どうも(^^)v
今回は「DOHC」をお題に自身でチョイスしましたカタログの話題を…。
正直お買い得車のイメージが強いんですよね…(^-^;
2代目カルタス前期です♪
とにかく長年お買い得車として販売され、新聞広告に69.8万円って出てた印象が最も強いクルマです…(苦笑)
ホットモデルのGT-iに関しては、1998年に今は無きアドベンチャーフィールド若宮へ行った際に、ダートラコースをバリバリと走ってたのが記憶に強いですね~。
ラリー屋さんにも人気の1台…なんてコトを知る由も無く、当時中学生だった自分にってはカルタスがそんな感じで走る姿が意外な感じがありましたね…。
お買い得車だもん…だって(爆)
その後、恐らくまだyoutubeより前かな…画箱で知ったハズ。
今はもうサスガにテレビでやらないでしょこんなの…(笑)
そんな2代目カルタスは1988年にデビューしています♪
初代の初期モノはモロに世界戦略のお買い得車という感じでしたが、モデル途中よりターボモデルやツインカムのGT-iを追加してボーイズレーサーの1台となりました(*'▽')
で…2代目は初代ではややチープだった箇所に上質感を与えたような感じになってますね~。
今回初めて知りましたが、初代も一時的に併売されてたようで…ホントに?
そんな2代目カルタス前期のキャッチコピーは…
HIPコンシャス。
流行に敏感で豊かさを取り入れた様っぽいですね…コレ見てると。
「有機系デザイン」ともCMに出てきますが、この時代はどのメーカーもオーガニックデザインを90年代に向かって取り入れる傾向にありましたので、時代に合わせたモデルチェンジってトコでしょう(*‘∀‘)
CMキャラクターはロブ・ロウという俳優さんで、調べるとオースティンパワーズに出て来るNO.2の役らしい…こんな人だったか…(笑)
どうもカルタスと言えば、後の大江千里のインパクトが強くて…(;'∀')
今回はデビュー直後となる1988年9月の内容です。
まずは3ドアハッチバック。
この初期モノは1.3リッターのハニカムグリルの仕様がスポーティな感じで好きですね(^^)v
コストに煩いメーカーですが、プレスドアやフラッシュサーフェスに拘ったcd値=0.32のボディ等、バブル期だけありまして基本からして結構凝ってるんですよね♪
そして3ドアはアヴェールシリーズになるんだそうで、英語で「役に立つ」とか「効き目がある」という意味なんだそうですよ…。
アヴェールなんて聞いても今やしまむらのチョットイイヤツなイメージしかない(爆)
フロントマスクに関しては、実は2種類ありまして、1リッターはグリルレス。
正直かなりサッパリしていて素っ気ない感じもしますが、ベーシックカーとして見るとコレ位シンプルなのもアリでしょう(*‘∀‘)♪
1.3は先程のハニカムグリルになりますが、それにしてもスズキがココまでやるとは…。
金物のフードまで造り分けてますからねぇ…(汗)
コチラはホットモデルのGT-i。
エアロパーツで精悍に仕立てあげています。
前期なので、テールランプに格子状のラインが入るのと、ナンバープレートがテールの間に入り、正直後のモデルよりカルタスらしい感じがします!
そして5ドア。
ナニワトモアレでジュンコちゃんが乗ってるヤツです。カマ掘られますね(爆)
5ドアの方はアメニティシリーズなんだそうで、「心地よさ」「快適さ」の英語から取ってるそうで。
5ドアは何気にクォーターガラス付けてて、これまた凝ってるなぁと思う訳です。
だってスターレット、マーチ、シャレードの5ドアはクォーターガラスなんて無くて鉄板ピラーですからね…低コストで合理的だし。
ソレとホイールキャップがやや近未来的で好みです…スズキ車で流用したら面白いかもしれませんね(^^)v
カラダの一部のような気分で、『見える』、『操る』が自然です。
インストルメントとは、「計器」の他に、
「人の手先」、「道具」、「ヒューマンツール」などの意味があります。
使う人の立場に立った使いやすい道具たち。
それが、インストルメントパネル本来の自然な姿です。
新しいカルタスは、見やすさと操作のしやすさを
カラダの一部のような自然な一体感にまで高めています。
ってな感じで合理性を求めて実用的な感じを謳ってますが、ドアトリムとラウンドして繋げていたりと、これまた凝ってるなって思いますけどね…(笑)
確かに各種操作系は実用的な配置かなって思います。
他はメータークラスター周りをサテライトスイッチ的な感じにしてたりと、やはりややデザイン面に振った感じもします。
たとえば、心理工学から生まれた「間」。広さが、心のゆとりです。
人をやさしくつつみこむための科学。
それは、心のディテールまで思いやる心理工学に他なりません。
新しいカルタスの居住空間にはそんなデザインがいっぱい。
時間にも空間にも、そして人間にも『間』という文字があるように、
数値以上に広く感じる、リラックス空間を持つ新しいカルタス。
ゆとりあるHIPな生活にぴったりの素材です。
シートは小振りかと思ってたら、幅がなんと535㎜も取られてて結構大きめ…(汗)
形状もやや独特ですね(^^)v
リアシートもしっかりラウンジインテリア!
しかし、ココまで色々やってるのにパワーウインドウでは無いんですねぇ…(笑)
そしてGT-iはサポートが結構大き目のバケットシートになります(^^)v
ステアリングもやや握りの太そうな3本スポークですね♪
そんな2代目カルタス前期に搭載されるエンジンは全部で3機種…。
・G10…直列3気筒1000㏄SOHC、キャブ、58馬力、8.0kg-m。
最もベーシックなユニット、そして恐らく最も搭載されてるのはコレでしょう。
直打式のヤツをダイレクトドライブとか呼んだりするんですね~。
コレにアルミのインマニを使ってますね(^^)v
・G13B…直列4気筒1300㏄OHC、キャブ、73馬力、10.2kg-m。
車格的に妥当ならコッチのユニットにはなるんでしょうね(*'▽')
車両重量も750kg程度なんで、正直街乗りだったら十分でしょう(笑)
・G13B…直列4気筒1300㏄DOHC、EPI、115馬力、11.2kg-m。
ホットモデルGT-iの心臓は、お題通りでDOHCとなります(*'▽')
基本的には先代からのキャリーオーバーだとは思いますが、僅かながらにパワーアップ。
それにしてもスズキも中々マニアックで、しっかりとステンエキマニを使ってきてます(笑)
770kgに115馬力…正直そりゃ速いだろ~ってなります(笑)
コレらに組み合わされるミッションは、最廉価のUに4速マニュアルのみ。
他は全車5速マニュアルと電子制御の3速オートマになります。
足まわりはなんと全車4輪ストラット!!
けどリアサス見た感じセミトレっぽい感じにも見えますけど…ロアアームがもう1本I型のヤツがあるから形式的にストラットなのか…。
ブレーキはフロントがディスクでリアがドラムという典型的なタイプ。
しかし、GT-iのみフロントがベンチレーテッドディスク、リアがソリッドディスクを奢ってまして、何かとやはり抜かりが無い感じがしますし、ワークスとはまた一味違い、しっかりと小型車としてのボーイズレーサーが成立されてるなって思いますねぇ(*'▽')
装備としましては、コンパクトカーなのもありまして、珍しい装備はそれなり。
GT-iのみ差別化されてて、コーナリングランプを採用♪
他は地味なトコでしが、ウインカー及びワイパースイッチの根本にしっかりと意匠面を良くする為にブーツ入れてるんですよね(;'∀')!!
他にこういうのはC34ローレルとA32セフィーロの印象が強いですね…。
アレをスイッチ毎、C33に流用出来ないものなのだろうか…。
そうすればスイッチ類の色褪せも解消され一石二鳥なんですが…(苦笑)
で…グレードはこんな感じで、まずは3ドアから。
・U (4MT)…69.6万円
ベーシックな安心感が、ゆとりを感じさせてくれます。
明らかに最安値アピール狙いの最廉価グレード。
装備も内容も他のグレードと較べ極端に少ないですね…(^-^;
■Uの主な装備
〇快適装備
・バリアブルギアレシオステアリング
〇インストルメントパネル
・2本スポークステアリングホイール
〇インテリア
・運転席サンバイザー
・成型ドアトリム
・リアサイドアームレスト
・フラットフロアカーペット
〇シート
・プリントレザー一体ローバックシート
・一体式ヘッドレスト
〇エクステリア
・熱線入りバックウインドウガラス
・異形ハロゲンヘッドランプ
〇セイフティ・その他
・フロントディスクブレーキ
・バキュームサーボ
・155/70R13ラジアルタイヤ
▲Uの主なオプション
・フルエアミックスエアコン
・MOMOスポーツステアリング
・フェンダーミラー
・アルミホイール
・AVAIL-L (5MT/3AT)…82.7万円/89.7万円
いまシンプルが美しい。
素直なフォルムが、生活シーンを彩ります。
1リッター中間グレードは内容的にもお買い得仕様って感じでしょう。
日常生活の最低限のアシって感じでなら。
■Uにプラス、またはグレードアップする装備
〇快適装備
・フルエアミックスエアコン
・電子チューニング式AMラジオ(デジタルクロック付)
〇インストルメントパネル
・シガーライター
〇インテリア
・前席サンバイザー
・3ポジションルームランプ
・アシスタントグリップ(前1)
・バックドアオープナー
〇シート
・セミファブリック一体ローバックシート
・分離式ヘッドレスト
〇ポケッテリア
・コインケース
・リアアッシュトレイ
〇エクステリア
・間欠ワイパー
・カラードバンパー
・AVAIL-S (5MT/3AT)…104万円/109.5万円
フルコーディネートの手ごたえが快感。
おしゃれな行動派です。
1リッター最上級グレードは、ややオシャレ目で装備も充実♪
■AVAIL-Lにプラス、またはグレードアップする装備
〇快適装備
・電子チューニング式AM/FMラジオ付カセットステレオ+4スピーカー
・パワーステアリング
〇インストルメントパネル
・タコメーター
・トリップメーター
〇インテリア
・アシスタントグリップ(前1・後2)
・フューエルリッドオープナー
・クロス入り成型ドアトリム
・ベロワフロアカーペット
・リアラゲッジシェルフ
〇シート
・フルファブリック一体ローバックシート
・運転席デュアルハイトアジャスター
・運転席ショルダーアジャスター
・縫製分離式ヘッドレスト
・助手席ウォークイン機構
〇ポケッテリア
・シートバックポケット
・運転席側フロントドアポケット
・センターコンソールボックス
・カップホルダー
・アンダートレイ
〇エクステリア
・熱線吸収ブロンズガラス
・リアワイパー
・リアエンドスポイラー
・カラードドアミラー
・カラードドアハンドル
・ウインドー周りブラックアウト
・カラードサイドプロテクションモール
〇セイフティ・その他
・フットレスト(AT車)
・フルホイールキャップ
・AVAIL-R (5MT/3AT)…111.1万円/116.6万円
小粋な走りが魅力。
切れ味のいいボーイッシュなクルマです。
1.3リッター搭載で元気のイイ仕様♪
■AVAIL-Sにプラス、またはグレードアップする装備
〇快適装備
・電動リモコンドアミラー
〇インストルメントパネル
・ウレタン2本スポークステアリングホイール
〇インテリア
・ルームスポットランプ
〇シート
・不等分割ハイバックリアシート
〇エクステリア
・ハロゲンフォグランプ
・フロントエアダムバンパー
・リモコンカラードドアミラー
〇セイフティ・その他
・フロントスタビライザー
・GT-i (5MT/3AT)…133.4万円/138.9万円
ツインカム躍動派。
パワーに痛快さをプラスした新しいGT-iです。
最強モデルは唯一のツインカム搭載♪
ちなみに納期は1ヶ月かかるそう…(^-^;
■GT-iの主な装備
〇インストルメントパネル
・タコメーター
・スポーツタイプウレタン3本スポークステアリングホイール
・チルトステアリング
・イルミネーションコントロール
・トリップメーター
・シガーライター
〇インテリア
・前席サンバイザー
・3ポジションルームランプ
・ルームスポットランプ
・アシスタントグリップ(前1・後2)
・防眩式インサイドミラー
・バックドアオープナー
・フューエルリッドオープナー
・フル成型ドアトリム
・フロント・リアサイドアームレスト
・ベロワフロアカーペット
・リアラゲッジシェルフ
〇シート
・フルファブリックフルバケットシート
・運転席デュアルハイトアジャスター
・前席ショルダーアジャスター
・一体スポーツタイプヘッドレスト
・助手席ウォークイン機構
・分割ハイバックリアシートバック
〇ポケッテリア
・シートバックポケット
・両側フロントドアポケット
・センターコンソールボックス
・カップホルダー
・コインケース
・リアアッシュトレイ
・アンダートレイ
〇エクステリア
・熱線吸収青色ガラス
・間欠ワイパー
・リアワイパー
・熱線入りバックウインドウガラス
・異形ハロゲンヘッドランプ
・フロントコーナリングランプ
・ハロゲンフォグランプ
・フロントエアダムバンパー
・サイドスカート
・リアエンドスポイラー
・リアエアダムバンパー
・エアロフィン付ワイパー
・デュアルエキゾーストパイプ
・カラードバンパー
・カラードドアミラー
・カラードドアハンドル
・ウインドー回りブラックアウト
〇セイフティ・その他
・フットレスト
・4輪ディスクブレーキ(フロントベンチレーテッド)
・バキュームサーボ
・前後スタビライザー
・175/60R14ポテンザ+フルホイールキャップ
▲GT-iの主なオプション
・フルエアミックスエアコン
・パワーステアリング
・MOMOスポーツステアリング
・フェンダーミラー
・リミテッドスリップデフ(MT車)
・アルミホイール
ココからやっと5ドア…いや~結構書くの大変なんです(爆)
・アメニティーC (5MT/3AT)…103万円/108.5万円
みんなが気持ちいい。
快適な室内からは、楽しい会話が聴こえます。
5ドアは2グレードしか設定が無く、コチラは1リッター。
■アメニティーCの主な装備
〇快適装備
・フルエアミックスエアコン
・電子チューニング式AMラジオ(デジタルクロック付)
・パワーステアリング
〇インストルメントパネル
・2本スポークステアリングホイール
・トリップメーター
・シガーライター
〇インテリア
・前席サンバイザー
・3ポジションルームランプ
・アシスタントグリップ(前1・後2)
・バックドアオープナー
・フューエルリッドオープナー
・クロス入り成型ドアトリム
・ベロワフロアカーペット
・リアラゲッジシェルフ
・リアドアチャイルドセイフティロック
〇シート
・フルファブリックシート
・運転席デュアルハイトアジャスター
・運転席ショルダーアジャスター
・分離式縫製ヘッドレスト
・不等分割ハイバックリアシートバック
・フルフラットシート
〇ポケッテリア
・シートバックポケット
・運転席フロントドアポケット
・センターコンソールボックス
・カップホルダー
・コインケース
・リアアッシュトレイ
・アンダートレイ
〇エクステリア
・熱線吸収青色ガラス
・間欠ワイパー
・リアワイパー
・熱線入りバックウインドウガラス
・異形ハロゲンヘッドランプ
・カラードバンパー(アッパーのみ)
・カラードドアミラー
・ウインドー回りブラックアウト
・サイドプロテクションモール
〇セイフティ・その他
・フットレスト(AT車)
・フロントディスクブレーキ
・バキュームサーボ
・155/70R13ラジアルタイヤ
▲アメニティーCの主なオプション
・MOMOスポーツステアリング
・フェンダーミラー
・アルミホイール
・アメニティーG (5MT/3AT)…114.2万円/119.7万円
走りの充実と余裕。
クルマの中には豊かな時間が流れます。
1.3リッター搭載の5ドア最上級グレード。
■アメニティーCにプラス、またはグレードアップする装備
〇快適装備
・電子チューニング式AM/FMラジオ付カセットステレオ+4スピーカー
・パワーウインドウ
・電動リモコンドアミラー
〇インストルメントパネル
・タコメーター
・ウレタン2本スポークステアリングホイール
〇インテリア
・ルームスポットランプ
・フロント・リアサイドアームレスト
〇ポケッテリア
・両側フロントドアポケット
〇エクステリア
・カラードバンパー
・リモコンカラードドアミラー
・カラードドアハンドル
・カラードサイドプロテクションモール
〇セイフティ・その他
・フロントスタビライザー
・フロントホイールキャップ
ボディカラーはグレードにもよりますが、設定は全部で8色。
自分でしたらGT-iの5速で、ボディカラーはサターンブラックメタリックを。
オプションでエアコン、MOMOステ、LSD、アルミって感じでしょう(*‘∀‘)
敢えてパワステ無しでダイレクトなフィールを味わいたいですねぇ♪
コチラは1989年に特別仕様車で登場したエレニーリミテッドバージョンですね(^^)v
エレニーは定期的に特別仕様車で登場しますし、他にはエレッセが限定車としてはイメージが強いですね~(*'▽')
AVAIL-Lを内容的にベースにしてるようで、内外装や各種装備がかなり充実した上、写真の通り79.8万円という…(笑)
そしてエレニーには5ドアも用意されてまして、コレも83.4万円とかなり安い!!
室内も専用シート表皮となってますね(^^)v
更にパワステ、エアコンの快適装備に、こんな感じで装備が充実♪
カッコイイ??かはともかく、専用のデカールが貼られます(笑)
恐らく期間限定車になるのかな??
と…思ったものの、家に保存してある平成初頭の限定車リストなるものを開いてみるとどうやら1500台限定らしいです(*'▽')
気になる方もいらっしゃるかもしれませんので、タネを明かすと、この限定車リスト…ホリデーオートBGの1998年5月号に掲載されてます(笑)
さて、そんな2代目カルタスですが、その後4ドアセダンのエスティームや、カブリオレが追加されたりと、バブルならではの潤沢な予算でバリエーションを充実(爆)
その後1995年に実質的な後継車のカルタスクレセントが登場すると、本家カルタスはグレードを大幅縮小。
またもやトップギアの芸能人タイムアタックに出てくるような感じのお買い得車二なる訳です…(爆)
そして日本では2000年まで生産されるロングセラーになった後、更に中国とパキスタンで新たに生産開始…(笑)
なんと中国は2015年、パキスタンでは2016年まで生産されるコトになります。
Y31みたいですね(爆)
そしてカルタスはやはり実用的なコンパクトカー。
最終型でも四半世紀が経つ現在…その生存率はかな~り低く、ましてやGT-iとなると、ダートラやモータースポーツベースで天寿を全うしたか、限りなくレアな1台となってます…(汗)
そりゃ残らないか…なんせトヨタの大ヒットコンパクトカーであるEP71スターレットですらまず見ないんですから…(苦笑)