トヨタが誇る主力セダンであり、日本を代表する高級車の代表格でもあるクラウンが、現行限りで販売終了を検討か?…という報道が為されたようですね。
現行・220系のMCモデル発表や、同型をモデル化した来月のトミカ(新No.26)発売を目前に控えた最中でのニュースなので、クラウンを幼いころから知っている私としても『寝耳に水』に感じたのは言うまでもないです。
思えば近年は、高齢ユーザーに偏りがちだった購買層とブランドイメージを若返らせるべく、先代・210系では大胆かつ巨大なフロントグリルの採用や前期アスリートの“ピンク色”を含むボディカラーもラインナップしたり、現行型では
(どことなくBMWやメルセデス車でみられたような)ドイツ車チックの6ライトウィンドウを備えたほか、国内専用モデルでありながらドイツ・ニュルブルクリンクを徹底的に走り込み鍛え上げた足回りも自慢でしたが、こうした施策を受けても販売不振に喘ぐ事態に陥ってしまったのは該当記事にも記されたとおり、ユーザーニーズと時代の変化がそうさせたと思うほかないと感じています。
実際ネット記事などを見ると、本来クラウンが担ってきた需要はトヨタ社内で同門のレクサス車であったり、ミニバンのアルファードであったり、価格やサイズの近い輸入車
(車格的にはBMW5シリーズ・メルセデスEクラス・アウディA6あたりでしょうか)に流れているという噂すら目にしてますから、そういった事情も重なって
(今どきの言葉でいう)オワコンと捉えれば納得できるかもしれませんね。
早くて2022年にもデビューするという後継車は何とSUVになるそうで…クラウンを知らない層や新種なモノ好きの人からしてみれば、それはそれで面白いアイデアだと思いますが、逆に四半世紀以上の歴史を誇っているぶん「クラウン=王道の高級セダン」と原理主義に考えているファン(かくいう平成生まれの私もそうですが)からすれば、トヨタ側で練られた計画をサイレントマジョリティー
(某坂道グループの♪君は君らしく 生きていく自由があるんだ~♪な曲のことではありません)で答えがちになってしまうのも分かる気がします。ただそれで問題になりそうなのは、高級なイメージがセダン時代から継承された場合、身内のランドクルーザーあたりとの棲み分けをどうするか?だと思うんですよね…。
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Posted at
2020/11/12 22:30:01