どうも(*'▽')
今回は「昭和」をお題に自身でチョイスしましたカタログのアップを…。
コレまた馴染みの無い1台なんですがね…(苦笑)
PH400ヒルマンミンクス後期です♪
今回、何気に思い出したんですが、13年位前だったか、1台売りの話が来ましたね…リアガラスが割れた個体だったかな…。
どちらにしろ、70年代以前のクルマはカッコイイけど懐かしいという感じにならないので(一部80年代も生き残って多々走ってたようなモデルは除く)、触手が伸びにくいですよね…何しろ子供の頃に憧れた1台って訳でも無いので…(苦笑)
単純に馴染みが無いってワードが最適解かもしれませんね…(^_^;)
最も現在では到底手に入る価格帯でそんな話は無い訳ですが…当時で20万円位じゃなかったかな…。
そんなPH100ヒルマンミンクスは2代目モデルとして1956年にデビューしています♪
最もこのヒルマンミンクス…日本国内では2代目という扱いですが、いすゞオリジナルのクルマでは無く、イギリスはルーツグループというメーカーの中でもヒルマンというブランドのミンクスという車種を技術提携というカタチでノックダウン生産したモデルとなります(*'▽')
ですので、イギリスオリジナルのヒルマンミンクスは戦前より存在してまして、現地では8代目になるモデルなんだそうです←今回調べて知った(爆)
戦後10年ぽっちの日本でのヒルマンミンクスはまさに高級車…またはタクシー用途ってトコでしょう。
そして元が外車ならではのイヤーモデル戦法で年次改良が入る訳ですが、1961年に今回の後期モデルのマイナーチェンジが入り、1962年モデルイヤーという感じになります(*'▽')
当時は自動車のCMもゼロでは無いですが、ロクに放映もしてない時代ですので、特段のキャッチコピーもありませんが…(^_^;)
誇りを持って乗っていただける…………ヒルマンにはこんな魅力があるのです。
なんて感じで、ヒルマンブランドの伝統と魅力を語っております♪
しかしながら、1958年時点でどうやら、本国生産のヒルマンミンクスよりもいすゞが技術を学ぶ為にノックダウン生産していたモデルの方が品質面で上回っていたという…(苦笑)
ちなみにヒルマンというのは、ウィリアム・ヒルマンというオッサンが立ち上げたブランドで1931年にルーツブランドの傘下になってるようです。
ってコトでヒルマンは元々が人の名前…一方でミンクスは「おてんば娘」という意味なんだそうで…。
おてんば娘のヒルマンちゃんというコトになります(ぇ
今回のカタログは1962年モデル登場時なので、恐らく1961年10月発行のカタログだと思います。
ヒルマンのボデースタイルは
エレガントなことで 定評があります
パステル調のボディカラーと表面積の大きい各部メッキパーツで、豪華なエクステリアになってますね(*'▽')
この1962年モデルでは、フロントグリルのデザインが変更され、豪華さが更にアップ♪
それにしても煌びやかですねぇ…エンブレムなんてフロントドアの半分位の長さですよ…(爆)
さあ スタートしましょう!
助手席の人が「チョット何言ってるのか聞こえねぇ。」ポーズをしてます。
本カタログなのにリア周りのカットは何とコレだけ…(苦笑)
よく見るとリアドアガラスにディビジョンバー(ドアガラスが全開に開くようにするサッシ)って無いんですね!
ソレでいてドアガラスはしっかり下端まで下降するんですから、機能美抜群なデザインかと♪
そしてリアガラスの曲率も中々ですよね…結構デザインにコスト掛けてるかと♪
トランク両端にテールフィンが付くのは1950年代のデザインをそのまま引きずってまして、恐らく1962年の時点ではS40系プリンスグロリアのようなフラットデッキが主流となってくるハズなので、やや旧態化していたかと思います…。
今見るとコレが魅力なんですがね(笑)
まぁ何でもそうでして、モデル末期だと数々登場する新型を背に、やや旧態化して妙にダサかったり古めかしく見えるもんでして、コレが20年位経つと当時は良かっただ、エモくてなんちゃら(このワードあんまり好きじゃない)的なコトを言い出すんだと思います…価値観なんて時代の流れと共に簡単に変わっちゃいますしね…(笑)
どうです 運転がラクでしょう
メーターはトヨタHV系では視認性がそんな良くないとかボロクソに書かれやすいセンターメーター…(苦笑)
いや…このヒルマンミンクスもセンターメーターなのです(爆)
けどコレだと趣きがあるとか、レトロ感がイイとか書かれちゃうんです多分。
ゲンキンなモンです…(苦笑)
ちなみにプリウス乗ってて思いますが、センターだろうがドッチでも視認性に支障は無いです…寧ろメーターに目を配れる位の余裕を持って運転出来ない方に問題があるでしょソレ。
もっと言っちゃうとオールドミニもセンターメーターですね~。
どうやらこのセンターメーターには左右のハンドルどちらでも対応出来るようにしたと…なるほど(笑)
で…メーターの各計器がインパネ一等地を占め、その下にチョーク、ウォッシャー、ライトのスイッチ。
そしてヒーターの空調コントロールスイッチ。
んでその下にアナログ時計とラジオを装備してまして、やはり結構豪華ですよ!
室内は 使いやすく デラックスです
コチラは上級版のスーパーデラックスの内装になります(*'▽')
シートは高級ナイロン織物とビニールレザーのコンビシート…当時は定番な感じかと(*'▽')
更にスゴイにはフロアはウールカーペットなんだそうで…(汗)
いや…やっぱりかなりな高級車ですよコレ…。
一方でコチラはスタンダードの内装。
スタンダードになると内装色がモノトーンになりますが、まずこのカラーリングが活かしますよね(*'▽')!!
モロに50'sのアメリカンな感じ…イギリスのクルマなんですが…(爆)
あ…ちなみにスーパーデラックスとスタンダード共に6人乗りとなります(*'▽')
ヒルマン エキスプレスは
スマートでスタミナがききます
一方でコチラはライトバンモデルのエキスプレス…
ライトバンと言えど、貨客両用が当たり前の時代ですので、当時としてはこれまたリッパな高級車…(汗)
写真のようにアウトドアのはしりのようなコトをする一家なんて夢のまた夢…上級国民でしょうコレ(爆)
そう言えばエキスプレス…なんですが、2ドアなんですよね…元のヒルマンミンクスは4ドアなのにココが新鮮♪
休日は ご家族そろって出かけましょう
荷物もたっぷり積める 6人乗り乗用車です
このエキスプレスも6人乗り…になりますが、荷室は鉄板で特段カーペットは敷かれません…この辺りは貨物って感じですね(*'▽')
この6人乗りの状態では最大積載量が400㎏になります。
ウイークデーは コマーシャルカーです
500㎏の荷物を満載して タフに働きます
そんなPH400ヒルマンミンクスに搭載されるエンジンは全部で2機種…。
・GH150…直列4気筒1500㏄OHV、キャブ、62馬力、11.2kg-m。
スーパーデラックスのみに搭載される、圧縮比8.5のハイコンプ仕様。
最高速度128km/h。
・GH150…直列4気筒1500㏄OHV、キャブ、60馬力、10.8kg-m。
スタンダード及びエキスプレスに搭載される圧縮比7.5となる仕様。
最高速度はスタンダードが123km/hでエキスプレスが116km/h。
なんだそんなにスーパーデラックスと最高速が変わんねぇじゃん!!
ってなるかもしれませんが、この時代はチョットでも速いとエライな時代ですよ。
コレらは2連式キャブレターなんて書いてますが、要はツインキャブ…では無くて、プライマリーポートとセカンダリーポートを装備するってコトでしょう(*‘ω‘ *)
回転数が上がり、ある程度の負圧に達するとセカンダリーポートが働き出して、要は元気よく回りますよ~ってことでしょう(*'▽')
コレらに組み合わされるミッションは、全車4速のコラムマニュアル。
2~4速のみシンクロが入ります。
また、エキスプレスのみファイナルが加速重視のギヤ比になるので、エキスプレスは必然的に最高速度が落ちると。
その代わり街中でのダッシュはエキスプレスの方が元気がイイかもしれませんね!
無理のない強靭なサスペンションです
足回りはフロントがコレだとウィッシュボーンになるかと…。
で…リアは当然のようにリーフリジッド。
リアのリーフは6枚構成で比較的ソフトな乗り心地にはセッティングされてるようですね(*'▽')
バンもどうやら構造的には同様のようですが、リアのリーフが8枚と強化されてます(*'▽')
ブレーキは当然のように4輪ドラムを採用。
しかもノンサーボでしょうから、今の感覚でブレーキ踏んじゃうと恐らく恐怖(笑)
ただ…慣れるとホントに踏力でコントロールしやすいので、実はノンサーボも結構好きだったりします(笑)
ボディは当時としては珍しいモノコック式です(*'▽')
なので車両重量もスタンダードで1030㎏と比較的軽量♪
装備としましては、パワーウインドウをアピールする内容は過去に多々見てきましたが、レギュレーターハンドルが1回転半で窓が全開に出来るという内容は初めて見ました(*'▽')!!
なるほど…パワーウインドウ以前ではそのようなアピール手法があったかと!!
確かにコレは非常に合理的で画期的♪
また、当時としては超高級品なカークーラーに関しては、リアから噴き出すタイプで、当時としてはコレがレイアウトとして一般的でしょう(*'▽')
また、ココからは恐らくスーパーデラックスのみからだと思いますが(なんせ装備一覧が全く無いんですよ…)、ウィンドウウォッシャーはウォッシャー後に自動でワイパーで数回拭き取る…つまり現在同様のタイプ。
また、シガレットライターも喫煙が当たり前の時代なので、コレも装備♪
ココからが何気に凄くて、ラジオは真空管では無く、最先端のトランジスタ!!
更にオートアンテナまで付いてるんですよ…(汗)
そして驚きなのは、オートマチックハイビーム(笑)!!
つまり最新のクルマと同じです…対向車を検知して自動でハイ/ロービームを切り替えます!!
で…各種グレード紹介なんですが、装備一覧が無いので、今回は価格のみを…。
ちなみにこの価格表も1962年の自動車ガイドブックより引用したので、多少の価格差があるかもしれません…ご了承を…。
・エキスプレス (コラム4MT)…68万円
貨客両用タイプのエキスプレスは、恐らく当時結構なシェアを占めたのではないでしょうか(*'▽')??
・スタンダード (コラム4MT)…72万円
スタンダード…と言えども当時のクルマとしては結構豪華な部類だと思います!
・スーパーデラックス (コラム4MT)…92万円
この車両価格は中々のモノでして、当時としてはかなりの高級車!
スタンダードとの価格差が20万円ってのも結構スゴイですよね…(汗)
コレに「ヒルマンカラー」なる8色のボディカラーを展開♪
ナゼかココまでアピールしておいて、カラー名称が未記載…(苦笑)
自分でしたらスーパーデラックスの左から3番目…緑っぽいヤツですかね(*'▽')
当然カークーラーも…当時の超高級車になるでしょうね(笑)
もし、自分が今の職位で1962年にいたとしたら恐らくマイカーなんて無理な話で、月賦でパブリカかスバル360が新車で買えたら夢のような話でしょう…(苦笑)
または中古のオオタやダットサンとかですかね…タク上がりとかの…(汗)
カタログの最後は、いすゞ自動車と…やまと自動車ってのがイマイチピンと来ない…(苦笑)
まぁ…なんでもいいや(爆)
ソレとルーツグループのマークなんでしょう。
その後ヒルマンミンクスは1963年に70馬力にパワーアップして最終型になりまして、1964年に生産終了…。
このノウハウを活かし…って1962年に先立ってベレルを出してるんですが、実質後継となるのがこのベレルみたいですね(*'▽')
ちなみにミンクスという名称だけはその後初代ジェミニのグレード名としても使用され、いすゞとしては結構大事にしてたんだなぁ…という感じもします。
さすがに60年以上前のクルマなので、中古車があったとしても言い値ですよね…コレは…(苦笑)
ただ、恐らくマニア人口としては少ないと思うので、200万円台も有れば出てきそうな気もしますがね…。
ワンオーナーなんて個体は最早壊滅的でしょうし、ノンレストアなんてのも夢のように少数でしょう…(汗)