先週土曜に放送された、BS朝日「カーグラフィックTV」東京モーターショー特集のネタバレ含む私的なレビューです。
番組本編は
こちらに綴ったとおり、長い尺で取り上げられた車種のほとんどが国内メーカー各社のモデルで固められており、さらにワールドプレミアが新型アルピナB3ビターボのG20セダン
(ちなみに先のフランクフルトショーで初公開された同じ新型B3のG21ツーリングは、セダンに対するマーケット上の観点を理由にブース未出展でした)のみだった輸入車ブランドの車種もメルセデスやルノーを含め8~9台ほどですが、紹介は為されていました。
この放送で私の琴線に触れたモデルは国産・輸入車合わせていくつかあるのですが、コンセプトカーでは(量産化にもっとも期待を込めた意味で)日産からの
IMk、市販予定車では(久々の国内向けモデルチェンジで“待ちに待った”感のした)ホンダからの
10代目アコードがとくに印象深かったなぁ…と感じましたね。
また、現地へ取材に訪れていた番組MCの松任谷さんが他社とは一線を隠す“未来の体験型テーマパーク”な要素が強かったトヨタブースや、(こちらも開幕前から話題になっていた)キッザニア東京と国内メーカー各社が手を組んだ子ども向け職場体験プログラムを訪れたりと楽しそうな一面も見られました。後者の件に関連し、昨今「若者の車離れ」というフレーズが聞かれるようになり、我々が抱く自動車の重要性に対する意識は(以前と比べて)大きく様変わりしてしまいましたが、各社それぞれの特徴も表れた体験プログラムをきっかけに、カーデザイナーやエンジニア、整備士にレーサーの“未来の卵”が生まれることを私も期待したいですね。
ただ国内各社の出展車両で(大人の事情か何かでそうなったのかは分かりませんが)スズキのコンセプトカー群や青海エリア・ヴィーナスフォートに展示されていた模様であるトヨタの
“ヴィッツ”改め新型ヤリスといった車種の紹介パートが皆無だったのは惜しまれるものの、今から数日後の名古屋ショー(あす21日~24日開催)訪問に向けてはいい予習・収穫が出来たかなと感じてます。
今回の東京ショーは(来夏の五輪・パラリンピックに向けた事情ありの)青海・有明両エリア開催という初の試みだったのはもちろん、私もWeb記事を見て驚いた輸入車ブランドの出展数激減こそありながら、体験プログラムや共催イベントを増やすなど自工会や協力各社による懸命な戦略が功を奏し、先月24日~今月4日までの期間中に延べ130万900人が来場したことが報告されているようですが、実際現地に訪れていない私にとって、その盛況ぶりは元来30分と短い放送尺でも十二分に伝わった次第です。
ブログ一覧 |
日本・韓国車ニュース&語り事 | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2019/11/20 21:31:08