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成田のオッサンのブログ一覧

2023年09月11日 イイね!

ChatGPTで標語を作ってみた!

ChatGPTで標語を作ってみた!現在の職場は、現役時代も含めて言うと3つ目の職場になりますが、実は3つの中で最大規模の会社になります。で、現役時代の勤務先にもあったことですが、各種の年中行事の研修がありまして、その一つに人権研修があります。
人権研修と言うと最近のLGBTQ問題やら障害者差別やら同和差別やら外国人差別やらといろいろとテーマがあるわけですが、その重要性は分かるものの(私も現役時代は社内で人権研修ファシリテーターなる役割を引き受けていました)、ハッキリ言って仕事の時間を削ってグループディスカッションなどをさせられるのは面倒くさくてかなわん。しかも現在の職場は、毎年研修に先立って人権標語を作れと言うんですよ。
グループディスカッションは適当なことを言ってればやり過ごせますが、標語はとにかく作って提出しないことには終わらない。でも簡単には捻りだせません。今年は忘れたふりして期限まで出しませんでした。そしたらさすが大企業、総務から「まだ未提出ですよ」とメールが来るし。

そこで思い出したのがChatGPT! こいつにやらせよう。

会社から出された条件は以下の通り。

【標語内容】
・人権に対する意識の向上、啓発を呼びかけるもの
・感性に訴えかけるもの
・標語としてふさわしいもの(語調、文章の長さ等も考慮)
・研修の成果がうかがえるものや時代を反映したもの

この条件を提示してChatGPTに標語を5つ作るように指示しました。

出てきたのが以下の5つの標語。

「差異を育て、尊重を収穫。共に輝く人権の花。」
「心の壁を取り払い、理解の橋を築こう。人権の架け橋。」
「小さな行動が大きな尊厳を紡ぐ。人権の糸、私たちの手で。」
「違いが彩る世界、尊敬が結ぶ絆。人権のパズル、共に完成させよう。」
「過去の痛みを背負い、未来の平等を育む。人権の樹、新しい時代を枝豊かに。」

ちゃんとこちらの要求を理解できるだけでも凄いことだし、それに対してちゃんと意味の通る標語を提示してくるのも凄いと思いますよ。でも何と言うか、感性の古さが漂ってませんか。
育て→花、紡ぐ→糸、樹→枝 のようにわざとらしいレトリックを繰り出してくるところが、かえって加齢臭。少なくとも今時感は皆無ですよね。
つまり、ChatGPTの感性は古臭くてジジイっぽいんですよ。
でも、考えるのが面倒臭くて選んだ手段ですからね。良作とは言えないことは承知の上で一番上のを提出しました。

大企業ですからね、まず支店で幾つかの良作を選びそれらを本店で競わせて選抜するというトーナメント方式。最終的に選ばれた数点をポスターにして全国の支店に張り出すという寸法です。

支店内で選ばれた標語がメールで配信されましたが、さすがによくできた標語ばかりでした。

ChatGPTの感性、もう少し若返りできんかな?
Posted at 2023/09/11 21:56:51 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2023年08月05日 イイね!

薬師岳

薬師岳暑いですねぇ(前回も同じ書き出し)。今日は義父の1周忌で、午前中はお寺で法事とお墓参りでした。早いもんですね。

と言うことで、2週間前の薬師岳登山のご報告となります。
本格的に3千m級の山に登るようになって10年とちょっと経ちますが、北アルプスの山々の中でも、山頂が(県境ではなく)富山県内にある山は今回の薬師岳が初めて。



登山のハイシーズンとあって、登山口の駐車場は満車に近い状態。



薬師岳の標高は2,926m。とは言え、その登山口は標高1,356m。ま、1600mくらい登るだけですよ。それが大変なんですけど。

で、登山口の標識のすぐそばに上の写真の右側の塔が立ってます。十三重の塔と名付けられた慰霊塔で、1963年1月に愛知大学山岳部の学生13人が冬の薬師岳で遭難して全員が死亡するという痛ましい事故があり、その13人を慰霊する塔です。当時私はまだ4才ですから記憶にありませんが、マスコミ各社の激しい取材合戦で大騒ぎになったらしく、愛知大学の学長が責任を取って辞任しています。3月下旬になって名古屋大学山岳部のパーティーが最初の5人の遺体を発見し、13人目の遺体発見は10月半ばのことでした。
実は今回の登山の引率者は愛知大学の卒業生。登山前にこの塔の前で簡単な説明を受けましたが、冬山には手を出すまいと改めて思いました。

お天気はまずまずといったところ。男性10人、女性10人、総勢20人の大パーティーで、他の登山者とのすれ違いにはかなり手間取りました。















高山植物の名前は何度も教えてもらいましたが、興味が無いので覚えられません。興味のある方はご自分で調べてください。



昼食は途中にある太郎平小屋で「太郎ラーメン」を。確か1,200円だったかと。行者ニンニクが入ったそれなりに有名なラーメンらしい。スープを飲み干すと CRAZY CLIMBER の文字がどんぶりの底に表れます。
贅沢を言っちゃいけないのかも知れませんが、麺がなぁ・・・。お湯が沸騰しても100℃にはならないから仕方ないのかな。

腹ごしらえをして再び登山。



木道が整備されていて勾配も緩く、この辺はハイキング気分。



急勾配の沢登りから太郎平小屋を振り返る。

3時半ころ、山頂まで1時間ほどの薬師岳山荘に到着。最後の方は結構きつかった。これは私だけでなく同行の皆さんの意見。



山荘の晩飯。狭い食堂なので交代で食べます。ご飯と味噌汁はお代わり自由。ただ、ここでも贅沢を言ってはいけないことは分かってはいるのですが、ご飯がべっちゃりとしていてうまくない・・・。これも沸点のせいなのか? でも他の山小屋でこんなにまずいご飯の記憶はないんだよなぁ。

部屋はほぼ満室。最初から布団は敷いてあって、隣との間にプラダン(プラスチック製の段ボール)で簡単に仕切りがしてあって、コロナ対策がしてあります。寒いかなと思ってましたが、意外に温かくて疲れもあって熟睡できました。

山頂でご来光を拝むために2時半に起床。準備を整えて3時半に山小屋を出発。さすがに寒い。私は上に羽織るウインドブレーカーしか持ってきておらず、それだけでは足りないくらい。



外に出ると満天の星空。こんなにくっきりとした星々を見たのは何年振りでしょうか。
上の写真はiPhoneで撮ったもので、夜空に向けると「3秒固定」の表示が出ます。もちろん手持ちですがちゃんと見れる写真が撮れます。それを自宅のパソコンで加工してやると天の川も浮かび上がってきます。一眼レフだと三脚が無いと撮れないでしょうね。最近のスマホのカメラはほんとに凄い。





ヘッドランプを点けた登山者と背景の夜空。



夜明け前の山頂付近。

ご来光を期待して山頂まで登ったんですよ。そしたら・・・。





ガスだらけで何にも見えない。証拠写真だけ撮影。





仕方なく下山。







降りかけるとガスが晴れるという皮肉。



山小屋にもどっての朝飯。

そして下山。ここからはきれいな晴れ。



遠く槍ヶ岳を望む。



槍ヶ岳のクローズアップ。

そして、ライチョウ親子と遭遇。











ライチョウは初めてではありませんが、こんな晴天の下でしかもお花畑の中のライチョウに出会えるなんて! しかし、本当に逃げませんね。









再び太郎平に到着。



お昼までには時間があったので小屋から15分ほどで登れる太郎山に登頂。





かなり標高が下がったところで休憩していた時に現れたのがこれ。





オコジョ。オコジョも初めてではありませんが、前回もそして今回もまともに撮れなかったのが悔しい。風景しか撮らないはずとISOを100にしていたのがいけなかった。
ひょっとするとオコジョは登山者がいる時を狙って出てきた可能性もありますね。何か餌を得ているのかも知れません。

そして炎天下の中、下山。



標高が下がるほど蒸し暑さが戻ってきてうんざり。皆さんよく焼けてました。

9月初旬にまた別の山の予定があります。どうかその時は台風が来ないように。


Posted at 2023/08/05 18:58:05 | コメント(2) | トラックバック(0) | | 日記
2023年07月29日 イイね!

サンコウチョウの子育て

サンコウチョウの子育て暑いですね。仕事では作業員さん達に「水分補給と適度の休憩を忘れないで、熱中症に注意してください。」と同じことをくどいほど言う日々が続いています。
と言う私は、ほとんどの時間、涼しい事務所にいるので大丈夫です。

さて、今回のブログは6月25日のブログ「おかえりサンコウチョウ」の続きになります。

まずは7月2日の様子。





上が母親、下が父親の抱卵中の姿。実際はもう少し暗いですが見やすく加工してあります。
7月8日にも撮影に行きましたが、その時も抱卵中でした。

翌週の7月15日(土曜日)は用事があって行けませんでしたが、結果的にこれがまずかった。7月16日に森に行くと孵化どころか既に巣立った後。
顔見知りのカメラマンに、昨日は巣立ちの瞬間が撮れたと自慢話を聞かされることに。無念。

でも、まだ巣があった場所の近くで頻繁にヒナに餌を運ぶ姿が撮影できました。

まずは、親単体。











餌である蛾などを捕まえるところも見ましたが、蛾の動きに合わせてひらひらと舞うように飛んで器用に咥えますね。

ここからはヒナも交えて。













巣立ちを見ていた人の話では、巣立ったのは4羽だったようですが、この時点では3羽になっていました。しかし、巣立ったとは言え、まだまだ幼いですね。
撮影面では枝の中での餌渡しでフォーカスが合ってくれない・・・。





上の2枚は連続写真ですが、餌が大きすぎてヒナが吐き出した餌を親が慌てて拾いに行った場面です。



まだ多くのカメラマンが残っていましたが暑くて退散。

7月17日。

今日もそこそこの数のカメラマンが居るはずと思いながら森に入りましたが、誰もいない。でもサンコウチョウの鳴き声はする。すぐに居場所を見つけて撮影を始めましたが、暫くは私一人で独占でした。ただ、やはりフォーカスは厳しいし、露出もコロコロと変化して補正しまくりです。













母親が蛾を捕まえた直後。蛾の鱗粉があたりに撒き散らされているのが分かります。

最後に再び親のソロを。





今日も行ってみましたが、一度だけ鳴き声を聞きましたが、もうどこにいるのか分かりません。おそらくサンコウチョウの撮影も終わりでしょう。










Posted at 2023/07/29 15:30:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | 野鳥 | 日記
2023年07月15日 イイね!

Tatsuro Yamashita does'nt RIDE ON TIME

Tatsuro Yamashita does'nt RIDE ON TIME山下達郎が炎上してますな。そんなこととは無縁の人だと思っていましたが、掘り下げて行くと結構根深い問題があるし、彼の意外な一面を知ることにもなりました。高校生の頃からのファンですし、ブログでも何度か採り上げていますので、この件についてこれから述べようと思います。
ただ、こういうのは誰に向けて書くかが悩ましいですね。全くこの問題について関心のない人に一から説明しようとするのは長くなるし正直面倒臭い。経緯も書きますが、なるべくリンクを張っておきますので詳しくはそちらでご確認いただければと思います。
(以下、敬称は略します。引用部分は青文字で示します)

まずは松尾潔について。

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松尾潔の略歴はこちら
音楽プロデューサーであり、リンク先のWikipediaの記述には「ヒット請負人」ともあります。知名度はそれほどないのかも知れませんが、かなりの実績のある方で、山下達郎とは旧知の仲であり、家族ぐるみのつきあいもあったようです。今回問題になっている業務提携契約も山下達郎からの誘いによるものとのこと。

松尾潔はBBCがジャニーズ事務所や元ジャニーズの被害者を取材して作った例の番組「J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル/Predator: The Secret Scandal of J-Pop」を視聴し、これは放置できないと感じました。


(リンクは有効です。「詳細はYoutubeで見る」をクリックしてお進みください。)

そして5月15日のラジオ番組に出演した松尾潔は以下のように発言しました。

「今回の疑惑を放置することは、ジャニーズ事務所だけの問題じゃないと思っています。一番の弊害は、今回の報道やマスコミの有り様を見た子供たちが、もし性犯罪・性暴力の被害者になったとき『声を上げても無駄だ』という諦めの気持ちになるかもしれないことです。疑惑を放置することで、社会全体が諦めの気持ちを子供たちに植え付けかねないのではと怖れを感じています。メディア、広告業界、芸能界だけでなく、みんながこの問題を直視しない限り、性加害や性暴力は、この先もなくならないでしょう。音楽業界に身を置く私も正直つらいです。ましてや、こういう世界に憧れたことがある、あるいは憧れている家族がいる、といった人たちも胸を痛めているはずです。私たち一人一人が、この国が抱える問題として当事者意識を持ち、みんなで膿を出すというところに、舵を切るべきじゃないでしょうか」

翌日にそれがヤフーニュースの記事になり、山下達郎のプロダクションであるスマイルカンパニーの社長の小杉周水が松尾潔を呼び出し契約解除を迫ったのが18日で、中1日の急な展開だったってことですね。

スマイルカンパニーは1972年に山下達郎のマネージメントからスタートした芸能プロダクションで当初は個人事務所のようなものだったようです。現在は妻である竹内まりあなども所属し、面白いところでは放送作家の鈴木おさむも所属しています。同社の株の半分は山下達郎が所有しているそうです。
で、その社長である小杉周水に松尾潔が呼び出されたわけですが、小杉周水は2代目の社長で初代はその親である小杉理宇造(1984年就任)。小杉理宇造は1970年代にジャニー喜多川と知り合い、2003年にジャニーズエンターテインメントの社長に就任しています。
この辺からもスマイルカンパニーとジャニーズとの密接な関係が窺えるわけです。

松尾潔が小杉周水に呼び出されて契約解除を迫られたときの様子が松尾潔によって7月6日の日刊ゲンダイに詳しく載っています。

理宇造氏の長男の周水くんは作曲家の顔を持ち、ぼくにとっては親しい後輩でもある。付き合いも家族ぐるみだ。彼は、こんなことで松尾さんと向きあいたくはなかった、性加害は当然許されないことだし、松尾さんの話も正論、でも……と、Jやジュリー社長の名前をメディアで口にすること自体を問題視し、マネージメントの中途解約を切り出した。いわば不敬罪による一発退場である。

契約解除の理由は明らかだってことですね。ただそれは涙を流すような苦渋の選択でもあったようで・・・。

涙を流しながら解約の弁をくり返す彼に、ティッシュを差し出すぼくまでもらい泣きしたのは一生忘れられないだろう。


とてもビジネスの話とは思えない。

当然、松尾潔は納得できず、それを山下達郎も同意しているのかどうか直接確かめたいわけですが・・・

その場で達郎さんに電話したい衝動を必死で抑えながら、ぼくは社長の発言を尊重して、メールを含む夫妻への直接の連絡は一切控えた。

6月2日、SCオフィスで再会した周水社長は、ぼくの契約の中途終了に山下夫妻が〈賛成〉であることを告げた。RKBラジオ等での発言はいかにも松尾らしく正論でもあるが、これまでの山下家・小杉家・藤島家のつきあいの歴史を考えると、SCに松尾が在籍し続けるのを認めるのは難しい。なぜなら、三家のつきあいはビジネスではなく「義理人情」なのだから、ということだった。
(藤島家とはジャニー喜多川一族の家のことです)

契約を解除する理由は正論よりも「三家のつきあい」と「義理人情」が勝るからだと告げられたわけです。昭和の頃の昔話じゃないですよ。つい先日のことです。

日刊ゲンダイの引用を続けます。

この期に及んでも、どうしてもぼくに飲み込めないことが一点だけあった。周水社長からの報告という形でしか聞いていない山下夫妻の〈賛成〉だ。周水くんを疑ってはいない。ただ、四半世紀におよぶ付き合いのなかで自分が知る達郎さん、そしてまりやさんなら、本当に〈賛成〉するだろうか。その疑問が払拭できなかった。

周水くんとの信頼関係を考えれば、だからといって達郎さんに直接コンタクトを取るのはやはりためらわれた。ぼくは喜田村弁護士に、先方の代理人を務める弁護士へ尋ねてもらった。「松尾は、『山下氏と竹内氏が契約解除に賛成している』と社長から説明を受けているが、それは事実か」と。返ってきたのは「そうである」。この回答を確認したぼくは、契約終了の最終合意に応じた。


松尾潔はこの契約解除の件を世間に知らせるとともに第三者を介しての回答ではなく、どうしても本人から真意を引っ張り出したかったんでしょうね。7月1日に山下達郎の名前を出したツィートを上げます。

15年間在籍したスマイルカンパニーとのマネージメント契約が中途で終了になりました。
私がメディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由です。
私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です。
今までのサポートに感謝します。バイバイ!


名前を出されたことで、この辺から山下達郎もついに自分に火の粉が飛んできたことを知ったことでしょう。そして山下達郎がどう対応していくのか世間の注目を集めることになりました。

山下達郎はツイッター等のネット媒体は一切使用しておらず、毎週日曜日に放送されているFMの彼の冠番組「山下達郎のサンデーソングブック」の7月9日の放送で時間を割いてこれに回答することを予告しました。

私は久し振りにリアルタイムでこの番組を聞きました。(全文書き起こしはこちら
約7分の時間を割いた長いコメントでした。部分的に引用します。

今回、松尾氏がジャニー喜多川氏の性加害問題に対して憶測に基づく一方的な批判をしたことが契約終了の一因であったことは認めますけれど、理由は決してそれだけではありません。他にも色々あるんですけれど、今日この場ではそのことについては触れることを差し控えたいと思います。

他にも理由があると含みのある表現をしながらも、松尾潔がジャニー喜多川の性加害問題に触れたことが契約終了の一因であったことを認めています。
そして、ここで多くの人が反発を抱くのは「憶測に基づく一方的な批判」でしょうね。この期に及んでそんなことがよく言えるなと。先に挙げたBBCの番組を始め何人かの元ジャニーズが実名も顔も隠さずに性被害を明らかにしているのに、不見識も甚だしい。

性加害が本当にあったとすれば、それはもちろん許しがたいことであり、被害者の方々の苦しみを思えば、第三者委員会等での、事実関係の調査というのは必須であると考えます。しかし、私自身がそれについて知ってることが何もない以上、コメントの出しようがありません。

自分はあくまで一作曲家、楽曲の提供者であります。
ジャニーズ事務所は他にもダンス、演劇、映画、テレビなど業務も人材も多岐に渡っておりまして、音楽業界の片隅にいる私にジャニーズ事務所の内部事情など全く預かり知らぬことですし、まして性加害の事実について私が知るすべ全くありません。


原則的な前提を言い訳として述べた上で、(先に述べたように山下達郎が所属するスマイルカンパニーの初代社長はジャニーズに縁のある人であり、自身もジャニーズのタレントと仕事上の深い付き合いがあるわけですから)一般人に比べればジャニーズの内情を知ろうとすればよく知ることができる立場であったはずなのに知ろうともしなかった責任は放棄しています。

そしてジャニー喜多川やジャニーズのタレント達への賛美が続き、山下達郎がジャニーズへ楽曲を提供してきたことが紹介されます。
その後です。

そうした数々の才能あるタレントさんを排出したジャニーさんの功績に対する尊敬の念は今も変わっていません。
私の人生にとって1番大切なことは、ご縁とご恩です。
ジャニーさんの育てた数多くのタレントさんたちが、戦後の日本でどれだけの人の心を温め、幸せにし、夢を与えてきたか。
私にとっては、素晴らしいタレントさんたちやミュージシャンたちとのご縁をいただいて、時代を超えて長く歌い継いでもらえる作品を作れたこと、そのような機会を与えていただいたことに心から恩義を感じています。


「ご縁とご恩」。私は森進一の舞台挨拶でも聞いているのかと我が耳を疑いました。演歌歌手から聞くのなら驚きはしませんが、まさかシティポップの雄である山下達郎がこれを口にするとは! 
別にスマイルカンパニーだけじゃないのかも知れません。日本の芸能事務所すべてが前近代的なしがらみで動いているのかも知れません。しかし、今も「家」「ご縁」「ご恩」が優先されて犯罪が隠蔽されるような体質で済まされると思っているんでしょうか。
要するに、山下達郎は「恩義あるジャニー喜多川を悪く言うような人物とは一緒に仕事はできねぇ!」と言ってるってことです。彼にとってはジャニー喜多川の性加害を調査しようとか、その被害者を救済しようとか、再発防止だとかには興味は無いってことのようです。

私が一個人一ミュージシャンとしてジャニーさんへのご恩を忘れないことや、それから、ジャニーさんのプロデューサーとしての才能を認めることと、社会的、倫理的な意味での性加害を容認することとは全くの別問題だと考えております。
作品に罪はありませんし、タレントさんたちも同様です。

ジャニー喜多川の性加害を明らかにした上での作品の扱いについてであれば、異論はありませんが、その前提を述べていません。ただ、ジャニー喜多川の性加害の全貌が明らかになった時点で彼を尊敬し続けられる人はわずかだと思いますが。

最後に山下達郎はこんなことを言います。これが私を含む一部のファンの怒りを買いました。

彼らの才能を引き出し、良い楽曲を共に作ることこそが私の本分だと思ってやってまいりました。このような私の姿勢をですね。忖度あるいは長いものに巻かれていると、そのように解釈されるのであれば、それでも構いません。
きっとそういう方々には私の音楽は不要でしょう。


ケンカ売ってますね。正直、腹が立ちました。
それに一つ前の引用と矛盾しませんか? 一つ前の引用では作品とそれに関わった人達とは別に考えるべきだと言いながら、上の引用では「俺が嫌いなら俺の曲も嫌いなはずだろ。だったら聞くな! 俺の絶対信者だけが聞けばいいんだ!」ですからね。曲と関係者は別物なのか一体なのか発言者自信が整理できていない。

山下達郎が抱くジャニー喜多川への敬愛や尊敬はよく分かった。ただ、この状況の中でそれだけでいいの?ってことですよ。山下達郎は結果的にジャニー喜多川の性加害をうやむやにしたいんですよね。でもそれが被害者救済や再発防止の障害になるのではないかという視点を持とうとする気が無い。

山下達郎は珍しく社会的な楽曲をアルバムにぶち込む人でもあります。1986年のアルバム「POCKET MUSIC」に「THE WAR SONG」なる曲が入っています。反戦歌です。フォークソング時代なら分かりますが、シティポップ全盛期の1980年代にですよ。
「POCKET MUSIC」にはあの「俺たちひょーきん族」のエンディングテーマになった「土曜日の恋人」も収録されたアルバムです。そこに放り込まれた「THE WAR SONG」は正直なところ重くてアルバムの流れを止めるし、聞きづらかった。無くてもいいのに思ってましたね。


(オリジナルではなくカバーですがボーカルは山下達郎)

でも彼はこの曲をアルバムに入れた。耳障りのいい曲ばかりでなく、作品に社会性を持たせたい気持ちもある人なんです。
それだけに今回の件は残念でなりません。70歳という年齢が彼をしてそうさせてしまったのでしょうか。だとしたら、やはり齢は取りたくねぇな。

Tatsuro Yamashita does'nt RIDE ON TIME

長くなりましたが、この長さが私の無念さと思っていただければ。






























Posted at 2023/07/17 00:00:52 | コメント(2) | トラックバック(0) | 音楽 | 日記
2023年06月25日 イイね!

おかえり、サンコウチョウ

おかえり、サンコウチョウ野鳥撮影を始めて既に10年以上になりますが、サンコウチョウは毎年我が家から車で10分ほどの森に必ず渡って来ていたので撮り続けることができていました。ところが昨年は鳴き声を聞くことはあれどその姿を一度も見ることなくシーズンが終わってしまいました。正直、サンコウチョウなんて撮り飽きてるつもりでいましたが、来ないとなると結構な喪失感がありました。
そして今年。いつもならゴールデンウィークには渡ってくるはずなのに、チラリと鳴き声が聞こえただけ。もう二度とこの森には来ないのか?などと諦めかけていました。もちろん、毎週末に様子を見には行っていましたが、顔見知りのカメラマンと出会うと「いませんねぇ」と声を掛け合うばかり。ところが先週末、森に行くといつもよりカメラマンが多く、しかも固まってる。いました! 2年ぶりにサンコウチョウをカメラに収めることができました。

でもその前に、最近撮ったその他の野鳥を一気に。

5月5日のキビタキ。









5月6日のシジュウカラ。家の近所の電線にとまってました。



もちろん珍しい鳥ではありませんが、羽毛が逆立って必死な感じが出てるんで上げておきます。

5月20日のコアジサシ。



場所は木曽川の馬飼頭首工。アオサギやカワウの溜まり場。









数人のカメラマンが餌渡しを狙っていましたが、その場にいたツガイは一組だけ。少なくとも私は撮れませんでした。

6月17日のモズ。こちらも家の近所の電線にとまっているところ。夏にモズを撮ったのは初めてじゃないかな?



そして、やっとサンコウチョウ。

まずはメス。





そしてオスなんですが、これが一般的に思い浮かべるオスの成鳥の姿ではありません。大きさから言って今年生まれたオスで無いことは明らかですが、体色が黒くなく、尾も短い。生殖能力を疑うレベル。そして写真映えの点でカメラマンとしては不満。ところが既に抱卵しているとのことで生殖能力の点では問題ないようです。



この時はまだ巣を拡張しようとしていたのか、巣材であるクモの巣を集めていたようです。



枝被りですが、羽虫を捕まえたところ。かなり近くて数メートルの距離。













長い尾の凛々しいオスでは無いためか、カメラマンは少な目。まあ、サンコウチョウのためにはかえってそれでいいんでしょう。

最後に、おそらくキビタキの幼鳥。






Posted at 2023/06/25 19:09:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | 野鳥 | 日記

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「スポーク張替え後、塗装完了。」
何シテル?   08/06 21:31
昔、メルマガで漫画のコラムを書いてました。
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