たくぞう＠GXPA16のブログ一覧

お友達のほしさんのところで拾ってきたネタです。

以下のブログは私的にも巡回コースのひとつなのですが、このエントリ。
分べん台で１時間待ち　転送先探し、東京でも困難に （毎日新聞）

東京でも緊急時の搬送先がなかなか見つからないというエントリの内容自体も恐ろしい（だが、予想はできたこと）のですが、ここのコメント欄にとんでもないことが書いてあります。

以下引用－－
東京都内在住の勤務医です。
少なくとも来年度から分娩を平常どおり受け入れる都心の都立病院（都医療公社病院）は聞いたたことないです。
後輩の奥さんの出産で　病院を紹介してと泣きつかれて問い合わせした結果です。
－－引用終わり

東京都をしてこれです。
今後、全国規模でお産難民が発生する可能性があります。
「可能性があります」とは我ながらずいぶん控えめな表現ですが。
焼け野原化は必定と言わざるを得ないようです。

＜医師不足＞公立病院の半数、診療縮小　毎日新聞調査

やっぱりな。…としか言い様がない。残念ながら。
こんなニュースは、ほんの序の口にしか過ぎないだろう。

いつも参考にさせて頂いているブログでも、東京の医療崩壊についてはこんなエントリがあった。
望む、東京情報
そして兵庫でも。
春のドミノ

現状を改善するためには、ざっと挙げれば
・絶対的な人数不足からくる医師の労働条件・待遇の改善
・国の医療費削減政策の撤廃
・患者意識の向上と、（トンデモな）医療訴訟リスクの低減
などが挙げられるが。どれもこれも簡単には解決できない問題ばかりだ。

もはや医療崩壊が行くところまで行くのは恐らく避けられまい。
今我々にできるのは医療崩壊を避けることではなく、その衝撃に備えること。そして一日でも早く復興できるようにすること。
…とはいえ、そのための方法論でさえ未だに模索中、というのが悲しい現状だが。


以下、記事のコピー。

医師不足：公立病院の半数、診療縮小　毎日新聞調査
毎日新聞　平成１９年１月２３日

　医師不足などのため、東京都と大阪府内の計５４の公立病院のうち、公立忠岡病院（大阪府忠岡町、８３床）が３月末に閉院するほか、半数近い２６病院で計４６診療科が診療の休止・縮小に追い込まれていることが、毎日新聞の調査で分かった。常勤医で定員を満たせない病院は４５病院あり、不足する常勤医は計２８５人に上る。欠員を非常勤医で穴埋めできていない病院もあり、医師不足によって病院の診療に支障が出る「医療崩壊」が、地方だけでなく２大都市にも広がり始めている実情が浮かんだ。

　調査は都府立、公立、市立病院（大阪市立大病院を除く）と、都保健医療公社が運営する病院を対象に実施。００年以降の診療休止・縮小の状況や、今月１日現在で常勤医が定員に満たない科の数などを尋ねた。

　閉院を決めた忠岡病院は、０３年に１２人いた医師が０５年には４分の１に激減。昨年４月に皮膚科と泌尿器科、今月には脳神経外科を休止し、病院自体も存続できなくなった。

　診療科別に見ると、休止・縮小したのは、産科・産婦人科が計１０病院で最も多い。次いで小児科６、耳鼻咽喉（いんこう）科が５病院だった。

　不足している常勤医数は、内科が１８病院で計４７人と最も多く、麻酔科１５病院２９人、産科・産婦人科が１６病院２７人、小児科が１１病院２２人と続いた。不足の理由は、▽０４年度導入の新医師臨床研修制度をきっかけに、大学病院が系列病院から医師を引き揚げた▽勤務がきつく、リスクを伴うことが多い診療科が敬遠されている－－など。

　診療への影響は、「救急患者の受け入れ制限」（都立大塚病院）など、救急医療への影響を挙げる病院が目立つ。住吉市民病院（大阪市）のように、産科医不足による分べん数の制限を挙げる病院も多かった。

　打開策については、都立墨東病院などは「給与水準引き上げ」と回答、府立急性期・総合医療センター（大阪市）が「女性医師の増加に対応した出産・子育てから復職支援など女性が働きやすい環境作り」を挙げるなど、労働環境の改善を挙げる病院が目立つ。「医療訴訟に対する裁定機関や公的保険制度の確保」や、「地域の病院や診療所と連携し、医師の診療応援など医療交流を図る」などの意見もあった。【まとめ・五味香織、河内敏康】

さて、まずは以下のニュースを見ていただきたい。

８３％で試掘終了／普天間飛行場内埋文調査

米軍普天間飛行場内の埋蔵文化財調査で、調査可能な範囲のうち83%で試掘が終了したというニュース。
県議会の質疑内容のニュースなので、後半には別の話題も書いてある。

　県立病院の未集金の回収について、知念清病院事業局長は「民間業者はノウハウも持っており、民間での対応も検討したい」と述べ、民間活用も含めて未集金回収に取り組む姿勢を示した。また県立病院医師について、二〇〇〇年度に過労死した中部病院の嘱託医を含め、過去八年間で十二人が病気や事故、自殺などで死亡したと述べた。

　未収金問題については民度の低下や格差に伴って、食い逃げならぬ診察の受け逃げが横行し始めているというのは、マスコミでもたまに取り上げられているので知っている人もいるだろう。これも気になる話だ。

　そんなことなどぶっ飛んでしまうぐらい気になるのは最後の記述。過去八年間で県立病院の医師十二人が病気や事故、自殺などでバタバタと死亡なんてことが、しれっと書いてある…。アタリマエのように医師が死ぬってことですな、要するに。まだ沖縄戦って続いてたんでしょうか。

伊勢志摩の方ではこんな話題も。
火曜の夜間救急休診　三重県立志摩病院

医師の確保が難しく、火曜に限っては夜間救急を休診すると言うニュース。進みつつある医療崩壊の話題だが、いまさらこんな話など珍しくも何ともない。

ここでも気になる記述が。
　同病院では半年前まで、管理職を除く内科医と外科医計２２人が交代で１人ずつ夜間救急に当たってきたが、過労で亡くなるなどして減少、現在は１７人となっている。

＞過労で亡くなるなど
＞過労で亡くなるなど
＞過労で亡くなるなど

ええと。これも全くアタリマエのようにしれっと書いてあるんですが。
「犬が人を噛んでもニュースにならないが、人が犬を噛めばニュースになる」とは言いますが。要は、医師の過労死やら自殺なんていまさらニュースにならないってことですな。


以下、追記。

ある美しい国の職業別自殺者数のデータによると、2005年の自殺者数は32552人。
全人口が1億2768万7000人なので、百分率に直すと0.0261％。この数字が多いか少ないかの判断はお任せしますが、うち無職は15409人と約半分を占め、経済的理由がざっと見積もっても恐らく半分ほどはありそうだ。

さて、同じデータ中に医師の自殺者数の統計もあり、2005年は90人。
医師の数は26万8000人で、百分率に直すと0.03358％。死ぬほど経済的に困窮する可能性が低いことを考えると、異常に高いパーセンテージ。

え？俺？
そんな気にはならんなぁ、きっと働きが足らないんだろうな。

欲しいんです。プレマシー用のフットレスト。
ノーマル状態でも足を置く場所はあるものの、表面はカーペットのまんまでイケてません。
そのうちカーペットがドロドロになるのは目に見えてます。

人様の整備手帳やらパーツレビューやらを検索してみるに、納得いくものを手に入れるためにはどうやら自作の必要がありそうな雰囲気。ホームセンターに行ってもよさげな素材がないし、ちょっとたいぎぃ(面倒臭い)なあ。

以前の整備手帳でちょっと取り上げた、新型用の純正筋金くん。
実はまだ代金を支払っていなかったんですが、5600円/本、左右で11200円+税と意外にお高いことが判明。まあはじめから値段が分かっていても買ったとは思うけど、純正部品のわりには高価な気がします。
発注時にいろいろあってまだ取り付けてませんが、春までには取り付け予定です。