どうも(^^)v
今回はカタログのアップになります…
ってコトで…
ST180系セリカ後期です♪
そう…以前セリカ乗ってたんですよね…前期だけど。
自分の中ではつい最近のコトだと思ってましたが、気付けば自分がセリカに乗ってたのはもう8年も前でした…(汗)
当時23年オチで走行距離16000㎞の個体が僅か17万5000円…今じゃ考えられません♪
とにかくあのセリカは程度極上で新車みたいでした(^^)v
ただ…乗り味とかはイイのですが、なんせシートが体に合わずに2時間乗るのがやっとなのと、縦方向にやたらとストロークが長い上にキレイにスコスコと入らないシフトフィールにガマン出来なくなり、1年チョットでクラウンに乗り換えた訳です。
どうやら今は千葉の方にいるみたいで、走行距離も10万kmオーバー位になってるようですね。
そんなST180系セリカは5代目セリカとして1989年にデビューしています♪
バブル絶頂期のデビューだけありまして、やたらと世界初の技術が使われていたり、
ボデーパネル1つ取ってもキレイな円みを持った厚みのあるものだったりと何かと凝ってます…ホントバブリー。
そして1990年に中期と言ってイイレベルの改良やグレード改廃があった後、1991年に今回の後期型へとマイナーチェンジします。
今回のカタログは1991年8月のモノで、後期になった直後になります。
ってコトでまずはクーペモデル…グレードFF最上級のGT-R。
タイトル通り、「質の高い円み」…正直プレスでココまで円みを持たせたボディを作るのは当時でも結構品質管理が難しかったんじゃないかなぁって思います…(^-^;
ただ、丸々し過ぎて少々ズングリムックリした感じはあります。
外観はマイナーチェンジで大きく変わっておらず、フロントバンパーが違う程度。
あと地味にエンブレム関係変わってますね…トヨタのCIマークにフロントグリル上部の「CELICA」ロゴが無くなってたり。
それにしてもホントにウネウネしてますね~(笑)
リア周りはテールのデザインが変わってブレーキ及びウインカー各部の隅々が丸くなりました…前期はココがカクッとしてるのでココに80年代感が出てたりします。
後はリアスポが素材のせいか色褪せやすい…(^-^;
中期で加わったのがコチラのコンバーチブル…確かアメリカのASC製だったかと。
リア周りは国内には存在しないノッチバッククーペ(ST184)のケツです。
そして最強モデルのGT-FOUR。
中期ではGT-FOUR Aのみ3ナンバーワイドボディでしたが、後期では全車ワイドボディに。
フロントバンパーのフォグランプが丸になってますが、自分は前期のが好み。
室内はドライバー中心に取り囲むような配置でスペシャリティ感が出てました♪
エアコンパネルは温度調整のみダイヤルでコレが結構使いやすい&EDとエクシブと同じタイプなので車室の割に冷暖房性能がとにかく強力!
冬場でもサンルーフ開けてヒーター入れて丁度イイ位に効きます(笑)
後は運転席外側のベンチレーターは外気導入⇔吹き出し⇔シャットと切替出来る珍しいタイプ。
ドアミラーの電格スイッチがアームレストの前にあるんですが、助手席の荷物取る時に手がスイッチに当たってミラーが動き出したりと何かと不便。
自分はコネクター外しました。
シートはヘッドレストとシートバックが蛇腹で繋がれてて外れませんが見栄えはイイです♪
運転席はヨーロッパ車のようにリクライングをダイヤルで調整するタイプだけど、大きく倒す場合はレバーで調整出来たりと便利ではあります…機構上は。
ただ…肝心の腰を支えないのと、シートクッションが見た目に反して平板且つ薄すぎる!!
だから2時間乗ると剣山の上に尻を置いてるような気分になります…地獄。
リアシートはこのボディの割にはそれなりの広さがあってちゃんと座れます♪
そして4WS搭載車の場合はウネウネと動く挙動がリアだと特に分かりやすい(笑)
そんなST180系セリカ後期に搭載されるエンジンは全部で3機種…
・3S-GE…直列4気筒2000㏄ツインカム、165馬力、19.5kg-m。
GT-Rとコンバチに搭載されてまして、クルマの車重とのバランスを考慮すると動力性能は正直コレで十分!
マニュアルでそれなりにガンガン走ってもリッター9㎞位行きます♪
・3S-GTE…直列4気筒2000㏄ツインカムターボ、225馬力、31.0kg-m。
WRCで勝利する為にGT-FOURに搭載された最強ユニット。打倒ランチアデルタ。
タービンはレスポンス重視のセラミックターボとなっております(^^)v
最強…ではありますが、エンジンルーム一杯に搭載されてますので、やれタイベルだったりクラッチだったりのメンテナンス性や耐久性で少々ツライトコがあります。
・3S-FE…直列4気筒2000㏄ハイメカツインカム、140馬力、19.0kg-m。
ファッショナブルなセクレタリーカーとして乗るならこのユニットで十分かと…。
Z-R、S-Rに搭載。
コレらに組み合わされるミッションは、GT-FOURが5速マニュアルのみ。
どうやら後期でシンクロがより強化してるようですね(^^)v
それと、GT-FOURラリーは1~4速がクロスした専用品を搭載してます!
他は5速マニュアルと4速オートマ。
足回りは4輪ストラット。
ショックはこの手にしては意外とソフトでロールは深め。
装備としましては、エアバッグは機械式で確か世界初。
衝撃感知でセンサー内のボールが動いて接点に接触して着火する方式だったかと。
で…後期で超音波雨滴除去機能付ヒーターミラーを装備♪
セルシオの技術がこの時点でセリカにまで降りてきています(^^)v
ただ…ブルブル震えて雨滴がバーッとなるけど…いるんかコレ…(苦笑)
ココまでミラーにコスト掛ける必要もないよなぁ…って思いました。
案の定今のクルマにはありません。
バブルならではの踊った装備。
そして18セリカと言えば?のエディマーフィがしきりに宣伝してたデュアルモード4WS。
コレ…街中のUターンでの逆位相では非常に小回りが効いて便利極まりないのですが、高速域の同位相でのレーンチェンジは死ねます…(苦笑)
リアが収まる前にオツリがやってくるので修正舵に苦労します…疲れます。
写真に…「高速レーンチェンジの走行比較」な~んて載ってますが…
イメージ逆だって!逆!!
ちなみに「REVS 2WS」ってボタンを押せばバックのみ2WSになります。
自分のには付いてませんでしたが、オプションでTEMSも装備出来ます。
前述の正直座り心地は「う~ん…」を言わざるを得ないシート。
前期では通常のファブリック他に本革もありましたが、後期ではエクセーヌも選択可能になってます♪
触感を考慮するとエクセーヌがイイかもしれませんね(^^)v
表皮も適度に張りが出るので、ひょっとしたら通常のシートより疲れにくい可能性もあります。
そうそう…コンバーチブルの幌は電動になってます(^^)v
スクリーンがビニール製なので、この辺りが経年劣化との闘いにはなりそうですね…(^-^;
グレードは写真ラインナップが無いので、一覧表から…。
・GT-R…FF最強豪華グレード。通常使用ならコレで十分♪
・Z-R…ハイメカ上級グレード。装備はほぼGT-R並。
・S-R…エントリーグレード。電格ミラーやPW等無し。
・コンバーチブル…オープンモデルのベース。
・コンバーチブルタイプG…上記の豪華版。ABSやクルコン、本革シートが標準。
・GT-FOUR…最強グレード。4駆モデルでガンガン行きたいならどうぞ。
・GT-FOURラリー…ラリーベースの本気グレード。クロスミッション、PWレス。
ボディカラーは全部で6色。
自分ならオートマのGT-Rでミディアムターコイズメタリックのオートマを。
あのシフトフィール(元年式は特に悪いってのもあるけど…)を知ってしまうと、このクルマはオートマで乗った方が乗り易く快適です。
オプションでサンルーフとTEMS、クルコン、4WSと超音波ミラーはネタで付けます。
シートはエクセーヌ…コレもイイですね(^^)v
で…コチラが価格表。
最安値はS-Rの5速で178万1000円。
最高値はコンバーチブルタイプGのオートマで337万100円。
意外やGT-FOURよりコンバチのが高かったという(笑)
で…コチラはディーラーオプション。
電子コンパス「ナビボーイ」は毎度出てきたらネタにしてしまう一品(爆)
どうやら数年前の地元のアップガレージで売ってたようです(笑)
後は思わずスキーに連れてってあげそうなマルチシステムラックEX(笑)
バックバイザーやサンシールドストライプなんてのも入手しておきたくなる一品ですね~♪
そしてゴールドエンブレムが時代を感じます…ステータスな一品。
実は知らなかったクォーターシェードなるオプション。
未だに装着車を見たコトありません…(^-^;
ルーフボックスは1990年代の近未来感が出てるような気がします♪
何を入れるかはさておき…(汗)
ボデープロテクトストライプもゴチャついた感じがしていいですねぇ♪
さて…そんなST180系セリカ。
やっぱりWRCのイメージが強いクルマなので、残存する個体もGT-FOURが圧倒的。
そして意外やコンバーチブルもそれなりに残ってまして、しかも限定300台のリミテッド300なんてホントに300台しか作ってないのか怪しい位に中古車市場に出て来ます…30年前のクルマなのに…(笑)
やっぱり一番少ないのが当時メインだったクーペモデルですね…(^-^;
しかも今や結構な価格で取引されてるもんだから余計驚きます…(汗)
今じゃ17万5000円で16000㎞のセリカなんて恐らく絶対手に入らないでしょう。