こんばんは♪
どんどんブログアップしていきましょう…ってコトで今回は久々のカタログアップとなります♪
リクエストネタが溜まってますのでドンドン放出しましょう(笑)
ってコトで今回はコレ…
V35スカイライン前期です♪
実は日産で働いてはいたものの、プリンス系列では無かった為、入庫車もほぼ皆無でした…(^_^;)
なので正直あんまり馴染みがないのです…唯一納車で運転した位…かな…(汗)
ただ、デビュー当時はかなりショッキングでした…(苦笑)
ってコトでそんなV35スカイラインは2001年6月に11代目スカイラインとして販売が開始されましたが、キッカケはそれを遡ること2年前の1999年のモーターショーにXVLというコンセプトカーになります。
XVLのデザインはV35スカイラインの市販モデルと殆ど変わりません。
当時はまだ日産もスカイラインとして出す予定は無かったようで、雑誌で自分が見た時も「へぇ~」位でしか思いませんでした…
ところが!!
雑誌のスクープで、「コレが次期スカイラインだ!!」なんて出た時は正直かなり驚きました…。
でそのまま販売されてさらに驚く訳です…
「だってかなり大きくなった上に、伝統の丸テールが廃止!!」
コレには当時大ショック!!
失礼かもしれませんが、「コレはスカイラインではない」と、思いました。
実際の市場でも結構アンチな意見が目立つ上に、4ドアしか設定が無いというのにも批判がありました。
当時の自分としては、R31デビュー時の市場の反応が悪い意味でリバイバルされたものだとも思いました。
現在はR31と言えば、かなりの人気車種ですが、デビュー当時はそりゃもうかなりの批判だったようです…←当時1歳だったから「ようです…」としか言えない(爆)
まぁ、上記のブログ通りに話の結論を持っていこうと思うので、まずはカタログを…
当時のキャッチコピーは「ONLY THE SKYLINE」としてデビューしています。
デザインは現行スカイラインにも通ずる縦長のヘッドライトが印象的です。
それまでのスカイラインは横長のヘッドライトでしたので、コレはインパクトがありました。
そしてリアはスカイラインの歴史的象徴とも言える丸テールの廃止…。
スカイラインを革新させて一から新しいスカイラインを作ろうと、当時の日産は目論んでいたようですが、コレに対して当時のスカイラインファンの批判が多く、後期型で日産が…
「あれは無かったことに…(苦笑)」
なんて前言撤回をしたと思って良い位に丸テールが皮肉にも復活しています…(汗)
インパネも従来のスカイラインから一転…硬派な感じからソフトな印象へとなっています。
また、シートもこれまた明るさを取り入れたエクリュ内装を主とし、Pコレクションはシート表皮をエクセーヌへ。
さらに本革を求める方にはPコレクションレザー、黒内装でスポーティにしたい方はSコレクションを選べるように、ユーザーのニーズを求めるようなものとなっています♪
そんなV35スカイラインのデビュー当初に搭載されるエンジンはVQ30DDと言う、3リッターV6の直噴エンジンとVQ25DDと言う、2.5リッターのV6直噴エンジンが搭載されています。
コレがまた旧来のスカイラインファンの間で賛否両論となりました…(苦笑)
スカイラインは直6こそスカイラインだ!!
ぶっちゃけ自分は直6大好きっ子なのでコレに当てはまります…(^_^;)
いや…確かにVQエンジンもスムーズで吹け上がりの良いエンジンだというのは分かってます♪
ただ、この初期もんの直噴はクセモノで、スロットルチャンバーにカーボンが溜まってアイドル不良が起こったり、VTCセンサーというのが壊れたりとかなりクセのあるものでしたね…(苦笑)
まぁ…ユーザーのオイル管理次第である程度のトコまでは持って行けるとは思います♪
ちなみに300GTで260馬力、トルク33キロ、車両重量は1490kgですから、その辺りの性能は歴代のスカイラインらしいキレの良さは間違いなくあると思います!!
ミッションはこれまたスカイラインとしては予想外のオートマのみ…(汗)
しかし!!なんと3リッターは5速AT!!
ローレルの名ばかり5速とは違うのであります(爆)
ホントにローレルの5速ATはショックもデカいし壊れるの…(苦笑)
さらに足回りも前後マルチリンクなのは勿論…
殆どがアルミ製!!
ショックアブソーバーにも、当時最新技術だった…「リップルコントロール」という技術が使われていまして、伊達にGTとは名乗ってないのです♪
シートもこれまた先述した色に関してもそうですが、実は運転席と助手席で形状が違うんです!!
つまり、ドライバーはドライバーの…、パッセンジャーにはパッセンジャーの快適さを提供するように開発されていまして、GTならではの考え方を通しています!!
で…これまた凄いのが、アクティブシートクッションと言いまして、衝突時にシート内のバーが作動することによって、乗員が前方に投げ出されるのを事前に防ぐような機構も備わっています!
さらにさらにリアシートもリクライニング可能!!
乗員全員が快適に高速をクルーズする為に考えられています♪
とどめに視認性向上を目的としてステアリングとメーターがチルトするようになってまして、実によく考えられています!!
で…デザインは賛否両論ありますが、ボディもこれまた凄い!!
空力特性に優れ、cd値は0.27と、このレベルではトップクラスに入ります!
つまり…V35スカイラインは基本に忠実にしっかりと快適性を持って作られたセダンだということがわかる1台だと思います♪
ただですね…ココからはあくまで持論です…。
個人的にはスカイラインというクルマは桜井さんが本当に最後まで見送ったR30までが真のスカイラインで、R32までの5ナンバーサイズまでがスカイラインとして本当に良かった時代だと思っています…。
で…R33とR34は3ナンバーサイズにはなってしまったが、辛うじてスカイラインとしてOKと思える範囲。
V35以降はスカイラインと思えない。
と…言うのが持論です…。
みん友さんでR33以降のスカイラインにお乗りの方も多数いらっしゃいますので、コレを書こうかどうかは非常に迷いました…(汗)
ただ、あくまで自分の考えとして書いただけですので、そのモデル毎に思い入れがある方を否定する訳ではありません。
で…このV35…
今回のブログのタイトルが自分にとっては重要なキーワードだと思っています!!
「GT」をどう捉えるか??
コレは発表された時から自分の中で思っていたキーワードです。
「GT」という言葉…英語で言う「グランドツーリング」、イタリア語の「グランツーリスモ」
日本語に訳すと「長距離旅行」となります。
クルマの世界で言うところの「長距離をいかに快適に速く走れるか??」
このキーワードをV35に当てはめますと、V35は本来のGTという要件をほぼ限りなく兼ね備えた素晴らしいクルマだと自分は思います。
但し、歴代スカイライン(ココで言うトコのR34まで)の「GT」は、レースやストリートで常にライバルにテールを拝ませ、獲物を捕らえるかの如く走り抜ける「GT」だと自分は解釈しています。
そうなるとV35はそういうクルマだとは自分はとても思えません。
なのでタイトル通り…
「GT」をどう捉えるか??
コレが全てだと思います。
自分の考えを纏めると…
「GT」としてはアリだが、歴代スカイラインのキャラクターとしては無し。
そんな感じです。
この辺に関してはまた各々で捉え方が変化すると思うので、皆さんがどのようにコメントされるか自分は楽しみですね♪
クルマとしてはかなり良いクルマだとは思いますので、決してバカにしている訳ではないと言うことをどうぞご理解ください(笑)