どうも(*'▽')
相変わらずネタが全くない…ってのと、10月に入ると色々と話題が増えるので(イベント含み、その他諸々…)、今のウチにリクエスト頂きましたカタログを順次アップしておきましょう(*‘ω‘ *)
ってコトで…意外と好きな1台。
S-MXデビュー時です♪
個人的にはこのS-MXからでしょうか…クルマのジャンルの棲み分けや、価値観なんてのがガラッと変わったような気がします。
ソレに広告の仕方や演出も含めですね…一気に近代化していった感じもします。
さて…そんなS-MXは1996年にデビューしています♪
当時のホンダはRVっぽいキャラクターの車種を一纏めとし、「クリエイティブ・ムーバー」なんて呼んでましたが、S-MXはその第4弾。
第1弾はオデッセイ、第2弾はCR-V、第3弾はステップワゴンと来て、このS-MXと。
基本的なベースはステップワゴンとなりますが、全長を655㎜切り詰めた2列シート仕様…但し、ファミリーユースを主としたステップワゴンに対し、20代の若者をターゲットにしているのが特徴となります♪
その雰囲気はとてもライトな印象で、さしずめ和製アストロと言ったトコ(*'▽')
そんなS-MXデビュー時のキャッチコピーは…
恋愛仕様。
カタログも…ですが、CM含めイチイチ演出が凝ってます(笑)
90年代前半のバブル期のノリノリ的な印象とも違い、今見てもコレが古く感じません…もうクルマは27年も前の車種なんですがね…(汗)
そう言えばこのオレンジのヤツ…15年位前に地元の友人のツレがランクル専門店でそそのかされて50万も出して購入(当時底値で相場一桁の時ですよ…)、さらにラジエター死んでて液漏れ…。
まぁ…なんとも評判の悪いランクル屋でしたが、潰れてるでしょう…(苦笑)
で…そうそうそう!
ステップ・バーンだなんて昔のステップバンを意識したコピーも印象的。
カタログの中では独特なポエムが所狭しと書いてあります(爆)
更に
新発走なんてワードもこれまたイイ(笑)
今回はデビュー当初の1996年11月の内容になります。
新しい出会いは、新しい風に乗って。(ニュートレンド・パッセンジャーカー)
そう言えば当時イメージカラーがオレンジメタってのも衝撃的ではありました♪
そんなS-MXは明らかに当時のミニバンとも違う、チョット独特なジャンル。
敢えて似てると言うならCT系のワゴンR…ソレを2リッタークラスにした感じ。
この初期型は無塗装バンパーでツートンチックになってますが、自分はコレが一番好み…バンパーがオールカラードになった方が質感は当然アップするものの、自分はコッチですね~(*'▽')
ちなみにドアハンドルは初代シティのパーツをそのまま使用しています!
恋する騎士は、腰低く優雅なり(LOW DOWN仕様)
ってコトでメーカー自らローダウンなんてグレード名にしちゃうクルマなんて前代未聞…基本的にはタブーなイメージだったシャコタンが一気に正当化された感じもまた革新的♪
フルエアロを身に纏ったローダウン仕様が実はS-MX全体でほぼ売れたヤツ。
逆にローダウン以外を見る方が珍しい位です。
なのに…デビュー当初のカタログにローダウン仕様が記載されてるのは僅かこの2ページのみ…(汗)
しかも最後の方にチョロっとだけなのです…(汗)
最も販売比率の大半がローダウンだとメーカー側も認知してからは、カタログのメインもローダウンになって行きます。
で…このローダウンは、意外なトコで、「量産車に標準装備したワンピースホイールでは世界でも前例のない天然単結晶ダイヤ切削加工」なんだそうです…(汗)
こんなトコに気合が入ってる(笑)
鼻の下が短い男は、心が広い。(ショートノーズ&ワイドキャビン)
恋は人生の宝石箱。(ツインキューブ・パッケージ)
ってコトでまるで彦摩呂を連想させるキーワード(ぇ
ちなみに全長は3950㎜…コレは何気に4m以下なので、フェリーを頻繁に利用する人にとっては好都合な副産物だったりします(^_-)-☆
意外とコレが決め手でS-MXを購入した船旅愛好者の人とかいそうな気もします♪
リアは縦長のテールランプが特徴的♪
右リアドアが無いので、右リアのガラスはとても広大…実際に見晴らしもイイです♪
で…コイツは4WD。
九州だから?4駆のグレードはホントに見ませんでしたね…(汗)
ちなみに地上高は結構高そうに見えて実は165㎜。
2WDモデルと僅か5㎜しか変わりません…(汗)
インパネはステップワゴンと共通で、直線基調なデザイン…そして一等地にナビのモニターやオーディオ類が固まってレイアウトされた上、その下のセンターベンチレーターは3連で非常に効率的♪
エアコンパネルも基本操作がダイヤル式…そしてツマミも大きいので使い勝手も抜群なレイアウトかと思います(*'▽')
恋は、片寄せ同じ未来を見たがる。(ツイン・ベンチシート)
ってコトで前席は2人掛けのベンチシート。
見た目平板ながら、ソコソコホールドしますし、意外と乗っててラクだったり♪
また、室内のシートにインパネやドアトリムの一部もオレンジにするコトが可能!
当時はオレンジのインテリアってのがまず珍しく新鮮でしたね(*'▽')
ちなみに後席も2人掛けの計4人乗りで後席ヘッドレストは未装備。
倒れたら起こすのが友情、ともに倒れるのが愛情。(フルフラットシート)
コレが有名な…
走るラブホの由縁(爆)
まさに言葉通りのフルフラットシート…本気でベッドですよねコレ…。
更に後程触れますが、その横に備える収納ボックスが…ねぇ…(笑)
そんなS-MXデビュー時に搭載されるエンジンは1機種のみ…。
・B20B…直列4気筒2000㏄DOHC、130馬力、18.7kg-m。
ふたつのハートがひとつになることを愛という。(2.0ℓDOHCエンジン)
ってコトでステップワゴンと同じ2リッターエンジンを搭載するも、S-MXは排気の取回しの関係か5馬力高いのが特徴♪
ホンダらしく実用域のトルクも十分…オマケにステップワゴンより軽いので余計♪
ただ…エンジンマウントがまさかVベルトの中を貫通してるなんて…(泣)
いかにもホンダらしい配置が悩ましいのです…(苦笑)
なので、たかだか補機ベルトの交換にジャッキでエンジンを持ち上げてマウントを外さないといけないという…(泣)
しかもタイベルは逆回転でしょ~(苦笑)
恋をすると、風も雨も波もモーツァルトになる。(ハーモニー・エキゾースト)
ってコトで話題にしたとおり、排気系は65Φのエキパイを採用しています。
ホントにハーモニーなのかは知りませんが…(汗)
更にローダウンは専用テールパイプを採用♪
出力こそ変わりませんが、見た目のアクセントにはなります(*‘ω‘ *)
ちなみにカタログではウーファーエキゾーストなんて書いてます。
低音重視なんでしょう(笑)
他人がつまづく道さえも、恋する者はすべるよに。(プロスマテックAT)
ってコトで組み合わされるエンジンは4速のコラムオートマのみ。
但し、ローダウン仕様は専用で加速重視のファイナルが入ります(*‘ω‘ *)!!
けどフツーのと10.15モードの燃費は同じ(笑)
胸が音楽のように揺れるのを、愛という。(デリカシー・サスペンション)
そんなサスの名称を覚えている人も今やそうそういないでしょう…(苦笑)
なんてこたぁない、フロントがストラットでリアがダブルウィッシュボーンのアシ。
ちなみにローダウン仕様は通常モデルより15㎜低いものの、ソレでも145㎜もあったりします…今のクルマって結構地上高低いのもあるので、高く感じちゃう…(汗)
更にこれまたローダウン仕様は専用で21Φのリアスタビライザーが入ります♪
そう言えばローダウン仕様はその低さ故にアシのストロークが短いので、純正の割りには跳ねるなんて聞いたコトはありますね…(^_^;)
自分が乗ったコトあるのは後期のカスタムベーシックな上に車高調入ってたからなぁ…アレは意外と乗り味良かったんですがね(笑)
恋で引き、愛で押す。(リアルタイム4WD)
4駆のシステムはデュアルポンプ式という生活4駆で、後輪の滑りを感知した際に4駆になる故に、どうしても初動でタイムラグがあるらしく、コレが雪国では不満の種になったなんてのは聞きましたねぇ…(汗)
恋愛の入口はひとつだが、出口は結婚と失恋のふたつある。(1×2ドア)
なんだか…深いような…浅いような…(苦笑)
ってコトで自分はワゴンRで経験済ですが、意外とこのワンツードアなるモノが好きだったりします(^_-)-☆
右のクォータートリムにドカンとCDやらの荷物を並べたり出来ますし、窓が大きく取れるから死角が少なくなるのもイイですねぇ(*'▽')
最終的にS-MXはモデル末期までワンツードアのまま…5ドアはありません!
愛のしまい場所は、他人には見えない。(リア・システムトレイ)
ってコトでココからは装備の話題で、そんな右リアクォーターにはこのようにシステムトレイなるものが…あるんですが…。
ココにボックスティッシュを置けるのが…(爆)
更にカップホルダーの裏に設けられたシークレットトレイなる名称からしても、完璧にホンダはもう確信犯だろと…(笑)
けどなんだかんだ言いながらも実用性の高いであろう収納なので、今の時代車中泊やらキャンプやらで便利そうでもあるんですよねコレが(笑)
恋路は常に平行移動するものである。(パラレル・ウォークスルー)
ベンチシートの左右移動を可能とする為に、サイドブレーキは車両右側に装備。
90年代末期は初代のエスティマとかもそうでしたが、時折このように右側に配置したり、ステッキ式にしたりと各車色々工夫していましたね(*'▽')
2000年代に入ってから、フットのみで制動と解除が可能なタイプへ…。
そしてココ数年は電動パーキングブレーキが主流になりましたね♪
星に願えば、道はひらける。(ホンダ・ナビゲーションシステム)
インパネ一等地へ使い勝手が良さそうに装備されたナビはこの時代なのでまだCD方式。
ナビの操作スイッチが若干使い難そうな感じこそするものの、まだ機能が少ないので、不満もそう無いような気がします。
液晶サイズは5インチ…今とは雲泥の差。
恋をすると、ふところが気前よくなる。(収納ポケット多数)
ってコトでグローブボックスが2段あるようなもので、収納スペースは広大!
ナビレス仕様だと、センターボックスもこれまた収納になりますね(*'▽')
後は、ステップワゴンよりボディが短縮された影響で、車載ジャッキが助手席シートの横に配置されるそうで…(汗)
なんとか?苦肉の策なのか、気持ち程度にトレイを設定。
愛の頭上には、雨の日も青い空、闇の夜も満点の星。(ワイド・ガラスサンルーフ)
というコトで、このクラスとしては比較的面積の大きいガラスサンルーフ♪
但し、電動ギミックは装備されず、手動のチルトアップのみ…。
ガラスが脱着式という訳では無く、脱着出来るのはサンシェードのみ。
その外したサンルーフのシェードはリアシートバックに収納するようになってますね…正直毎度シェード外してココに収納するか?とも思います…面倒。
サンルーフ装着車はこのような煩わしさを考慮すると少ないんじゃないか?
とも思います。
更に余談ながら、パワーウインドウは前席のみで、しかもスイッチはインパネ上にあり、やや操作がしにくいこの時代のホンダ車って感じの内容…(苦笑)
コレでリアウインドウは手動ですからねぇ…割り切ってます…(汗)
カッコ付けクルマのハズなのにチョットカッコ付かない…(苦笑)
例えば当時のチーマーがコレのリアシートに乗って移動してて、窓開ける時に一生懸命手でクルクルやってたらチョット微笑ましくなる訳で…(爆)
恋に弱腰は禁物。(大型テールゲートプロテクター)
ってコトでバックドアはバンパー下端から開く、初代プレーリーのような個性的な構造♪
低床故に荷物も載せやすく、意外やフロアもフラットでして、やっぱり実用性も意外と侮れない…ホント現代のキャンパーにも何かと便利じゃないですコレ(笑)??
そんなS-MXデビュー当初のグレード構成はこんな感じ…。
・S-MX
ベースグレード…比較する為に「2WD」なんて記載されてるコトも多いです。
■S-MXの主な装備
・チタン調ホンダエンブレム
・電動リモコンドアミラー
・間欠式ワイパー
・全面高熱線吸収UVカットガラス
・大径エキゾーストパイプ
・ウォッシャー付リアワイパー
・マップランプ
・チケットホルダー付サンバイザー
・助手席側バニティミラー付サンバイザー
・フロントドアポケット(助手席側)
・タイダウンフック(4ヵ所)
・カーゴルームランプ
・マニュアルエアコン
・チルトステアリング
・フロントパワーウインドウ
・パワードアロック
・運転席&助手席エアバッグ
・運転席フットレスト
・前後スタビライザー
・195/65R15タイヤ
▲S-MXの主なオプション
・ABS
・ワイドガラスサンルーフ
・ホンダナビゲーションシステム+AM/FMラジオ+カセット+4スピーカー
・アルミホイール
◎Sパッケージ
・キーレスエントリー
・電動格納式リモコンドアミラー
・プライバシーガラス
・S-MX 4WD
言葉通りの4WD仕様。
■4WD専用装備
・リアスタビライザーレス
・7ポジション電子制御4速オートマチック(ロックアップ機構付)
・リアマッドガード
・4WDデカール(サイド)
・S-MXローダウン
S-MXと言えばコレでしょう…実際に大半がコレ。
■S-MXにプラス、またはグレードアップする装備
・前後アンダースポイラー+サイドスカート
・15㎜ローダウンサスペンション
・21Φリアスタビライザー
・専用ギアレシオ
・195/65R15タイヤ+ダイヤカットアルミホイール
・ウーファーエキゾースト
・オレンジアクセントインテリアカラー
・キーレスエントリー
・電動格納式リモコンドアミラー
・プライバシーガラス
・残光式フットランプ
ボディカラーは全部で5色。
但しローダウンはこの中のブラック、オレンジ、シルバーの3色のみとなってます。
自分でしたらローダウンのパッションオレンジメタリック…ベタですね(笑)
コレにオプションでサンルーフ、ナビを…。
ただ…S-MXって確かにこうやってノーマルで乗るのも味なんですが、やはりコッテリと弄りたくならなくもない(笑)
例えばパールのフレークをタップリ入れたり、2000年辺りにチョット流行ったマジョーラなんてのもイイ(笑)
粒子の多いメタリック系は特に似合うかと…アメリカンなアストロ風とか♪
ギャルソンのブラックマフィアフルキットを入れるもヨシ♪
ボイドなんて履かせるのもヨシ♪
で…このS-MXの2番煎じか??数年後にトヨタからbBだなんていう似たようなコンセプトのクルマが登場した訳です。
ただ…S-MXのようなホンダならではのチャラけた感じがやや足りず、ドコかしらにトヨタらしいマジメさの残るクルマとなった気もします…(苦笑)
そう考えるとS-MXのなんとチャラいコトか…シートはベッド並のフルフラットになって、横にはボックスティッシュ置けるんですよ…もうネタでしょコレ。
オマケ
コチラはデビュー1年前となる、1995年の東京モーターショーで発表されたS-MXのコンセプトモデル。
もう見た目はまんま市販版。
但し内装がチョット違い、シートがもっとダウンジャケットのようなソフトな感じのヤツになって、コレがまた結構好きだったり(笑)
実際に販売されたのは、コストの関係?はたまたシートの機能性の問題か、コレはコンセプトで終結しちゃう訳ですが…。
で…ココからはS-MXの話題とやや逸れますが、コチラは99年の東京モーターショーで発表された「不夜城」なるネーミングからして不埒な感じしかないコンセプトカー(笑)
実はこの不夜城が自分は当時から未だに好きで好きでたまりません♪
ある意味国際的にメーカーとしての先進性をアピールするべき場であろうモーターショーでイチメーカーがこの悪ノリ感フル装備のコンセプトを出す時点で最高(笑)
全長3050㎜、全幅1650㎜、全高1995㎜なんていう、一般的には法規的にもナンセンスな感じのボディサイズからして売る気すら全く無いのが最高!
いや…ホントスゴイよね…ドア内板なんてほぼスピーカー(笑)
しかもさ…DJブースを意識したインパネとは言え、このステアリングからしてもうやる気ねぇだろって(爆)!
シートはセミスタンディングシートなるヤツで、どう考えても最近のコミューターでよく出てくるワードの「ラストワンマイル」なんていうコンセプトすらハナから無視して地を行くスタイルがもう最高過ぎるのです( *´艸`)♪
しっかし…さすがにもう現存してないだろうなぁコレ…(汗)
そんなS-MX…やはり色モノと言いますか、デビュー時が最大の「旬」ですよね。
マイナーチェンジを繰り返しながら、デビュー当初程の盛り上がりは見せずに2001
年に1代限りで終了。
この辺りbBも似てますね…後期は初期程の話題になった感じは正直無い…(汗)
後継?って言えるか分かりませんが、後年、より清純??いや…純粋!?にアウトドア派に向けた感じのモビリオスパイクに引き継がれるような感じになったかと思います。
しかし、個人的にはこのS-MXのチャラい感がたまらん…(笑)
いや~こういうの…個人的には未だソソられますよ(笑)