一応、職員の方に断りをしたものの、それも必要ない雰囲気だったし、ぎふメディアコスモスでも撮りまくっていても誰も声をかけてきませんでした。もちろん、こちらもなるべく人の顔が分かるような撮り方は避けてますけどね。岐阜はおおらかでいいなぁ。
Posted at 2015/08/29 12:44:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | 建築 | 日記
2015年08月14日 イイね!

回天と私

回天と私確か高校2年生のときのことだったと思う。全校生徒が体育館に集められ講演を聞く機会があった。高校生活3年間でただ一度のことだった。講師が誰だったかは全く思い出せないが、内容は大まかに覚えている。母校出身の3人の先輩についての講演だった。講演のタイトルに「偉人」という言葉が使われていたような気がするが自信がない。もう40年も昔のことだ。違っていても許されるだろう。
その3人とは髙木貞治、平野謙、黒木博司。誰も知らないって? そういう人が多いだろうとは思う。

順を追ってご紹介したい。

まずは髙木貞治(1875年(明治8年)4月21日 - 1960年(昭和35年)2月28日)、数学者。最も有名な著作は「解析概論」。
この講演より前に髙木貞治の名と母校の先輩であることは知ってはいた。何せ超高校級の授業で私達を困らせた数学のA先生から何度も聞かされていたから。
講演後に感化された友人の一人は、重さ1㎏はあるんじゃないかと思えるハードカバーの「解析概論」を取り寄せて買い、通学鞄に入れて持ち歩いてた。チラッと見せてもらったが、とても私ごときが歯が立つような内容でないことだけはよく分かった。
この髙木貞治は偉人と呼ぶのに何のためらいもない。






二人目は平野謙(1907年(明治40年)10月30日 - 1978年(昭和53年)4月3日)、文芸評論家。元プロ野球選手にも同姓同名の人物がいるようだが、全くの別人。
この人をWikipediaで調べると、当然、確かな業績もあるのだが、プロレタリア文学に接近しながら、戦時中には戦争に協力していたとする説が有力らしい。
大学に入ってからだったと思うが、偶然に本屋で平野が書いた「芸術と実生活」の文庫本を見つけて読んだ。内容は全く覚えていない。活字の上を視線がトレースしただけ。
「偉人」と呼ばれるには、ほぼ社会全体の肯定的な評価が必要だろう。残念ながらこの人を「偉人」と呼ぶにはちょっと辛いものを感じる。









そして最後は今回のテーマである、黒木博司(1921年(大正10年)9月11日 - 1944年(昭和19年)9月7日)。帝国海軍の兵士。海の特攻兵器、人間魚雷「回天」の発案者の一人であり、開発者の一人でもある。黒木はその開発中に、艇が浮上できなくなる事故に遭い、22歳の若さで亡くなっている。
今でこそ、平野が偉人と呼べるかどうかに疑いを持つが、講演の当時、私は平野に対して全く知識がなく、講演内容を素直に受け入れるしかなかった。しかし、この黒木を3人の先輩の中に選ぶことに対しては当時から違和感を抱いた。正直、探せば(探さなければならない時点で偉人とは言えないのだが)もっと他にふさわしい人がいるはずだとも思った。つまり講師の人選の価値観を疑った。
今のようにネトウヨが跋扈するような時代ではない(当然ネットもないのだが)。まだまだ右の方々は、特に高校生を相手にするような方々の中では隅の方でひっそりと暮らしておられた時期だ。そこへ特攻兵器の開発者の称揚である。
ところが、この3人の内で私が誰に最も親近感を得たかと言えば、実はこの黒木である。黒木のことは幼い頃に親父から聞かされていて予備知識があったからだ。親父は黒木の名も、黒木が岐阜県出身であることも知らなかった。ただ開発中の兵器で事故を起こし、陛下の艇を失うことを詫びる遺書を残して死んでいった立派な軍人がいたという話を子供の私にした。戦前の教育を受けた親父にしてみれば、黒木は間違いなく偉人だった。その価値観で私に語った。
つまりこの講演は私にとって、ある意味、黒木との再開であった。しかし、その人が海なし県の岐阜県出身であり、しかも母校の先輩であることはこの時初めて知った。

黒木は艇内の酸素が無くなり意識が無くなるまでの間に、事故の原因などを自分なりに考察し、それを艇の内壁に書き残し、以降の開発に役立ててもらおうとしている。その中で下記のような陛下への詫びの文章もある。親父のような戦前派は胸を打たれるのであろう。

陛下ノ艇ヲ沈メ奉リ、就中○六(*回天のこと)ニ対シテハ、畏クモ陛下ノ御期待大ナリト拝聞致シ奉リ居リ候際、生産思ワシカラズ、而モ最初ノ実験者トシテ多少ノ成果ヲ得ツツモ、充分ニ後継者ニ伝フルコトヲ得ズシテ殉職スルハ洵ニ不忠申訳ナク慙愧ニ耐エザル次第ニ候

実はこの講演に関しては何年も前から、いつかブログにしてやろうともくろんでいて、それに合わせるために回天のキットを制作していた。それが最近になってやっと完成した。スケールは1/72でメーカーは豊橋のファインモールド。大戦中の兵器はキット化されていないものはないくらいだが、B29だとか日本人を苦しめた兵器、そして特攻に使われた兵器などはどうしても大手メーカーも配慮してキット化しない。ところがファインモールドのような後発中小メーカーにタブーはない。

キットは2艇入りで2,014円で購入。組み立ては簡単。艇体の上下を接着して合わせ目を消せば大体出来上がり。塗装の指定は艶消し黒だが、それでは黒いウインナーソーセージができるだけ。まず全体を黒鉄色で塗り、その上から薄めたエナメルの艶消し黒を、むらが残るように筆で縦に塗ってみた。完成すると、既存の九三式酸素魚雷から開発したという、その外観がよく分かる。実戦では真っ黒な艇が使われたはずだが、黒木が殉死したのは訓練中であったことから、おそらくはこのような上面が白く塗られた艇だったと思われる。
事故の原因は、悪天候によって急激に艇が沈下し、海底の泥にささってしまい浮上できなくなってしまったため。上面を白く塗ったのはこんな事故の際にも海上から発見しやすくするためだと思われる。

回天を調べていくと興味深いのは、この特攻兵器が戦局の悪化に伴って海軍上層部が発案し、それを実現したものではなく、若い士官が発案、上申し、海軍上層部はむしろそれに反対していたことだ。それも大戦後半になってからではなく、黒木は開戦直後に同僚と願書を血書し、何度も上京している。
回天の経緯は「特攻の島」として漫画化され(描いたのは「ブラックジャックによろしく」の佐藤秀峰)、その中に黒木も登場している。冒頭に特攻兵器を上官に一蹴される場面がある。

実際の黒木の写真と比べるとかなり獰猛そうな人物として描かれている。漫画にまで登場した先輩はさすがにこの人だけか?

昭和19年になると海軍上層部も打つ手がなくなり、回天の開発を認める。黒木の殉死は9月7日。回天の実戦投入は11月からになる。
イ号潜水艦に4~6艇の回天を固定し、目標の近くまで運び、ワイヤーを解かれた回天が目標に向かって突進するという運びとなる。
確認できる回天の成果は2件だけである。空の特攻兵器桜花と同様に母艦もろとも沈められたり、故障したりで、結局期待されたような戦果は上げられず終戦を迎える。

黒木は艇内に辞世の句を残している。私達とは根本的な教養の違いを感じる。

国を思い死ぬに死なれぬ益良雄が
友々よびつ死してゆくらん

男子やも我が事ならず朽ちぬとも
留め置かまし大和魂

また、こんな句も残している。

人の子の勉むは国のためなれど.ともに慶(よろこ)ぶ父母ありてこそ
(開戦前、母に宛てた手紙に添えられた句)

人など誰かかりそめに 命捨てんと望まんや 小塚原にちる露は 止むに巳まれぬ 大和魂
(戦局も押し迫った頃、戦友に宛てた手紙より)

最後の句の前半は、現代の多くの人も共感できるのではないか。


今回のブログは 創始者・黒木大尉と樋口大尉の殉職(遺書) から引用している画像やテキストがあります。









Posted at 2015/08/14 11:16:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2015年08月06日 イイね!

愛燦燦

愛燦燦1年に1度あるかないかの車ネタです。

2・3か月前にみんカラ内でも広告があったような気がしますが、BMW i3の30日間試乗の募集がありました。勢いでそれに応募してみました。何の連絡もないので外れたんだと思い、すっかりそれを忘れてしまった頃、BMWから電話がありました。それも東京の女性から。
24時間試乗のお知らせのメールを送りましたが・・・とのこと。きっと他の広告メールと一緒にゴミ箱に放り込んでしまったんでしょうね。気付いていませんでした。しかし、その電話ではっきりしました。売れてないとは聞いていましたが、やはり売れてないようですねi3。

それで先日、地元のディーラーに試乗を申し込み、丸一日以上借りて、試乗させてもらいました。

BMWに限らず、自動車メーカーはみんカラくらいはチェックしてるでしょうね。このブログもチェックされる可能性は高いわなぁ・・・。私が誰だか特定されちゃうかもなぁ・・・。

無料で貴重な体験をさせていただいたことには感謝しますが、ちょうちんブログを書くつもりはありません。ディーラーさん、ごめんなさい。

ディーラーでセールスさんから一通り説明を聞いてから、セールスさんの運転で近所を一周。
ディーラーを出てすぐのところで、セールスさんはアクセルペダルを一気に踏み込みます。「オオッ! 背中をシートに押し付けられるとはこのことか!」と思うくらいの加速! やはりモーターのトルクは違う! セールスさんとしては、まずこれを印象付けたいんでしょうね。



家に乗って帰ってさっそく各部を点検。上は助手席側から撮ったコクピット。オーディオ、エアコンの操作パネル以外の計器は大小2枚の液晶モニターに。これが・・・・安っぽい。こういう時代なんでしょうか。



ハンドルの向こう側にある、小さい方の液晶モニター。速度や走行可能距離などが表示されています。電池であと74㎞、エンジンで78㎞走れることを示しています。
あ、説明が遅れましたが、借りたのはレンジエクステンダー(以下REX)付きのi3。REXとは充電用のエンジンのこと。BMWのバイクの650ccエンジンをリアに積み、電池が無くなりかけるとエンジンが起動し、充電を始めます。i3は電気自動車です。プリウスのようにエンジンが走行も助けるようなハイブリッドではありません。
当然、REX付きの方がREX無しに比べれば長距離を走れるわけですが、それだけ重くなり(約100㎏)、電費も加速も低下します。



オーディオとエアコンの操作パネルは昔ながらってところでしょうか。ただね、この車、500万円を超えるってことを考えると、これでいいかどうかは意見が分かれると思いますが。



観音開きのドア。これは新鮮ですね。後席の乗降性を考えた結果だそうです。ピラーがないので、前席のドアを開けないと後席のドアは開きません。後席はドアノブすら外にはありません。
ただ、ご覧頂いて分かる通り、後席は広くはありません。
車幅は1800㎜以上あり、ドアは厚いですね。この辺がBMWの安全性?



運転席のシートバック。薄いです。軽量化を追求しているようですね。



後席。センターに縦に並んだカップホルダー。そう、これ、4人乗りなんです。



タイヤは専用のブリジストンの19インチ! でかい! ただ、幅は狭い155.



トランクは広いとは言えません。この下にエンジンとモーターが納まっています。
REX付きはオイルの交換も必要なわけですが、そのときはリアバンパーも外して、結構おおげさなことになるそう。



フロントは、まあ、カッコ悪くはないかな。BMWの象徴であるキドニーグリルはデザインのみ。機能的には何の意味もありません。
そして、軽量化を追求した結果、ボディーは全て樹脂製。鋼板はどこにも使われていません。その樹脂パネルを特殊なシール材でとめているんだとか。

そうそう、成田ナンバーでした。空輸で来て、成田市で新車登録ってことでしょう。試乗車はすべてそうなのかな?

家族を乗せ、名古屋のイオンまで買い物に行くことに。で、さっそくやってみました。アクセルべた踏み! 次女が私と同じように感嘆の叫び声。電気自動車ならではの加速だと説明すると納得しておりました。そして回頭性の良さ。ハンドルを切るとスッと曲がります。この辺はホンダ車のそれと良く似ています。これも同乗する次女にも分かったようです。
乗り心地は、良く言えば欧州車的。サスは固めで、私の愛車より固く感じます。



イオンに着くと充電スタンドを探して、さっそく充電。これをやってみたかった!
急速充電は250円かかりますが、普通の充電なら今のところ無料。ありがいたいなぁ。ガソリンをタダで入れてくれるショッピングセンターなんてありませんからね。電気自動車ならでは。
ところが、帰る段になってインジケータを見ても充電量は分かるかどうかくらいしか増えてない。フル充電に7時間くらいかかるそうですから、ショッピングセンターにいる時間程度では大して充電できないってことですね。



帰り道にはREXが動き始めました。しかし、わずかに振動も感じますが静かです。
上の表示は、電池であと3㎞、エンジンであと65㎞走れますってこと。
速度を示す0の左がCHARGE、右がePOWERとなっています。左が減速時の回生ブレーキで得られる充電量、右は走行での消費電力量を示しています。
ガソリンエンジン車等は、アクセルを離すと空走していく感じですが、電気自動車はアクセルを離すとすぐに減速して充電にエネルギーを回します。子供の頃、デパートの屋上などで乗ったカートに似ています。ですから急ブレーキ以外はブレーキいらず。



興味深いのはセンターコンソールにあるこのボタン。COMFORTとECO PRO。ECO PROを2回押すと正面の液晶モニターにこう表示されます。



ECO PRO+だとエアコンは働かなくなり最大速度も90㎞/Hに制限され、航続距離を最優先させたモードに入ります。充電スタンドまでぎりぎりの時などにはこれを使うんでしょうね。

岐阜から名古屋のショッピングセンター程度でREX無しでは帰ってこれなかったってことです。ディーラーに返す前にスタンドでハイオクガソリンを足しましたが、5Lも入りません。満タンでも9Lしか入らないそうです。REX付きでもここから東京へ行くには何度も給油の必要がありそう。
セールスさんは、盛んにセカンドカーとしても価値を力説していました。確かに近場の日々の買い物に特化した利用に限定し、毎晩充電すればガソリンの1/10程度の電費でお得感も大きいでしょうし、環境にもやさしいんでしょう。しかし、そのセカンドカーに500万以上出せる人がどれだけいるか・・・?

最後になりますがもう二つ。



ハンドルの右に写っているのがシフトレバーなんですが、慣れればどうってことないのかも知れませんが、見にくくて使い難い。

そして・・・・



ドアの内張りのクローズアップです。不織布のようなテクスチャー。ケナフなんだそうです。そう、あらたな紙の原料として注目されている植物の繊維です。セールスさんによるとi3は廃車にするときも95%がリサイクルできるとか。なるほどケナフならリサイクルは問題ないでしょうね。
このケナフ、ドアの内張りだけでなくダッシュボードなどにも大きな面積で使われています。私にはこれがトランクの内装にしか見えません。トランクの中に座らされて運転はないでしょう。エコも結構だけど、価格なりの内装にしない限り日本じゃ売れないんじゃない?

実は今日もメールが来てました。2ヶ月間無料試乗ですと。興味がある方は是非。




Posted at 2015/08/07 01:33:58 | コメント(3) | トラックバック(0) | | 日記
2015年08月03日 イイね!

暑中見舞い申し上げます(ハセガワ 1/72 F-14A 製作記(Hasegawa 1/72 F-14A building report))

暑中見舞い申し上げます(ハセガワ 1/72 F-14A 製作記(Hasegawa 1/72 F-14A building report))暑いっすねぇ。今、私がパソコンに向かっている部屋にエアコンはありません。あるのは扇風機のみ。もうね、生ぬるい空気をかき混ぜてるだけ。昼間も外に出る仕事はしていないというのに、一日にペットボトルを3本は消費してます。

さて、例年、模型仲間に飛行機キットと背景を合成して年賀状を出していると言う話は何度かしましたが(もう面倒くさいのでリンクは張りません。興味のある方は私のブログを「年賀状」で検索してください)
その年賀状が暑中見舞いになってしまったと言うと・・・・さすがにあきれられるでしょうね。でも、それが現実なんです。本来は2014年のお正月にF-14の年賀状を、そして今年2015年の年賀状にはF-15をと構想していました。ところが、一昨年、義母が他界したことや私のズボラが原因となり、一年以上のズレが・・・・。それでもちゃんと年賀状として出せてればまだ言い訳もできそうですが、暑中見舞いになっちゃったてのはさすがに笑えないレベル。でもね、趣味って、何かに強制されてやることじゃありませんから・・・・ってことにしておきましょう。

で、F-14。既に退役して9年近い機体ですが、その人気は衰えません。「超時空要塞マクロス」なんてアニメに出てくる変形ロボットは明らかにこのF-14を原型にしていました。可変翼ってのは男の子を虜にしますね。最近もモデルグラフィックスと言う模型雑誌に3号連続で(3分割して)1/72のキットが付録に付くくらい。それを契機に何度目かのF-14ブームが再燃しています。

【実機について】
F-14は近代的と言うか未来的なカッコをしてますが、結構古い機体で、初飛行は1970年。ベトナム戦争にも参戦履歴があると言えば私と同世代にはその古さがお分かりいただけるでしょう。
F-14を特徴づけているのは可変翼とフェニックスミサイルでしょう。レーダー・火器管制装置AN/AWG-9は24の敵機を識別し、その内6機に同時にフェニックスミサイルで攻撃できるとされていました。
そのフェニックスミサイルは米軍でF-14以外で運用できないと言うのに、2004年にF-14より先に退役してしまいます。フェニック(不死鳥)は不死じゃなかたんですね。
高価(約5億円)・重い・機動性が悪い。冷戦時代にソ連の爆撃機から艦隊を守るために開発されたフェニックスミサイルは、爆撃機のような大きくて機動性の劣る目標には有効だったようですが、冷戦が終わると無用の長物になってしまったようです。イラン・イラク戦争や湾岸戦争で実際に使用されたようですが、はっきりとした撃墜記録も無いようです。
左の写真は、同じ1/72スケールのフィギュアとフェニックスミサイルを並べたもの。フェニックスミサイルの大きさがお分かりいただけるでしょう。何せ3.9m、460㎏ですからね。キットは別売の eduard BRASSIN のもの。4発入りで1260円。一体成型で、組み立ての手間いらずでフィンも薄くできてます。ただ・・・・反ってます。デカールも付属してますが、水につけるとすぐに丸まり、張りにくい。それに文字がちょっと主張し過ぎかな。
この eduard BRASSIN のフェニックス、1/48でも出てて、それは検索するとその姿を見られますが、1/72では見つかりません。ひょっとすると、1/72ではこれが世界初の作例?

【キットについて】
人気のある機体ですから、昔から各社でキット化されています。1/72スケールで一番古いのはアメリカのモノグラムのキットだったと思いますが、一度、模型店で箱を見た記憶があるくらいで、めったにおめにかかれませんでしたが、エアインテイクが塞がっているとかで、まともなキットではなかったようです。

左の写真はエアフィックスのキットのボックスアートですが、これは持ってました。大学生の頃だったと思います。コクピットの計器盤だけはやたらと出来がよかったキットです。間もなくハセガワのキットがでたので、弟に売りました(せこい!)。





これは1977年に発売されたハセガワの旧版のボックスアート。パネルラインが盛り上がった線で表現されている、いわゆる凸モールドのやつ。
でも、このボックスアートがいいんですよね。今回の暑中見舞いはこれの再現を目指します。






これは1988年に発売されたハセガワの新版。凹モールドに進化。キットはこれを使いました。バブル期のキットでエッチングパーツも入ってますが、今回は使いません。
上のボックスアートもこれも小池繁夫氏による作品で、しかもどちらもVF-1(第一戦闘航空隊、通称ウルフパック)の機体を描いていますが、やはり上の旧版の方が構図がいいですね。





【制作記のようなもの】
ハセガワのF-14は難物として有名です。/48は特に。でも、1/72はハセガワならこんなもんだろうってのが私の感想。1/72のハセガワF-14の制作記は雑誌にもネット上にも山のようにあるので、コクピットを中心に。

例によって別売の AIRES のレジンパーツのコクピットを投入。この制作にかなりの制作時間を費やすことになります。一通りの塗装を終えて墨入れをした後の状態です。


一昨年静岡ホビーショー行ったときのおみやげのこの本(通称ダコ本)が大いに役立ちました。



















エジェクションシートです。ファイスカーテンハンドルは0.2㎜のステンレスワイヤーで。ベルトはエッチングパーツのランナーに相当する部分を短冊状に切って使用。
もちろん、こうした作業はヘッドルーペ無しではできません。






毎度のこととは言え、レジンのコクピットを機体に納めるのに一苦労。かなりの時間を要しています。


パソコンが普及してからは誰もが実機の画像を検索してから制作にかかると思います。もちろん私も同様。
ハセガワ旧版のボックスアートに似せて画像を作るのが目的ですから、塗装はVF-1のウルフパックに決定。ハセガワの新版にはVF-1の機体番号100と111のデカールが入っていますが、そのままも面白くない。ちょっとヒネリを入れたいと思っていた時に見つけたのが上の2枚の画像。第一風防と言うか、ウインドスクリーン部分が黒く塗られています。これが珍しい。「よし、101番機で行こう!」ということに。と同時に、パイロットのヘルメットがただの白じゃないことにも気づきました。これは何とかして再現せねば。
ところで、右の写真を拡大してキャプションを読んでいただくと、後席の乗員がミラマー基地の墜落事故で亡くなったと書いてあります。軍人が命を落とすのは戦場だけではないってことですね。


VF-1ウルフパックのヘルメットを検索して出てきたのが左の画像。赤いストライプはともかく、側面のオオカミの横顔の再現は無理。その辺は適当に。
最初はパイロットを乗せないつもりでシートなどを作っていましたが、飛行状態の合成写真を作るのが目的ですから、パイロットがいないのはおかしい。そこで、フジミのF-14から調達。ハセガワのキットにはパイロットは入っていません。フジミのパイロットフィギュアはできがいいです。
右の方にぼんやり見えるのはボールペンのキャップ。


ところで、このVF-1の赤と白のストライプ、どこか見覚えのある柄だと考えていたら、思い当たるものが。何てことはない、毎日のってる名鉄バス。VF-1を選んだ理由はこんなところに?











途中はすっ飛ばして、コクピット周辺だけご紹介しておきましょう。
ほぼ全体の塗装を終えた状態。
シートは接着してあります。ところがこれがいけなかった。気付いた時は自分で笑ってしまったんですが、後からではパイロットがシートに納まってくれない。しかたなく、フィギュアの足首切断 → ダメ。膝下切断 → ダメ。最終的に腰から下を切断。ついでに両手首も・・・。大手術を経て、やっと2名のパイロットは着席してくれました。


適当な背景のフリー画像を見つけ、自然光の下で機体の写真を撮って合成したのが左。背景としっくりと馴染んではくれませんでしたが、こっちの方がくっきりとしてていいという意見もあるでしょうね。
今回は小池さんのイラストに似せるのが目的。広告界出身の小池さんのイラストはパステル風で花があるんですよね。いろんな色が混ざってて、大げさかも知れませんが、ちょっとモネを思わせるような色合い。ソフトで弄って近づけようとしてみましたが、あまりうまく行ったとは言えませんね。しかし、この辺がいろんな意味で限界。

さ、今度こそ年末までにF-15を間に合わせるぞ! 今度は岐阜基地所属機だ!









Posted at 2015/08/04 00:21:11 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

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「スポーク張替え後、塗装完了。」
何シテル?   08/06 21:31
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