どうも(*'▽')
「軽除くアンダー1500㏄」をお題としてリクエスト頂きましたカタログのアップもココで一区切りとなります。
ってコトで、馴染みは無いけどカッコイイですねぇ(*'▽')♪
初代カルタス後期です♪
ちなみにツインカムとターボの専用カタログですね(*'▽')
以前の家…なので4年程前まで近所でよく見かけてたんです。
後期ワンオーナーのGT-i。
ただ、引っ越してから当然見かけるコトも無くなり…まだ現役で走ってるんでしょうか…(汗)??
ロンブーの亮さんが乗ってたカルタスも印象に残る人が多いと思いますが、もし地元の個体が引退してるんだったら、ひょっとしたらあの個体そのもの…なのかもしれません…(汗)
だってねぇ…全国にそう数える程残ってるとは思えませんので…(^_^;)
さて…そんな初代カルタスは1983年にデビューしています♪
スズキ初のリッターコンパクトカー…その前に小型乗用車としてはフロンテ800以来14年ぶりなんだそうで。
ただ…商用車だとジムニー8なるヤツもあったりしますがね(笑)
で…当初こそGMと開発した地味な実用車という感じでしたが、モデル途中でターボモデルを追加。
更に1986年に今回の後期型へとマイナーチェンジされます(*'▽')
マイナーチェンジでは主に内外装の変更はモチロン、ツインカムエンジン搭載モデルのGT-iを追加したコトが最大のトピックでしょう(*'▽')
そんな初代カルタス後期のキャッチコピーは…
Hard Touch,CULTUS.
ハード・タチ・カルタス。
ってコトで前期の途中からCMキャラクターが舘ひろしになる訳ですが、今回のカタログには1枚たりとも出てきません…(苦笑)
ちなみにオレ・タチ・カルタスってのは前期のキャッチなんですね…初めて知りました…(^_^;)
更にツインカム追加をアピールする為…
TWINCAMヌーベルバーグ
ヌーベルバーグとはフランス語で「新しい波」って意味なんだそうで。
余談ながら、フィガロは東京ヌーベルバーグ。
そんなカルタス…CMも数種類造られてるんですが、コレがまたかなり気合入ってましてね…(笑)
冒頭の爆破なんて中々スゴイですよ…全く意味分からんけど(爆)
出てくるのがスーパーZじゃなくてカルタスだけど(笑)
また選曲がイチイチカッコイイ(笑)
ちなみにカタログの構成もこれまた中々カッコイイものです(*'▽')
この時代のカタログって変なCG使ってるのも少ないし、写真と文章で勝負!
って感じの内容が多くて、ホントに見て、読んで楽しめます♪
今回は後期型へマイナーチェンジした直後の1986年5月の内容です。
ゼロ、コンマ、ハチ・ナナ。0.87。
この5速ギア比の数値を一見するだけで、
カルタスGT-i独自のパーソナリティがわかるだろう。
フルバンド・ハイレスポンス。クロスミッション。
"GT-i”と冠した意味は、ひと吹かししただけで、明らかになる。
ツインカムの新しい潮流、TWIN CAMヌーベルバーグ。カルタスGT-i。
う~ん…5速のギヤ比が0.87って言われてもなぁ…(汗)
オーバードライブですよねっていう…(笑)
そんなコトはさておき?後期になってヘッドライトが角目2灯から異型になったので、この辺りで雰囲気が大きく変わったかと(*'▽')
その他、GT-iはエアロパーツでスポーティに装ったのが特徴。
5速から、まだ伸びる。
終わりのない加速感。
確かに速過ぎるかもしれない。しかし、カルタスツインカム16バルブは
スピードハンティングのみを志向したクルマとは一線を画したい。
市街地でもハイウェイでも味わえる、しみるようなフィール。
それは、モーターサイクルを駆るよろこびにも似ている。
高回転、高出力。この強烈な加速は、どうだ。
TWIN CAMヌーベルバーグ。カルタスGT-i。
こういう文面からして、あぁ…カッコイイなぁ…なんて思うんですが、それよりも気になるんですよねぇ…(^_^;)
⇦上り
コレで撮影地は間違いなく日本国内で確定する訳ですが、わざと入れて撮影してんでしょうかね(笑)??
その前にドコだココ??そごうの立駐か??
コレじゃ買い物に来たようにしか…(汗)
どうやら後期はナンバーポケットの横にライセンスランプのガーニッシュが装備されてるみたいです。
個人的にスタイルで言えば2代目の方が好みですねぇ。
で…ツインカムの方は5ドアもあります(*'▽')
しかし、当時のハッチバックは3ドアのシェアが高く、5ドアを選択する人は比較的少なかったように思います。
この辺りが形成逆転する境目が初代のヴィッツだと自分は思ってます。
勇敢にチャージする。
EPIインタークーラーターボ。
きりきりとひきしぼったエネルギーが、
アクセルのワンキックで解き放たれる。
中速からの鋭い切れ味。一瞬のバイオレンス。
軽やかなボディに、ここまでの高性能ターボを搭載した。
EPIをまとった、インタークーラーターボ。
カルタスSiターボ。
ってコトでターボ仕様がコチラのSiターボなるグレード。
前期の途中より追加されたターボ仕様も、この後期でかなり見直しが入ってます♪
パッと見はツインカム仕様とほぼ同様…グリル上部に薄めのインテークが設けられてるのが違いですね(*'▽')
7000回転は、優しく告げられた。
その後のVTEC等の可変バルタイ採用高回転ツインカムなんてのを知っちゃうと、ソコまで高回転にも思えませんが、当時としてはやや高回転寄り…なんですかね…。
ちなみにタコはMAX8000回転スケール。
インパネは1300㏄コンパクトって感じの質感で、プラスチッキーな黒い内装がイイ意味でスパルタンな雰囲気を出してますね(*'▽')
メーター周りのサテライトスイッチがいかにもこの時代のスポーツモデル。
ソレとステアリングはホーンスイッチが独特ですね(*'▽')
ちなみに前期の通常仕様はデジパネがあったハズですが、今回の後期は非採用。
最高のポジションを与えられた者へ。
シートは専用のバケットシートですが、正直大人しい方だなぁ…と、思います。
ナゼならこの翌年にデビューするアルトワークスなんて非対称のド派手なバケットシート。
更にその次のモデルなんてバブリーで軽スポーツとは思えない位のバケットシートを採用してますからねぇ…(^_^;)
反面、カルタスは常識の範囲内??大人しめなシートです。
ってコトで初代カルタス後期の中でも、今回のカタログに搭載されているエンジンは全部で2機種…。
・G13B…直列4気筒1300㏄ツインカム、EPI、97馬力、11.2kg-m。
ってコトで後期から搭載されるのがコチラのツインカムエンジン。
アルミブロックに鋳鉄スリーブを入れた構造で、G13Aは排気量が1324㏄なので、中南米の一部の国のレースの排気量規格にそぐわないというコトが起こり、ソレに対し排気量を1290㏄としています(*'▽')
デュアルエキゾーストを採用し排気効率を上げてます(*'▽')
また、オイルポンプにはトロコイド型を採用。
って…大半がトロコイド式のような気もしますが…(汗)
・G10…直列3気筒1000㏄SOHCターボ、EPI、82馬力、12.0kg-m。
最大過給圧は0.6キロで、後期でキャブからEPI(電子制御燃料噴射)化されてますね(*'▽')♪
オマケにインタークーラーも搭載してパワーアップ(*'▽')
しかし…個人的には3気筒ターボよりもより多気筒なツインカムですねぇ♪
コレらに搭載されるミッションは、ツインカムとターボ共に5速マニュアル。
そしてターボにだけ3速オートマの設定があります(*'▽')
AT車も、ハード・タチ、カルタス。
なんでもかんでも舘ひろし(笑)
当然ながら足回りもハード・タチ、サスペンション。
フロントはストラットで、リアは後期からスズキ定番のI.T.Lになってます。
しかし、驚いたのは、前期ってリアサスがリーフなんですね( ゚Д゚)!!
てっきりコイルとばっかり…(汗)
ブレーキはフロントにベンチレーテッドディスクを採用♪
リアは定番ドラム式。
更に風を味方に付けたエアロボディ。
cd値は0.35。
装備としましては、特徴的なトコと言えばメーター周りでしょう(*'▽')
このようにサテライトスイッチになってまして、左側がワイパー、右側がライトスイッチ。
メーターは水平ゼロ指針で、中央に上段から燃料、水温、時計と…。
メーター中央に時計を配置するのは当時のこのクラスでは珍しいかと(*'▽')
大概がインパネ中央上段、また廉価グレードはラジオ内蔵とかでしたね(*'▽')
外観上は特段コレと言った特徴的装備は無く…(汗)
ステアリングはホーンボタンが個性的。
一方でシートリクライニングはアピールポイントに入るのか?なんて思ったり(爆)
収納はこんな感じで定番の場所に定番の内容を収納するという感じです。
敢えて言うならリアシートサイドポケットに瓶の飲料が入りますよ…と。
今じゃカップホルダーですね…間違いなく(笑)
で…グレードはこんな感じで。
・1000Siターボ
・1000SiターボAT
ターボグレードはMT仕様とAT仕様という感じです。
■Siターボの主な装備
〇タイヤ・ホイール&ブレーキ
・165/65R13タイヤ+フルホイールキャップ
・フロントベンチレーテッドディスクブレーキ
〇エクステリア
・エアダムバンパー
・サイドスカート
・リアスポイラー
・車体色サイドプロテクションモール
・ドアサッシュ黒塗装
・センターピラー黒塗装
・車体色フロントグリル
・リアライセンスカバー&車体色バックドアハンドル
・デュアルエキゾーストパイプ
・クォーターウインドーセラミックプリント
〇視界
・2速+間欠ワイパー
・リアワイパー
・防眩式インサイドミラー
・ブルーガラス
・異型ハロゲンヘッドランプ
・フォグランプ
〇インテリア
・タコメーター
・トリップメーター
・デジタルクロック
・イルミネーションコントロール
・オーディオレス
・シガーライター
・部分ファブリックフロントドアトリム
・運転席ドアポケット
・バックドアオープナー
・前後席アシストグリップ
・リアアッシュトレイ
・リアラゲッジシェルフ
・ニードルパンチフロアカーペット
・塩ビラゲージカーペット
〇シート
・フルファブリックフルバケットシート
・シートバックポケット
・メモリー付ELRシートベルト
・一体可倒式リアシート
・1300 3ドアGT-i
・1300 5ドアGT-i
ツインカム版は3ドアと5ドアを用意。
装備は5ドアの方がグッと豪華ですが、エアロパーツとフォグランプが無いので、スリーパー感が出ます(笑)
■Siターボにプラス、またはグレードアップする装備
〇エクステリア
・ロッカーパネル黒塗装(5ドア)
〇インテリア
・AM/FMラジオ付マルチカセット(5ドア)
・左右ドアポケット
・リアチャイルドロック(5ドア)
・パワーウインドウ(5ドア)
・ニードルパンチラゲッジカーペット(5ドア)
〇シート
・ハイバックリアシート(5ドア)
自分でしたら3ドアGT-iのスペリアホワイトですかね(*'▽')
さて…そんな初代カルタスはこの翌年に更なるテコ入れが入りまして、ツインカムが110馬力にまでパワーアップして、1988年に2代目へバトンタッチしています。
どうやら初代はタチ・バージョンを筆頭に、アミューズやクラブカルタスなんていう特別限定車が何度も出ています(笑)
しかしながら、そのどれもが実用車…初代カルタスは今や壊滅的ですし、反面スポーツモデルもジムカーナベースで人気があったコトもあり、これまた壊滅的…(汗)
今やカルタスなる車種が壊滅的ですが、初代は幻レベルのレア車になってます。
反面、2代目はモデルライフが長かったコトもあり、たまに1000Fなる末期まで設定された廉価グレードが稀に出てくるのと、登場時から高価でややマニアアイテムだったコンバーチブルが出てきます。
そしてカルタスクレセント自体は新車自体から出なかったからなぁ…(汗)
最終のカルタスワゴンがたま~に出る位でしょう…(^_^;)
どちらかと言いますと、後継となるスイフトの功績がデカ過ぎます…(苦笑)
ただ…間違いなくカルタスのDNAは現在のスイフトスポーツへ受け継がれていると思います(*'▽')
しっかし…部品出ないだろうなぁ…コレ…(汗)