どうも(*^^)v
今回もセッセコとカタログのアップとなります…
ってコトで…
S30フェアレディZ前期最終です♪
一応、前期の中でも240ZGが追加された時のカタログのようです…どうやら。
ちなみに復刻版です。
このカタログもリクエストがあったものの、その時は持っていませんでしたが、幸いその後、復刻版が手に入り、この度アップする運びとなりました(^_-)-☆
今回は旧車の王道とも呼べる1台なので、多分ウチよりも他の方のサイトや各種書籍をご覧になった方が、色々なエピソードが乗ってると思われますので、今回は余り細かい説明は敢えて省かせて頂きます…(^_^;)
実は何気にS30フェアレディZは縁がありまして、ディーラー整備士で入社して配属しされた先の先輩が乗ってたのが70年型240Z改L28仕様の左ハンでした(^_-)-☆
会社内で他のクルマを動かす為に1度だけエンジンをかけて動かしましたが、なんせ当時はキャブ車なんロクに乗ったコト無かったもんでして、とにかくソレックスツインキャブをかぶらせない為にエンジンをかけるだけでも必死でした…(苦笑)
んで、入社してすぐに横に乗せてもらった時は、地の底から湧き出てくるようなL28の音にも感動しましたが、マトモに乗ったコトが無かった左ハンの助手席に座ったものでして、違和感バリバリでした(笑)
今じゃ左ハンのクルマなんて毎日乗るので、何とも思いませんが…(爆)
それと、親父が若い頃に、友人の親父さんが240ZGに乗っていたらしく、よく借りて乗ったようです。
なんでも親父は借り物の240ZGで前のクラウンにカマ掘ったらしく、降りて来た人が競馬の騎手だった…なんて話を以前聞きましたね~。
ソレでどうなったのかは良く知りませんが…(苦笑)
さて…そんなS30フェアレディZは1969年にデビューしています♪
どうやらZと言う名前は開発記号から来ているようですね(^_-)-☆
まぁ細かいコトはプロジェクトXで見てくださいよ(爆)
で…今回はその中でも240ZGが追加された1971年のカタログの復刻版となります。
やっぱカッコイイ…(汗)
240ZGの空気を切り裂くようなGノーズがたまりません♪
しかしながら、S30って実は意外と空気抵抗係数って悪くて、フツーのヤツでなんと0.472…(汗)
Gノーズを付けて0.383に一気に向上するそうです。
現代の技術でアンダーカバー付けてフラットボトムにすると結構良くなりそうな気がします♪
ちなみにこの通称:Gノーズ。
正式名称は「グランドノーズ」と呼ばれていますが、最初は人工衛星の先端に付く円錐状のカバーである、「ブラント(鈍い)ノーズ」だったそうです。
しかしながら、発売時に営業部門が分かりやすくする為に、「グランドノーズ」になったそうです♪
で…コチラは240Zでして、Gノーズでは無いものの、ヘッドライトカバーが装着されます。
その車は、まるで狂おしく、身をよじるように走ります(爆)
ロングノーズ、ショートデッキという言葉通りのスタイルで、テール部はスパッと切り落とされた形状になってます♪
にしてもホントにイイデザインでして、まるで無駄が無い。
インパネ…というよりも、カタログ通りコックピットの方がしっくりきます♪
5連メーターにせり出した形状のコンソールタワー、更にウッドのステアリングがスパルタンです♪
シートはビニールレザーですが、通気孔が設けられ、スパルタン一色!
シートベルトのバックルにもZの文字が入ってるのがカッコイイですよね(^o^)
そんなS30フェアレディZに搭載されるエンジンは全部で3機種…
S20…直列6気筒2000ccDOHC、ソレックストリプルキャブ、160馬力、18.0kg-m。
レギュラー仕様は155馬力、17.5kg-mになります。
Z432に搭載されるエンジンですが、残念ながらこのカタログにはスペックのみで、Z432の写真は一切ありません…(泣)
ちなみに432の意味は、4バルブ、3キャブレター、2カムシャフトから来ています。
一応シリーズ最強のスペックではあるものの、シャシーとの相性が微妙だったようでして、L24との方がバランスが良かったようですね…(^_^;)
余談ですが、A級ライセンス保持者にのみ30台限定で販売された432Rというのもあります。
L24…直列6気筒2400ccSOHC、SUツインキャブ、150馬力、21.0kg-m。
240ZG、240Z-L、240Zに搭載されます。
L20…直列6気筒2000ccSOHC、SUツインキャブ、130馬力、17.5kg-m。
レギュラー仕様は125馬力、17.0kg-m。
言わずと知れた名機ですね(^_-)-☆
これらに組み合わされるミッションが、標準車が4速マニュアル、他は5速マニュアル、後は432以外は3速オートマが選べます(*^^)v
足回りは4輪ストラットになっています♪
当時としてはコレでも先進的です(*^^)v
ブレーキは全グレードまさかのフロントがディスクでリアがドラムです。
432でもリアはドラムなのです!
さて…装備としては、70年代のスポーツカーなので、それなりでして…
ストップウォッチ付きの時計というのがいかにもZって感じですね♪
それとリアの熱線はS30ならではでして、熱線が縦に入っているのがS30ですよね(^o^)
グレードは全部で6種類…写真には写ってない432を含みます。
ちなみにどの色にもグランプリという名前が入りまして、後は単純にブルーだとかホワイトだとか。
グランプリマルーンがやっぱりいいですね…特に240ZGは♪
もう写真の撮り方が芸術的です!!
単純に言いますと、ディーラーで貰えてた、ただのカタログです。
しかしながら、デジカメも無い時代…一発勝負でカメラマンの人も凄いなぁって思います。
構図とかが全て頭の中に入ってたんでしょうね…この写真は特に好きです(*^^)v
オマケ
ちなみに73年のモーターショーでは、260Z2by2というモデルも発表されていまして、コレにはGノーズが装着されていました(^_-)-☆
本来なら発売されるハズでしたでしょうが、残念ながらオイルショックの影響で幻の1台となり、73年には240Zも432も無くなり、国内ではL20のみという展開になりました…(泣)
一方海外では、Zの人気は凄まじく、260Zどころか、末期には280Zまで登場していますね(^_-)-☆
最終的に9年間のモデルライフの中で、S30Zは世界中で55万台もの台数が販売された伝説のスポーツカーとなりました(^_-)-☆
フェアレディZって確かに日本のメーカーが生み出した生粋の日本車ではありますが、特にアメリカ人に人気があるからか、アメ車って感じもしますね(^_-)-☆
そういえば現行のZ34もデビューしてからもう結構なりますね(*^^)v
出た当初こそあんまり好きになれませんでしたが、今はアレはアレでまたいいなぁ♪
なんて思います。
けど…Z35っていつ出るんでしょ…気になるなぁ…(笑)