どうも(*^^)v
今回でハチマル車のカタログ特集もラストになります。
自分は印象に無いですが、ラリー好きな方には印象に残った1台かなぁと思いますよ(笑)
アウディ クワトロ シリーズ2中期です♪
まさに80年代初期のラリー界で革命を与えた1台と言っても良いんじゃないでしょうか(*^^)v
そういえばこち亀で麗子がコレのラリー仕様に乗って暴走族をスキーのジャンプ台の頂上まで追いまわす話がありましたね(笑)
さて…そんなアウディクワトロは1980年にデビューしました♪
ベースとなったのはアウディ80クーペで、パッと見はベースと変わらない感じもしますが、実は大幅に手が入れられています。
特にこのクルマを印象付けたのは当時のWRC。
1981年に実戦投入されていますが、当時のラリーカーはFRなのに対し、まさかのフルタイム4WDで参戦。
当時のラリー界では、「4WDはクロカン等の為にあるもので、ラリーでは構造が複雑で重くなるだけ…」なんて考えでしたが、ソレを見事に打ち破ったのがこのクルマ(笑)
ミシェル・ムートンという女性ドライバーがこのクルマでWRC史上初の女性優勝者になってます♪
今回のカタログは1985年4月のものです。
フロント周りの写真がコレしか無かったので…スイマセン…(苦笑)
初期モノは角目4灯だったのですが、1983年のマイナーチェンジでシリーズ2になりまして、その際にこの異形2灯になったようですね(*^^)v
リア周りもシリーズ2になってスモークテールになっています♪
ベースのアウディクーペと見た目で大きく違うのは、太いタイヤを収める為にブリスター化された前後フェンダー(*^^)v
何気にリアスポイラーも似たようなデザインながら大型化されているのだそうです。
見た目とは裏腹に、インパネは凄いスポーティな訳でも無く、ドイツ車らしく非常にシンプル且つ合理的なデザインになってますね~
シートもドイツ車らしい、いかにも硬そうな感じのバケットシートです。
ただ、当時はとにかく豪華に見せようと何かしら装備でコテコテにしていた日本車とは対照的ですよね(笑)
そんなアウディクワトロに搭載されるエンジンは1機種のみ…
WX型…直列5気筒2100ccSOHCターボ、160馬力、23.5kg-m。
とにかく直列5気筒ってのが独特…日本だとホンダ位ですよね(笑)
パッと見ではこの程度のスペック…に見えますが、最高出力が5500回転で、最大トルクが3000回転で達するあたり、実用域から中回転域までを重視しているのが分かりますね(*^^)v
コレに組み合わされるミッションは5速マニュアルのみですが、ミッションケースにフロントデフを組み込むという、独特のレイアウトをしています!
足回りはベースから大幅に変更され、フロントはメンバーからアウディ200より流用されたストラット。
リアサスに至ってはなんとアウディ200のフロント用を逆向きにして流用されたストラットというこれまた独特の考えが入っています!
さらに4駆システムは、当時としては先進的だったセンターデフを用いたクワトロメカニズム♪
インパネにはセンターデフとリアデフのロックスイッチが装備されます(*^^)v
さらに、ブレーキには当時としてはまだ珍しかったABSを標準装備…なのですが…
キャンセルスイッチがある!!
今まで色んなクルマを見ましたが、ABSのキャンセルスイッチを装備しているのはコレしか見たコトがありません…(汗)
装備としては、目立った物も無く、ドイツでは実用装備と言えるヘッドライトウォッシャーを装備。
その他では、ヒーター付きドアミラーが特徴的ですかね(^_-)-☆
ボディカラーは当時のこの手としては多い6色。
何気にレッドだけで2色あります。
で…価格表が入っていたんですが…
1216万5000円…(汗)
当時は高嶺の花であった、ソアラが3台位買えますね…スゲェ。
で…ふと思ったんです。
まぁ…外車だから関税掛かったりで高い…ってのはありますよ。
ただ、このカタログから4年後にコレよりも圧倒的に速く、ハイメカニズムの32GT-Rが出てるんです…しかも3分の1強の価格で…。
そう考えたら、この時代のメカニズムの進化具合って凄いって思いますね(笑)
しかし、単純に比較するだけでアウディの方が劣るとは思えず、当時としてはかなり先進的で独創的なメカニズムを備えたクワトロはやっぱり凄いクルマだったのだと改めて思いますね(^_-)-☆
いつまでも、いいものだけを世界から。
俳句にしたいくらいです…季語無いけど(爆)
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Posted at
2017/03/23 05:58:17