MINIの一部バリエーション・グレードに搭載される2ペダルミッションが、アイシン製6速ATから7速DCTに変わったようです。
ただメーカーからの正式アナウンスは誇大レベルになっていないため、こっそり変更されたんだねという感じです。
今回DCTに切り替わったのは、ハッチバック(3・5ドア)の“ワン”および“クーパーD”とコンバーチブルの後者のみで、“クーパー”や“クーパーS”への搭載に関しては、来年行われるマイチェンで採用していくという話らしいですが、“クーパーSD”とJCWにはDCTを使わない代わりとして、クラブマンやカントリーマン(クロスオーバー)の大半グレードと同じく8速ATが組み合わせられるようです。
そういえばトルコン式AT以外の2ペダルミッションは、親ブランドがBMWとなった最初のニューミニでCVTが組み合わされたことがありますが、DCTは史上初の組み合わせですね。
すでにUKLプラットフォーム搭載車×DCTの組み合わせは、BMWブランドのX1(現行、sDrive18i)などで採用歴があるんですが、さすがにどこ製のものを使っているのかまでは知らなかったので、X1のデータを基に調べてみたら、何とそれは他社でいう現行スマート(フォーツー/フォーフォー)の6速“ツインナミック”と同じ独・ゲトラグ社製で、湿式クラッチ仕様になっていました。
欧州各国の排ガス規制がこれまで以上に厳しくなるのを受け、今までのATでは新基準に対応できない解答として、このDCTが採用される格好になったのかもしれませんが、ミッション自体新しい設計
(なのかな?)であるゆえ、燃費はAT比で格段に良くなっているはず…。
このDCTのセレクターノブ、MINIというよりBMW車の雰囲気漂うデザインになっているのは明らかですよね?残念とまでは言いませんが、多分BMW側との統一感を持たせるためにこのような事情が生まれたんでしょう。
Posted at 2017/12/20 22:29:59 |
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