新型Eクラスとして初の純AMGモデル、まずは先代に引き続き3.0直6ガソリン搭載の“53ハイブリッド 4マチック+”がセダン/Tモデル(ステーションワゴン)揃って本国デビューとなりました。
搭載エンジンはお馴染みのM256型との事で先代用の大幅改良版かつCLEクーペの
それと基本的に同じなのですが、新型はそのままマイルドHVで登場するかと思いきや、例によって次期63にも生かされる部分が多いはずのF1テクノロジーを満載した高性能PHEVとしてデビューに至ったようです。
内外装は標準モデルのAMGライン装着車を拝見した段階で想像付いていた意匠ですが、とくに外観は一目見ただけで63っぽいと錯覚してしまいそうなほど迫力あるものになりましたね。トップ画像のセダンは恐らくオプションの「ナイトパッケージ」を装着しており、ドアミラーやパナメリカーナグリル周辺もブラックのアクセントが効いた関係でそう思わせているのかもしれません。
PHEV化については事前の噂を把握出来ていなかったのもあり、ネット記事の見出しから一瞬「えっ?」と疑念に思いました。しかし内容を見てみるとエンジン単体は449hpで先代比14馬力アップながら、そこに高出力モーター+バッテリーを組み合わせることで585hpのシステム出力(レースモード作動時は612hp!)と750Nmの総合トルクを実現できたとあり、これは主に燃費規制の観点でそうせざるを得なかった背景もありそうだし、先代63Sに匹敵するパワーを得るとともに、以前
こちらで綴った一部報道もあった次期63とコスパや性能面でのヒエラルキーを守るべくで決められたのだろうと考察するに至った次第です。
ちなみに欧州仕様での充電形態は標準が交流11kWであるものの、要望に応じて(=オプション?)急速の60kWも利用できる模様です。これがワット数に違いのある日本仕様だとどうなるかは未知数ですが、急速充電も利用可能なパッケージならば標準モデル
(現時点ではセダン“350eスポーツ エディションスター”のみ)や一部他車種の傾向から標準装備とする可能性も十分あり得そうな気がします。
Posted at 2024/03/18 18:18:00 |
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