トップ画像は、
昨春にMCを受けた現行ポロの本国仕様におけるトリム構成です。
現在はMC前モデルが継続販売中のため未発表ですが、先月開かれたVGJの年頭会見では
新型ゴルフ(Ⅷ)RやMC版T-ROCなどとともに年内導入予定のモデルとして名前が挙がっていたようです。なお本国では標準モデルに加え
GTIもフェイスリフトを済ませているぶん、国内向けが全グレード揃って正式発表されるのは想像に難くないでしょうね。
閑話休題、このうち画像一番左の“Life”は装備的にMC前までのコンフォートラインに当たるため、恐らく日本仕様はT-クロスや現行ゴルフのそちらと同じく“アクティブ”に名を変え導入される可能性が高いと思われます。
しかし私がMC後の予想される導入グレードで非常に気になっているのは、動力性能・装備・価格のトータルバランスで“スタイル”(MC前までのハイライン)とGTIの隙間を埋める存在である“R-ライン”です。それをなぜ感じたかと言いますと、今回同トリムに用意されたエンジンラインナップでMC前の日本仕様にも積まれた1.5TSIが姿を消し、95hpまたは110hpでチューニングの異なる1.0TSI(直3)に絞られたため、VGJが正式発表までにどう対応を取るか気掛かりに思えてきたからなんです。
1.0TSI×R-ラインは、日本仕様ですと現行型ベースのT-クロスに設定があるものの、あちらはハイトの高いSUVでボディ形状も与えられたキャラクターも違うため、その造りの相違と車重の軽さがものを言うポロに組み合わさると、ドライバーの使用環境によっては(150hpだった1.5より)いい意味なら
「イメチェンして大人っぽくなったね」、ネガティブに言えば
「パワー的にひ弱な印象が…」と感じがちになるんじゃないかなと推測しています。
そもそも現行型でR-ラインが加わったのは、上述の経緯から先代でいう“ブルーGT”に当たるグレードが設定されなくなり、スタイリングや走行面でヤンチャな性格も見え隠れしているGTI未満のスポーティーイメージを求めるユーザーに向けた解答と言えるでしょうから、そういう生い立ちも加味したうえで考えると、半導体不足のあおりを受けたか(日本を含むグローバルで商業的に成功しなかったがゆえの)選択と集中で決められたかは不明であるにせよ、排気量こそ少ないが直4サウンドのパワフルな1.5は残してあげても良かったのではと思います。
果たしてどうなるのか?VGJの判断を待つことにしましょう。
ブログ一覧 |
ドイツ車(VW) | クルマ
Posted at
2022/02/16 22:29:27