「長かったね…」なMC版パサートシリーズ

MC版の現行パサートシリーズ（セダン/ヴァリアント/オールトラック）、ようやく日本仕様が正式発表されましたね。

各バリエーションはWLTPモード燃費導入や新型コロナ禍などによる影響で生産体制が乱れたため、おととし初頭の本国デビューから2年越しの日本導入となりましたが、一足先にヴァリアントを先月開かれたゴルフ用品の見本市に参考出展させるというニュースを知ったときは、単純明快に「発表はもうすぐなんだな」という期待感すら生まれて待ち遠しい気持ちでいっぱいでした。

排気量が1.4から1.5リッターになったTSI（直4ガソリン）エンジンと従来型の改良版である2.0TDI（直4ディーゼル）の搭載、インフォテイメント系や安全面の充実などは本国発表時から概ね想像が出来ていたんですが、MC前のモデルではセダン・ヴァリアント双方で選べた“R-ライン”は今回から後者のみの展開になり、エンジンもそれまでの2.0TSIから2.0TDIにチェンジされたようですね。恐らくセダンのR-ラインは他グレードに対して販売台数がそれほど出なかった実情があるのと、今後そのポジションはキャラクターでかち合うアルテオン（すでに本国ではMC版が発表済みです）に任せて…という方針もありカタログ落ちとなったんでしょう。

ちなみに先ほど何となくYouTubeを開いていたら、MC版の関連動画が河口まなぶ・五味やすたか両氏のチャンネルなどに早くもアップされており、いろんな意味で♪まさかまさかの急展開～♪だと感じましたが、さらに「Car Watch」など一部自動車サイトにはオールトラックのインプレッション記事も上がっていたので、もうすでにメディア向けの試乗会は極秘で執り行われたっぽいですね。

上述どおり本国発表から日本導入までに大幅なズレが生じてしまったため、みーぱんよろしく「長かったね…」な一面は感じます（思えばここ最近、パサートと同じ理由で導入が遅れたVW・アウディ車関連のネタだけで散々書いてますね）けど、この後はすでに一部詳細が解禁済みの新型ゴルフ（Ⅷ）など注目モデルが続々導入される予定になっているので、ブランドの反転攻勢に対するワクワク感は期待度MAXで考えてもいいかなと思っています。