こんばんは(*^^)v
さて…今回はカタログですが、リクエスト分を消化したので、しばらくの間は1500ccクラスセダン特集をします(^o^)
ってコトで…
70カローラ後期です♪
コイツはもう子供の頃にコレでもかという位に溢れかえってましたね…(笑)
ウチのイトコの家もコレに乗ってましたよ…確か1500のSE。
でね…やっぱ売れてるだけありまして、特に自分の世代(30歳前後)の友人の結婚式とかに行ったりして、過去のシーンとか流れるじゃないですか…
大体コイツが出てくる訳です…えぇ…(笑)
それだけ売れてた日本のファミリーカー…。
つ~か、有名なキャッチフレーズは「世界のベストセラーカー」。
そんな70カローラは1979年に4代目カローラとしてデビューしています♪
歴代最後のFRで、相変わらず日本の道路事情にマッチしたパッケージング。
それでいて、サラリーマン家庭には買いやすく、丈夫…そりゃ売れる訳です(笑)
で…そんな70カローラも商品力アップの為、1981年に後期へとマイナーチェンジ。
今回のカタログは1982年7月のものです♪
もう…なんですかね…パッと見て懐かしいと言えるこのスタイル…(T_T)
そこら辺のヤングファミリーから病院通いのジジイババアまで乗っていても違和感なく嫌味も無い…それでいてシャープなスタイル♪
大きさも手頃…全長は僅か4120mm!!
全幅だって1610mm!!
あぁ…素晴らしい素晴らしい…日本を走るならコレで十分だっつの。
そうそう…こんな茶色もあった…(T_T)
見れば見るほどに懐かしいスタイル。
更にはこんな肌色もあった(笑)
ホント…変な装飾なんて無く必要最低限だけどトヨタならではですよね…安っぽく見えない♪
で…80年代前半からトヨタが特に出してきたのが女性仕様(笑)
カローラならライム。
しかしながら言う程女性ならではな装備が無いのです…コレも時代ですわな…(苦笑)
インパネもそうそう…こんな感じでしたよ…。
ウッドのコンビステアが若干違和感を感じなくもないですが、コレが間違いなく日本のファミリーカーのスタンダードだった訳です。
シートも嫌味無くシンプル、けどしっかりシートしてます。
子供の頃はリアシートに座るんですけどね…中央になったらセンタートンネルで体育座り…いやはや懐かしい…(笑)
今やファミリーカーって言ったらミニバンでしょ??
当時はコレでも十分豪華で一家が幸せになれるファミリーカーだったのです♪
そんなカローラは主にエンジンが4機種。
左から…
3A-U…直列4気筒1500ccシングルカムキャブレター、80馬力、11.8キロ。
4KーU…直列4気筒1300ccOHVキャブレター、74馬力、10.7キロ。
1C…直列4気筒1800ccディーゼル、65馬力、11.5キロ。
実はこの1Cがトピックで、国産小型大衆車初の1800ccディーゼルって言う(笑)
さらにミッションは4速と5速のマニュアル。
それにオートマチックが意外で…
ガソリンが3速ATなのにディーゼルがOD付4速ATっていう…(笑)
ちなみに日本初のディーゼルで4AT(笑)
装備としては、カローラでも電動リモコンフェンダーミラーが選べる時代になってきています♪
ヘッドレストも前後可倒式!!
30カローラ比、ドンドン豪華になってきているのが分かる場面ですね(^o^)
それにしてもキー照明兼用半ドア警告灯って…(汗)
そら…そうなるやろ~(笑)
さらにはカローラにもオートエアコン…ドンドンカローラも豪華装備化されていきまして、80年代への幕開けを感じるトコですね。
で…マニアにはたまらないのが…
1600GT!!
いわば、スーツを着込んだスポーツカー…なんて書いてあるんですけど…(爆)
コイツはGT専用で…
2T-GEU…直列4気筒1600ccツインカムEFI、115馬力、15.0キロ。
EFIになれど、70年代を代表する名機、ツーテージーですよ…いいですね(*^^)v
それでいて車両重量は僅か970kgってんですから…(汗)
ちなみに一番軽いグレードは2ドアのスタンダードで僅か800kg!!
そうそう…カタログに写真は載ってないけど、スタンダードとデラックスのみ2ドアセダンがあるのです。
とにかく、この70カローラシリーズはボディタイプが多くてですね…
・2ドアセダン
・4ドアセダン
・クーペ
・ハードトップ
・リフトバック
・ワゴン
・バン
もうどんだけだと…(笑)
しかしながら、先程にも書いた通り、80年代まではこのカローラがヤングファミリー層では代表的なファミリーカーだった訳です…そして実際に売れていた。
さてさて…現代に目を移しますと、ファミリーカーと言えば、プリウス、ノア、ヴォクシー
、アルファード、ベルファイア…ete
生活水準が上がったのもあるとは思いますが、大きく、そして室内も3人ないし4人家族には広過ぎる程の室内空間。
当然のように、運転席、助手席は勿論、セカンドもキャプテンシートで家族一人一人が確実に着座可能なシートがございます…勿論隣の席に座った子供同士で接触するコト無く、DSをしたりDVD見ながら快適に移動♪
それでいいのだろうか??
ミニバンが悪いとは言いません…寧ろ快適なのもわかります…楽ですもの(笑)
さらに自分は家庭持ちでも無いから、気づいてないコトもあると思ってます…(^_^;)
なので、時代のニーズがそうなって、チャイルドシートが法規化されたり、ベビーカーを立てて積載可能なコトが重要視されたりして国民全体のクルマに対する考えが変わった…と、言えばそうなのかもしれません。
一方、70カローラは室内幅も狭く、兄弟同士で接触してケンカしたり、前席のシートバックが膝に当たったり…
けどね…家族の新密度が高かった気がするのです。
ソレは食事に例えると、大きなテーブルにステーキが置かれ、一人一人がチェアーに座る食卓。
勿論、食事はコースよって一人一人確実に食べるコトが出来るのです。
ただ、テーブルが大きいので、親の顔が少々ぼやけて見えます。
一方はちゃぶ台に囲まれ鍋を突きあいながら正座で食べる食卓。
鍋の中身は限られる…ソコで、鍋の中身が兄弟で食べれるように分け合うコトで、譲り合うコトを自然と学びます。
それでいて、絶妙な空間も後押しして、親の顔がモロに真正面向いてきて、嫌でも何か話したくなるものです…(笑)
まさに後者の方が会話が弾む…そんな感じ。
例えがヘタでなんですが、70カローラの室内空間にはそういう日本ならではの暖かい食卓のような絶妙なサイズがあったような気がするのです。
オーディオもカセットしかないし、DSなんて勿論なく、風景をネタに、家族で会話をして移動をする。
シートも狭いから、なるべく当たらないように気を使って乗る…ソコで自然と譲るコトを覚える。
けど、狭いから相手の声が聞こえやすく、話がついつい弾んじゃって…(笑)
俺はソッチのが暖かい家庭な気がします。
なんといいますか…70カローラを改めてみますと、ソコには日本人が忘れつつある、「人間味のあるコミュニケーション」があるように思えます。
カタログにもこう書いてます…
もっとお知りになりたいとお思いでしたら、
お近くのトヨタカローラで実際に手で触れてみてください。
多分現行型の見積もりをくれると思います(爆)