私が選んだ今年のドイツ各メーカー関連のビッグニュース&来年の展望、今回はVW編です。
…ビッグニュース(ベスト3)…
《歴代ゴルフ、画像左から初代・Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵ、Ⅶ》
①GOLF 7 PERFECT YEAR 2013
新世代のMQBプラットフォームを採用したことや、気筒休止システム“ACT”付きも存在するTSIエンジンを搭載するといった効果もあり、今年は3月に
ヨーロッパと
世界のカー・オブ・ザ・イヤーを、
11月には日本カー・オブ・ザ・イヤーを輸入車としては初めて受賞するなど、今年のVW、そして日本市場の輸入車界にとっては、まさにゴルフⅦのための一年となりましたね。
今年一年間に導入されたゴルフⅦの日本仕様を振り返ってみると、まず4月に限定モデルの「デア・エアステ」が先行導入されたのを皮切りに、5月にはTSIトレンドライン/コンフォートライン/ハイラインのレギュラーグレード、9月には待望のGTI(以上がハッチバック)、12月には3月のジュネーブショーでワールドプレミアを飾った、ワゴンモデルのヴァリアント(発売開始は来年1月6日)がそれぞれ発表されました。
また、ハッチバックのレギュラーグレードの発売が開始された6月25日には、同日に音楽活動を再開したサザンオールスターズが出演のテレビCMのオンエアーが開始され、こちらも話題となりましたね。(なお、GTIは今のところCMオンエアーは無し、
発売開始と同時にオンエアーされるヴァリアントのCMには氷室京介さんを起用)
来年で初代のデビューから40周年(1974年登場)を迎えるゴルフですが、今後もさまざまなニュースを提供してくれることは間違いなさそうです。
※タイトルの元ネタは某ダンスパフォーマンスグループにおける来年の目標からです。
《ザ・ビートル ターボ》
②ザ・ビートル、新バリエーションや限定モデルを続々リリース
今年のVWは、上記のゴルフⅦフィーバーだけに止まらず、昨年6月に導入されたザ・ビートルにおいても、話題の多かった一年となりました。
とくに日本市場においては、3月にカブリオレ、5月には
アメリカのギターメーカーとして知られるフェンダー社とコラボした「フェンダー・エディション」、10月には211馬力を発生する2.0TSIエンジン搭載の「ターボ」と、リアサスペンションを従来のトーションビーム式からマルチリンク式へ変更するなどの改良が加えられたクーペの標準モデル(デザイン/デザインレザーパッケージ)、11月には100台限定の「レーサー」(予約注文の開始、本国仕様などではGSRとして販売)、そして今月には、
カブリオレベースでそれぞれ50台限定の「50's/60's/70's」(この3モデルは11月の東京ショーで先行出展)が導入されました。
また、タレントの所ジョージさんをイメージキャラクターに起用したCMが1月からオンエアーされたほか、全国5カ所で「ザ・ビートルで、 やりたいこと、やろう」というイベントキャラバンを実施するなど、販促キャンペーンに力を入れたこともニュースでした。(ちなみにこのブログでも取り上げた
「The Beet湯」は、このイベントキャラバンから生まれたものです。)
《セバスチャン・オジエ選手が駆る#8 ポロR WRC》
③ポロR WRC、参戦初年度にして2冠を達成
今シーズンのWRC(世界ラリー選手権)に、3台のポロR WRCで挑んだVW陣営は、
2月に行われた第2戦のラリー・スウェーデンで、#8のセバスチャン・オジエ選手が初優勝を飾って以降、ライバルのシトロエン(DS3 WRC)やフォード(フィエスタWRC)と互角に戦える速さを見せつけ、その結果オジエ選手が駆る#8が、母国開催となったラリー・フランスでシーズン7勝目とドライバーズタイトルを決めたほか、次戦のラリー・スペインではマニファクチャラーズ(メーカー)タイトルも獲得し、VWはWRC参戦初年度ながら、嬉しい2冠を達成するという快挙を成し遂げたのでした。
来年発表・発売の主なモデルは…
来年前半…次期フェートン(ブランドの最高級車)、ゴルフスポーツバン(コンセプトモデルが9月のフランクフルトショーに出展、ゴルフプラスの後継モデル)
〃 後半…次期パサート/パサートヴァリアント
時期不明…
ゴルフⅦベースのPHV(プラグインハイブリッド)車
【日本導入予定】新型ゴルフR、クロスup!(?)
モータースポーツ活動は…
WRCへは来シーズンも引き続き参戦することが決定していますが、ドライバーは今のところ未定のようです。
次回は、あのCセグメント車の日本導入や最高級セダンがフルモデルチェンジを実施した、メルセデス・ベンツ編です。
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ドイツ車(VW) | クルマ
Posted at
2013/12/30 06:32:43