どうも(*'▽')
今回もみん友さんの愛車紹介にアップされてる車種に則った内容のカタログです…。
う~ん…過去数回アップしてるものの、未だ実車に縁の無い1台…(苦笑)
しかし、気付けばコレも20年選手なクルマなんですね…(汗)
3代目レガシィツーリングワゴン前期 B型です♪
この時代は各車この手のツアラー系ツーリングワゴンが出揃ってましたが、カタログの内容だけを見てもやはり気合が入ってて質感の高さが見られるのはレガシィですね…最早本気度が違う。
さて、そんな3代目レガシィツーリングワゴンは1998年にデビューしています♪
「レガシィを極める。」という開発コンセプトの元、ツーリングワゴンは旧型からの正常進化、一方セダンの方はB4というサブネームを付けてのモデルチェンジとなりました(*'▽')
で…スバルならではの質実剛健な年次改良はこの3代目でも都度実施され、1999年に今回のB型へ年次改良。
グレードの改廃や装備の追加等、更なる商品改良が入っています♪
そんな3代目レガシィツーリングワゴンB型のキャッチコピーは…
グランドツーリングスポーツを愉しもう。
まさに愉しむ為のメカニズム・設計の織り込まれたクルマ…ではないでしょうか♪
今回のカタログはB型でも2000年2月の内容になります。
このB型ではヘッドライト側面部のスモーク化、更にフードのキャラクターラインも変わってるようですね!
なんだろ…あんまりフードを見比べてもよく分からんですが、どうもプレスの彫りが深くなったような感じがします…。
そして写真のGT-B Eチューンというグレードが追加され、コチラはカラードグリルと、これまた色違いのホイールが奢られております(^_-)-☆
この時代辺りのレガシィってやっぱりレガシィらしい感じがしますね♪
リア周りはコンビネーションランプの端部がスモーク化。
そしてスバルのエンブレムが変わってるようですが…もう間違い探しのレベル。
ただ、テールがスモーク化されてより垢抜けた感じがします(^_-)-☆
レガシィはこの横長のテールがソレらしいと思いますし、好みでもあります♪
インパネは各種装備の配置がやはり今見るとやや古く感じますね…(^_^;)
エアコンスイッチがダイヤル式なのは扱いやすいだろうなと思う反面、各種スイッチがやや小さいように見えるのと、灰皿とシガーソケットがやや下の奥まった位置にあり、この辺りの使い勝手が少々気になるところではあります。
この時代…各車のこのクラスでもややコストダウンが目立つ内装が多かったものの、レガシィは比較的質感も高く、本革仕様なんてギャザーが入ったいかにも高級車というタイプ♪
こういうのは個人的にソソりますね(*'▽')
で…ツーリングワゴンというコトでラゲッジスペースの話題を…。
ラゲッジスペースはタイヤハウスの出っ張りが気持ちながらあるものの、基本的にはフラットで使い勝手の良さそうな造りです!
更にサブトランクが結構な容量で設けられてますし、リヤシートピロー…つまりヘッドレストは可倒式なので、そのままシートバックを折り畳むコトも可能♪
DC12V/120Wながらカーゴソケットも装備され、簡単な電装品ならアウトドアでも使用出来ます(*'▽')
更にレガシィツーリングワゴンのライバルに対するアドバンテージとして、TXを除きカーゴネットを標準装備!
ココは安全性の面でとても有利で、他の車種ならディーラーオプションなんてのがフツーなんですよ…(汗)
4名乗車時だけでなく、2名乗車時でリアシートバックを折り畳んだ際でも使えるのは更に大事ですね(*'▽')!
そんな3代目レガシィツーリングワゴンB型に搭載されるエンジンは全部で4機種…。
・EJ20…水平対向4気筒2000㏄DOHCツインターボ、280馬力、35.0kg-m。
AT車は260馬力、32.5kg-mとなります。
斜流タービンを採用した2ステージツインターボで、マニュアル車は更に電子制御可変マフラーを搭載♪
実際に体感したコトが無いので何とも言えませんが、この手のツインターボは4000回転位で切り替わりの谷がある…なんて話題はよく耳にしましたね…(^_^;)
・EJ25…水平対向4気筒DOHC、AVCS、167馬力、24.0kg-m。
吸気のみの可変バルタイ(AVCS)を採用し、2800回転という比較的低回転で最大トルクを発揮します…この排気量で4気筒ですし、結構トルクフルなエンジンじゃないかと♪
・EJ20…水平対向4気筒DOHC、AVCS、155馬力、20.0kg-m。
コチラはその2リッター版。
この次の型のB4でマニュアル車を乗ったコトがありますが、結構軽快なふけ上がりでしたね(*'▽')
・EJ20…水平対向4気筒SOHC、リーンバーン、137馬力、19.0kg-m。
最もベーシックなエンジンで尚且つリーンバーン…この時期の「リーンバーン」ってワードが不安しか感じない…(苦笑)
とりあえず唯一のシングルカム、そしてレギュラーガソリン仕様だったりします。
コレらに組み合わされるミッションは、5速マニュアルと4速オートマ。
但し、GT-B Eチューンの4速オートマはスポーツシフト付。
足回りはフロントがストラットでリアがマルチリンク。
特にGT系のフロントにはアルミ鍛造ロアアームが採用さればね下の軽量化に貢献すると共に運動性能向上にも効果を発揮します♪
更にグレードによってはレガシィ伝統のビルシュタイン製ダンパーも採用!
特に珍しいのは250Tに受注生産で存在するEPサスペンション仕様(*'ω'*)!!
オートレベリング機能や、フロントを30㎜、リアを40㎜車高調整が可能なハイトコントロール機能も備えます♪
何気にレガシィツーリングワゴンって初代からエアサス仕様があったりするんですよね(*'▽')
更にスバル伝統の4WD…当然ながらレガシィでもウリの部分となってまして、カタログ上でもこのように駆動系で2ページのカットがドンと掲載されてます(笑)
そんな4WDシステムにはGT-VDCと250T-Vに写真のVDC-4WDを採用♪
要は今では義務化された横滑り防止装置とセット化された4WDシステムで、当時としてはかなり先進的な装備で採用車も稀でした…(汗)
その他、GT-B EチューンとGT-BでAT車ならVTD-4WD。
コチラは前輪35:後輪65の駆動配分をしつつ、横Gセンサーを基本として駆動力をセンターデフで配分♪
他にはアクティブトルクスプリット4WDってのもあって、これまたトルク配分をする別の4駆システムもあります。
ボディには新環状力骨構造を採用…つまりは衝撃吸収ボディのスバルの呼び名ですね(*'▽')
えぇと…確か記憶の限りでは当時の衝突安全性のテストで運転席と助手席ドチラもで最高得点だか出してですね…AAAとかだったかな??
つまり結構イイ…と。
ボクサーで低重心なのも効いてるんでしょうね。
装備としては、新たにB型で採用されたのがブラックフェイスメーター♪
コレが当時CMでもオープニングセレモニーが流れてて結構カッコ良かったんですよね!
しかしながら…カタログでブラックフェイスメーターを採用しました…的な謳い文句は一切無し!!
もっとアピールするべきトコでしょコレは…(苦笑)
他にはロービームのみですが、当時は高級装備だったHID。
ハイビームもHID採用って当時はまだ無いんですよね…(^_^;)
後は仕様によりけりで運転席パワーシート♪
タンデムサンルーフはこの手のツーリングワゴンでは結構な大開口で気になる装備ではありました(*'▽')
ワイパーはフィン付き♪
更に個性的な装備としては、暗証コード式キーレスエントリー!
なんとドアハンドルを引く回数でカギが開いちゃう(爆)
コレ…どんなんやるんだろう…試してみたい(笑)
で、コレがB型で採用されてるトコでアルミ製のフード!
アルミフードはホントに軽く効果的ですよね(^_-)-☆
ダンパーも負担がかかりにくいし…ローレルもアルミフードだったら全然動きから使い勝手から変わるだろうなぁ…(^_^;)
で…グレードはこんな感じ。
・GT-B Eチューン…Eチューンサスペンション&スポーツシフト採用。ハンドリングを究める。
ターボ系唯一の5速マニュアルを用意♪
シルバーのフロントエンブレムに専用のカラードグリルとガンメタ塗装のアルミが目印♪
他にもAT車はブラックフェイスメーター、MT車はフレキシブルフライホイール、電子制御可変マフラーと専用装備も満載!
サスペンションもEチューン専用のビルシュタインが採用されてます♪
・GT-B…ビルシュタインダンパー採用。スポーツドライビングを愉しむ。
B型で従来設定のあった5速マニュアルが無くなりオートマのみの設定。
ターボ系では一番基本となるグレードで、シルバー塗装の17インチアルミにエナメルブラックの内装パネルや16インチ2ポットのフロントキャリパー、リアブレーキもベンチレーテッドディスクで走りに振った仕様となってます(^_-)-☆
ちなみにEチューンはこのGT-Bの装備にプラスしたヤツになってます。
・GT-VDC…最新の積極安全性能の得たグランドツーリングの進化形。
グレード名通りでGT系でもVDCを装備したモデル。
GT-B比でアルミが17インチから16インチ、足回りがビルシュタインから通常のアシ、ブレーキも15インチ2ポットのフロントキャリパー、リアがソリッドディスクと走行系装備がややグレードダウンするものの、木目調ブラウンの内装パネル、前後調整式運転席ヘッドレストとやや高級志向に振られたグレード。
本革シート選択時もGTーB系のブラックでギャザーの入らないタイプに対し、グレー系のギャザーが入った高級感のあるタイプとなります♪
・250T-B…トルクフルな2.5BOXER DOHCとビルシュタイン製ダンパーによる高品位な走り。
2.5リッターのグレードで唯一のビル足が入ったスポーティ仕様♪
カラードサイドスカート、16インチアルミ、エナメルブラックの内装パネル、スポーティバケットシートという感じで2.5リッター唯一の装備もスポーティな内容ばかりですね(^_-)-☆
・250T-V…トルクフルな2.5BOXER DOHCに最新の積極安全性能「VDC-4WD」を。
ってコトで2.5リッター唯一のVDC装着車。
15インチアルミに木目調の内装パネル、前後調整式運転席ヘッドレストを装備。
オプションですが、シリーズ唯一でベージュの本革内装が選べるのが特徴♪
・250T EPサスペンション…オートレベリング&ハイトコントロール機能搭載。EPサスペンションでワゴンマスターへ。
シリーズ唯一の受注生産で尚且つ文字通りのEPサスペンション仕様。
装備面は250T-Vとほぼ同様で、VDCが無い代わりにEPサスとなる位。
後は本革シートが選べない…(泣)
・TSタイプR…自然吸気ボクサーの気持ち良い吹け上がり。レガシィの2.0DOHC NAスポーツ。
シリーズ唯一の2リッターツインカムのグレードでスポーティ志向ですね(*'▽')
装備は250T-B比でマッドガードがフロントのみ、ヒーテッドミラー省略、ワイパーデアイサー省略、パワステが電子制御からノーマルに、キーレスは装備されてるものの、オフディレイルームランプ連動/暗証コード式キーレス/運転席パワーウインドウ開閉機能の省略、フロア&カーゴルームカーペットが上級カットパイルからただのカットパイルにグレードダウン、ビル足からノーマルへ。
さすがに排気量が違うので結構削られます…致し方ない…(^_^;)
・ブライトン-S…BOXERリーンバーンエンジン搭載。スポーツと燃費性能の融合。
ココからは2リッターリーンバーンで上級仕様。
TSタイプR比でプロジェクターフォグがノーマルフォグ、フロントバンパーのエアダム、アンダーカバー、サイドスカートの省略、ルーフレールがダイレクトタイプからノーマルタイプに、アルミが16インチから15インチに、MOMO製本革ステアが通常の本革、木目調ブラウンの内装パネル、スポーティバケットからハイサポートシート、助手席のみのシートバックポケット…スポーティ装備が結構削られます。
・TX…さあグランドツーリングへ。リーンバーンエンジンのレガシィ。
最廉価仕様で一番シンプルなヤツになりますね(*'▽')
ブライトン-S比でフロントグリルが専用の格子状、唯一の2灯ハロゲンヘッドライト、フォグ無し、素地のサイドプロテクター、素地のルーフレール、ワイパーの間欠機能省略、14インチでフルホイールカバー、抗菌ウレタンステア、グレー塗装の内装パネル、マニュアルエアコン、カセットデッキ、6スピーカーから4スピーカー、キー照明省略、唯一のマニュアルシート、シートバックポケット、助手席バニティミラー、リアセンターアームレストの省略、前席のみのカップホルダー、カーゴネット、カーゴソケット省略、唯一のベロアニードルのカーペット、サブトランク省略。
ってか装備をかなり削ってるんですが、逆に造り分ける為に専用装備があったりしてコスト掛かってません??と、問いたくなるレベルですよコレ…(苦笑)
で…このTXをベースにフォグ、15インチアルミ、カラードミラー、カラードサイドプロテクター、カラードルーフレール、スポーティフロントグリル、プライバシーガラス、本革ステア、専用シートとドアトリムを採用したSパッケージなるモノがあります。
TX要らねぇ…(汗)
まぁこのTXは最後までカタログ落ちしないので何かしらの意図があるんでしょう。
で…ボディカラーと内装の組み合わせはこんな感じ♪
ボディカラーは全8色。
自分でしたらターボをマニュアルで乗ってみたいので、必然的にGT-B Eチューンの5速マニュアルで、ボディカラーはバイオレットブルーマイカでフッ素樹脂塗装もセットで♪
オプションでは本革シート、タンデムサンルーフって感じでしょう(*'▽')
さて…その後の3代目レガシィは年次改良やマイナーチェンジでD型及びD型後期まで進化。
更に度重なる特別仕様車や限定車の設定を経て2003年に4代目へバトンタッチします♪
で…ツーリングワゴン自体は5代目の2014年で消滅。
B4も6代目の2020年に終了し、レガシィの名称は日本国内では完全消滅…(汗)
一応後継…というかアウトバックのみ続投されてるものの、嘗て街中で見かけたような感じのワゴンブームはとっくに過ぎ去ってますね。
今やフォレスターもピンと来ないし、レヴォーグも嘗て程印象に残らず…。
正直自分は今のスバルって結局何を売ってるんですか?と聞きたくなる位に印象にありません…困ったもんだ…(汗)
で…この3代目レガシィも生産中止からそろそろ20年が経過するものの、新車が結構出ていたからか、中古車は今でも検索かけたら100台オーバーで出てくるのには驚いた次第…。
最近日本車でツーリングワゴンはパッとしませんからねぇ…(^_^;)
ついつい潜在需要はまだまだあるのではないのかと思ってしまうのです…(汗)