
みん友の皆様はよくご存じのことですが、私は毎年、模型に理解のある方々に飛行機模型の写真を加工した年賀状をお送りしていますが・・・・
えっ? 「そんなこと知らん」て?
そんな方は、過去のブログなど(「
今頃、年賀状?」、「
今年の飛行機年賀状」、「
私の年賀状・・・飛行機編」、「
干支に因んだ飛行機年賀状」)をご覧頂くと、事情がお分かりいただけると思います。
で、ここ数年は
センチュリーシリーズの機体を作り、年賀状にしてきました。
ところが昨年5月に義母が亡くなって今年の年賀状が出せなくなり、締め切りに尻を叩いてもらわないと物事が完成させられない私は、そこで緊張の糸が切れ、本来なら昨年末には完成させていなければならないはずのF-104が、最近になってやっと完成できました。
てのはかなりの部分が言い訳で、遅れるには遅れるだけの理由もあったんですけどね。大体、2機同時に作ろうってのが甘いってことは一昨年に懲りたはずなのに、身に沁みてないようですね。
いつものことながら、イントロが長い。
私のセンチュリーシリーズを締めくくるF-104の製作記です。F-104J、つまり航空自衛隊のF-104はハセガワの現行キットが出た頃(20年以上前?)に作っていますが、他のセンチュリーシリーズを米空軍機で進めてきたこともあり、今回も米空軍機で行きたい。てことはF-104Cですね。私にはC型であれば、是非これを作りたいと言う機体がありました。Really George と呼ばれる派手な塗装の機体です。そしてシックな塗装のドイツ空軍のF-104Gもいつかは完成させたいと思い続けてきました。こうなりゃ2機同時にと欲張ったのがいけななかったんですね。結局は同時進行させたんですけどね。もちろん、素材はハセガワのキット。(両方ともこれで行けると思い込んでたんですね)
取り掛かりは、いつもの通りコクピットから。
ハセガワの前面計器パネルはクリアパーツでできてます。デカールも用意されてますが、せっかく計器がモールドされてるので、これを丁寧に塗り分け(もちろんルーペの世話になりながら)、レーダー部分はクリアオレンジを塗れと指示があるのでそうしてみましたが、キャノピーを閉めるとほとんど見えなくなるんですけどね。自己満足です。
キットのシートパーツも悪くはありませんが、ここは別売のレジンパーツを奢ります。左がC型のシート、右がG型。G型の方が立派に見えます。G型のフェイスカーテンハンドルは真鍮線で追加工作してあります。(実物より大きくして見えてしまうのは辛いものが・・・。)
G型のシートをコクピットに納めたところです。
C型のシートをコクピットに納めたところです。
排気ノズルも別売のレジンパーツを使います。左がキットのパーツ、右が別売レジンパーツ。説明の必要もありません。情報量が全く違う。
C型に取り付けたレジンパーツの排気ノズル。やはりリアリティーが高い。
シルバー系のF-104の肝は、エンジン部分の塗り分けと金属色の表現。画像の中央部分はMr.メタルカラー213番を使いました。これは塗装して乾いてから布などで磨くと金属感がでるものです。効果の程はいかがでしょう?
このデカールをずっと捜していて、やっと見つけた時はホントに嬉しかった。それも既に20年以上前のことでしょうか。このデカールが貼りたくてC型を作ることにしたようなもんなんです。そんな大事な二度と手に入らないデカールを、そのまま使えると思ったのが甘かった。貼り始めてすぐにもろくなってることに気付かされ、あわててデカールフィルムを塗ってから使いましたが、大きなデカールは途中で破れたりして苦労しました。
このReally George、有名な機体で、画像検索すると一杯出てきます。ただ、それが完成品モデル(車で言うとミニカーみたいなもの)やプラモデルばかり。実機の資料が見当たらない。じゃ、それを参考にできるかというと、微妙に細部が違っていて、どれが正しいのか分からない。たとえばタイヤもホワイトリボンタイヤのとそうでないものがある。
やっと見つけた実機の写真は白黒の
コレだけ。ホワイトリボンタイヤであることは確認できましたが、デカールに間違いがあることも分かってしまいました。でももう後の祭り。この写真を見つけたのは、デカールをほとんど貼り終えた後。ま、黙ってりゃ誰も分かりませんよね。
それでもホワイトリボンタイヤは再現しました。ホームセンターでポンチを買ってきて、それでマスキングテープを打ち抜き・・・・。金と手間がかかってます。
機首のピトー管は、ファインモールドから2本入りで発売されてる真鍮製のものに置き換え。実機はここもカラフルに塗られています。もちろんデカールも用意されていて、貼ろうとしたんですが、デカールが曲がってくれない・・・・。これには困りました。仕方なく、似た色のデカールを細く切り、斜めにピトー管に巻きつけて何とからしく仕上げました。(タイトル画像)
次回はC型とG型、そして20年くらい前に作ったJ型の全体像をご覧いただきます。
Posted at 2013/11/09 23:04:41 | |
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