どうも(^^)v
今回はカタログのアップになりますが、90年代特集はコレでラストとなります。
コレは友人が乗ってたんですよ…懐かしいですねぇ(^^)v
ってコトで…
EJ1シビッククーペです♪
自分と同じ世代だとシビッククーペと聞いてパッと思い浮かぶと言えば1つだと思います…
ワイスピの冒頭のシーン!!
もうコレしか無いかと♪
オープニングでドミニク率いる窃盗団がトラックを襲撃する内容となりますが、アンダーネオンを光らせながら走り抜ける3台の黒いシビッククーペに衝撃を受けた方も多いかと(^^)v
しかもトレーラーの荷台の下をシビッククーペが潜り抜けてまた「うわ!!なんだコレ!!メッチャカッコイイ!!」ってなる訳です(笑)
自分の友人もコレに衝撃を受け、当時アコードインスパイアから黒のシビッククーペに乗り換えましたね…映画と同じ仕様にしたいってんで、映画と同じ仕様のフルエアロにしてアンダーネオンまで組んでました(^^)v
そうそう…VTECコントローラーなんて投入してバンバン吹かしてたら、マフラーから触媒の中身が抜けて火の玉のように飛んで行っちゃったようですね(爆)
隣車線を走ってたオッチャンがその光景を見て驚き、信号待ちで横並びになった際に「兄ちゃんのクルマから火の玉が飛んでったよ!!」って言われたそうで(爆)
就職してからその友人とは会うコトが無かったので、その後は分かりませんが、恐らくもう乗ってないとは思いますけど…しっかし懐かしいなぁ♪
さて…そんなEJ1シビッククーペはベースとなったEG系シビックから少々遅れ、1993年に発売を開始しています♪
通常モデルのシビックと大きく違うのはHAM(ホンダ・オブ・アメリカ)生産の輸入車というコト!
つまりはアコードクーペと同じような成り立ちですね(^^)v
当時のキャッチコピーは…
クーペは、美しいスポーツです。
う~ん…イマイチよく分からん…(^-^;
まぁ…「スポーツシビック」ですからね~。
そう言えば今度のシビックは「爽快シビック」って言うんですってね。
そうかい。そうかい。
今回のカタログは1993年2月のモノで、輸入開始直後の内容となっております。
さて…そんなEJ1シビッククーペ。
パッと見た感じではスポーツマインド剥き出し…なんてコトは一切無く、非常にエレガント。
アメリカでいうところのセクレタリーカー的な分類なんで、サイノスやらルキノのようなキャラクターというのが妥当でしょう(^^)v
映画のようなバリバリのスポコン車というのは実は全然別の顔だったり。
フロントフェンダー左右にはHAMのエンブレムが装着されてます。
リアはクーペなので、まんまノッチバックの…ってかフェリオのケツですね。
当時の日本ではシビックと言いますと、3ドア又はフェリオが一般的でして、クーペの存在を知らない人も結構いらっしゃったかと思います。
インパネのデザインはまんまシビックのソレ。
クーペだからと言って特別に装備されたものもありません。
アメリカ製ながら当初は右ハンドルのみで、左ハンドルは後に輸入された模様です。
クーペボディではありますが、元のシビックって意外とバカに出来ない程に室内が広いんですよね(^_-)-☆!!
大人4人が楽々座れちゃいます♪
フロントのシートは片持ちのヘッドレストが特徴的。
EG系…というかシビックってホントに室内ゆったりしてるんですよね~。
そんなEJ1シビッククーペに搭載されるエンジンは1機種のみ…
・D16A…直列4気筒1600㏄SOHC VTEC、130馬力、14.8kg-m。
コレが意外なんですが、DOHCじゃなくてなんとSOHCのみ。
ただ…車重が1070㎏ってのもあるんですが、コレが意外とバカに出来ません!!
ホンダらしいと言いますか、トルクフル且つ上までグワーッと回ります♪
コレに組み合わされるミッションは4速オートマのみ。
友人のは後に追加5速マニュアルでしたね(^^)v
足回りは4輪ダブルウィッシュボーン…シビックらしく軽快は動きなのは言うまでも無く。
装備としましては、アメリカ産という背景からか運転席エアバッグは標準装備となっております。
当時のこのクラスで標準装備というのは非常に珍しいかと思います。
そう言えばドマーニが全車運転席標準装備…でしたっけ。
オーディオもこのクラスの割には奢られておりまして、米国はアコースティック・リサーチ社製の6スピーカーオーディオとなってます♪
そしてクーペと言えど実用性も兼ねており、トランクスルーも出来ますので、長尺物や大きい荷物も結構載せられますね♪
他にはオートアンテナやウォークインスライド機構もあります。
そう言えばEG系シビックはルームミラーが当時では珍しい接着式でしたね(^^)v
コレが結構スッキリと見えて子供心にカッコイイなと思いましたね~。
オプションとしては、赤外線式のキーレス。
コレはプレリュードで使ったコトがありますが、ホントにドアノブの前でボタンを押さないと反応しない位に効かない…(苦笑)
トランクスポイラーは、どちらかと言いますとスポイラーよりもハイマウントの穴埋めに使われる照明に気持ちが惹かれます(爆)
グレードはモノグレードで、ボディカラーは全部で3色のみ。
自分なら当然グラナダブラックパールです(笑)
あのワイスピのシーン見ちゃえばそりゃねぇ…(笑)
コチラは価格表及び発売のご案内。
どうやら年間輸入計画は5000台のようで、実際の販売台数はモデル通して日本国内では1万台だったようです。
元々そんなに数が出るクルマじゃありませんが、どうりで見ない訳ですよ…(^-^;
価格は車両本体価格で180万円也。
この価格を考えますと、レビンのGTアペックスも来るような価格ですし、モデル末期だから値引き幅も大きいと思われるS13シルビアQ'sだって買えそうな価格でもありますので、ライバルに較べるとアドバンテージを見つけにくいトコではありますね…(汗)
ハッチバックのシビックだったらDOHC VTEC買えちゃうし…。
メーカーとしても貿易摩擦解消の一環としての輸入という政治的背景も見られそうですよね…だから恐らく売る気もそんなに無いと…(苦笑)
で…実は何気にモデルチェンジされてて、1996年にEKベースのクーペが正規輸入されて普通にディーラーで売ってるって自分が知ったのはココ数年前位だったかと…てっきり並行輸入とばかり思ってましたよ…(苦笑)
しっかしこのEJ1シビッククーペ…大半がワイスピの影響でB16Aに載せ替えられたんじゃないかなぁと思ってます。
国内外含め、こういうの好きになった人は絶対に載せ替えたくなる要素しか無いですし…(爆)
余談ながらこの頃のスポコンなワイスピの方がホントに面白かったなぁ…。
段々庶民離れと言うか…身近な内容じゃなくなって見る気すら無くなってしまった…(苦笑)