え~、相変わらず、サンコウチョウです。これって興味ない人には全くどーでもいいネタでしょうね。ま、いいか。
先日の土日もサンコウチョウを撮ってきました。前回、触れたように、既に抱卵に入っていました。確実に撮れる時期ですから、カメラマンの数も明らかに増えてます。ただ、巣を見通せる角度が限られる上に、途中に枝や葉が被らないポイントがないため、皆さん、非常に苦労していらっしゃいます。
巣までの距離は、カメラの距離の表示を見ると、20m台後半。時々、通りがかりの登山者の方にどこにいるの?なんて聞かれますが、まず肉眼で巣を見つけるのは困難。「あのあたり」と指し示してもすぐに分かってくれる人は稀です。望遠レンズを覗いてる我々ですら、一度見失うとまた見つけるのが大変なくらい。
メスの写真です。500㎜の望遠でやっとこれくらいに撮れます。私のカメラはAPS-Cという規格ですので、35㎜(いわゆるフルサイズ)カメラに換算すると焦点距離が1.5倍になって750㎜の焦点距離ということになります。
手前にある枝や葉がじゃまでオートフォーカスが使えないことがお分かりいただけると思います。ピント合わせはマニュアルにして、ライブビューを拡大して合わせるんだそうで、恥ずかしながら、私は家に帰ってマニュアルを読み直してそれが自分のカメラでもできることを知った次第。次回からはそうします。で、今回はこれでもかとファインダーに目を押しつけて合わせてみました。
ついでに私の写真加工も見ていただきましょう。上の写真をトリミングし、レベルを補正し、シャープネスをかけるとこうなります。
ちょっと色がくどいかな? でも見られる写真になったでしょ?
オスの写真ももう一枚。
ときどき、オスもメスも巣にいない時間がありますが、それもわずかで、たいていはどちらかが卵を温めています。まさに共同作業なんですね。そこへ行くと哺乳類は種付けが済んだらあとはメスだけでも産めるわけですが、これは進化なのか退化なのか?
カメラマンの数が多いと言いましたが、回転が速いので、いつまでも撮影ポイントが得られないと言うわけではありません。抱卵の姿なんて動きがなくて誰が撮っても同じような写真にしかならないもんですから、皆さんが盛んにシャッターを切るのはオスとメスが入れ換わる瞬間くらい。あとは単調なもんですから、暫く撮ると満足して帰って行かれます。
そんなことですから、人と同じ写真では満足できないベテランの方々は最初から巣など狙わずに、巣に帰る途中に偶然に近くの枝にとまる瞬間を待ってブラブラとしていらっしゃいます。
さて、次の土日もおそらく抱卵が続いていると思われますが、ま、行ってみるかな。
Posted at 2013/06/25 23:07:13 | |
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野鳥 | 日記