どうも(*^^)v
今回は久々にカタログのアップとなります…
ってコトで…
NA1 NSX前期です♪
当時MID4-Ⅱが大好きだった幼稚園の時の自分。
このコンセプトカーがそのまま公道に出てきたようなNSXは衝撃的だった訳です。
んでもって価格も衝撃的だったし、何より納車に2~3年掛かるだなんて言われてたもんで、当時親戚の兄貴に連れられて、親戚の家の近所に停まっていたガンメタのNSXを初めて見た時は衝撃的でしたね(*^^)v
トミカ78番のNSXが出る時もなるべく早く手に入れたくて、おもちゃのBANBANを回ったりですね(笑)
あと印象に強いのはタイトル通り、ゼロヨンチャンプRRで最速だったのがコレ(笑)
チューンルーレット おやりになりますか?
▶はい いいえ
なんてやって、トラクションCにルーレットが止まった時の喜び感(爆)
チャンプに挑戦する気になったのね?
▶はい いいえ
まゆみのフルチューンにより逆に扱いにくくなる訳で…(爆)
スゲェ…古い話題でスイマセン(爆)
さて…そんなNSXは1990年にデビューしています♪
ホンダはこのクルマの為に工場を新設した上、世界初のオールモノコックボディで手造りによる製造…更には納車時にもパネルが透明になった専用のトラックで運搬するバブリーな手法をふんだんに取り入れているのが特徴です(*^^)v
しかも車両価格は当時の日本車では最高の800万円!!
発売時から人気や話題はウナギ上りで、バックオーダーは2年待ちなんていう、一見順調なスタートに見えたものの…
バブル崩壊は痛かった…(汗)
コレにより販売台数はガタ落ち…なんとか巨額な開発費をペイする為でもあったのか、2006年までの長き間に渡って、ほぼほぼ月販ひとケタで生産するコトになります。
今回のカタログは1990年10月のものでデビュー当初のものです。
一見、フェラーリ風のミッドシップのスーパーカーですが、クリスタルのウインカーレンズが当時としてはかなり新鮮でした(*^^)v
F-16戦闘機をモチーフにしたフロントウインドウ…確かに乗りこむと視野が広いんです♪
リア周りで言えば、開発当初にボディ剛性の弱さを指摘されたり、熱対策の弱さによりマフラーを後方に配置したコトによりテールが長くなった…らしいですが。
ゴルフバッグが搭載出来ないからトランクを伸ばしたなんていうコトも聞いたコトがあるので、まぁ…どっちもどっちかと。
ただ、このリアのロングテール化により、高速走行時の安定性は増したようですね(*^^)v
んでもって運転席からの視野がとにかく広いのが特徴です♪
ミニバン…とまでは言いませんが、とにかく広範囲に見渡せるようなポジションです。
シートは当然のように全車本革シート。
全高はとにかく低いのに、座ってみるとアップライトなポジションで予想外の印象を持ちます。
そんなNSX前期に搭載されるエンジンは1機種のみ…
C30A…V型6気筒3000ccDOHCVTEC、280馬力、30.0kg-m。
(AT用は265馬力、最大トルクはMT同様)
GT-Rやスープラ等を想像すると、低回転はそれなりで高回転でギンギンなイメージ…
かと思いきや、NAの3リッター…1気筒辺り500ccあるのも効いてるでしょう。
下からトルクフルで意外や常用域でトルクが厚く、高回転ギンギンのホンダのエンジンを想像してたらイイ意味で裏切られるのです♪
勿論踏んだら速い訳で。
NAなのもあるんでしょう…圧縮比の高さなんてのも効いてるとは思います。
ジェントルにクルーズも出来るし、高回転まで回して牙を剥くなんてコトも出来る訳でコレは面白いですよ(*^^)v
ちなみにレジェンド用エンジンをベースにしていますが、コンロッドはチタン製だったり、クランクシャフトも鏡面仕上げ。
ピストンスカートもモリブデンコーティングしていたりと全くの別物。
組み合わされるミッションは5速のマニュアルと4速のオートマ。
ちなみにオートマ車になると60万円アップします(笑)
足回りは前後共に4輪のダブルウィッシュボーン。
アライメントの特性上、6000km位しかタイヤが持たないなんて話も聞いたコトが…。
シビアですね…(^_^;)
で…チョット驚くのは…
パワステがオートマしか設定されてない…(汗)
確かにミッドシップなんでノンパワステでもなんとか…やっていけます。
しかしながら、当時のMR2でも電動油圧を採用してたりしてた訳ですから、800万もするこのクルマにパワステが無いってのは…驚く訳で…(苦笑)
しかしながら、それだけ乗り手を選ぶ、又はパワステレスのダイレクトなステアフィールを求めてこうなったのなら分からなくもないです。
そして前述の通り、ボディが世界初のオールアルミモノコックボディ。
ホワイトボディで210kg、メインフレームに5000系、外板には塗装のノリのイイ6000系を使用。
軽量且つ高剛性、更に塗面の鮮鋭性に有利という一見メリットだらけのオールアルミボディ。
反面、クラッシュ時のリペア面ではほぼ絶望的で諸刃の剣とも言えるボディとも思います。
しかしながら、このクラスにしてはライバルよりも圧倒的に軽量な1350kg(5速)というボディを手に入れてます。
さて…メカニズム面でのアピールポイントが絶対的に多くなりがちなNSX…装備の面ですが…
現代から見ると極めてシンプルなBOSEのカセットデッキ。
当時として見ても、ユーノスコスモが世界初のGPSナビを搭載したりと先進性をアピールした割には極めてオーソドックス、かといって決して安っぽくも無いであろう、保守的なアメニティ装備かと思います。
コレも当時としては斬新ではあった、プロジェクター4灯式のヘッドライト♪
確かに他のリトラ車と比べて薄いんですよね(*^^)v
確かに空力面では不利となるリトラクタブル式のヘッドライトですが、自分はコッチの方がスーパーカーとしてのオーラが漂う感じがして好きですね♪
更にNSXはハイマウントストップランプがリアスポイラーに沿って一文字に光るのが特徴的でした(*^^)v
そして前述の通り、延ばされたテールにより、ラゲッジルームにはゴルフバッグを2個搭載。
良くも悪くも当時のゴルフオヤジに受けた一因とも言えるかもしれません…(苦笑)
更に当時としてはスペアタイヤまでバブリー。
なんとアルミ製(笑)
しかもコンプレッサーで使用時はエアを膨らませて使用するという…(笑)
更にオプションのボディカバーは世界初のゴアテックス製ボディカバーだったり♪
ラゲッジセットなんていう、いかにもバブル臭プンプンのアイテムも(笑)
イタリアの「ミシェルクロ」っていうブランドが本革を手縫いしたものらしいです。
バブル崩壊後に不渡り出して夜逃げする時にコレ使ってたらネタです(爆)
んで、ボディカラーは7色ありますが、当初は意外と地味なラインナップな気もします。
派手と言えるのは、定番のフォーミュラーレッドに、インディイエローパール位なもので、後はこの手のクルマにしては意外と保守的な位に地味な色ばかりだなぁ…という印象です…(汗)
後々になってターコイズ系の色や、イモラオレンジなんていうNSX乗るならコレ位に奇抜でもイイのではないのか??
なんていう色も出てきます♪
オマケ
ちなみにコチラは1989年の東京モーターショーで発表されたNS-X。
市販モデルと違ってリアオーバーハングの長さが短いのが分かります。
ちなみにこの「NS-X」…当時としては、社外的に公表する為のコードネームだったようでして、市販時に現在のNSXという名称になったのだそうでして。
で…現行のNSXとは「X」の意味が大きく違うらしく…
初代の「X」は、未知数という意味の「X」
つまりはこの世のスポーツカー、スーパーカーに対しての未知なる領域を開拓する「X」だったのかと。
それはオールアルミのモノコックボディだったり、生産方法だったり…なのかなと。
そして現行のNSXに関しては、「experience」…つまりは経験から新たに生み出すスーパースポーツなのだそうですね(*^^)v
にしても現行のNSX…初代に比べるとオーラという面ではやや劣る感がしないでもない。
世界を震撼させる新機構も特に話題に上がらなかった訳で、んでもって見た瞬間に独特のオーラを放ってる感も無く…確かに高額なスーパースポーツではあるものの、このクルマに唯一無二な世界感が演出されているようなニオイをどうも感じない気もします…(汗)
イベントで見かけても、「おぉ、現行のNSXだ…こんなんなんだね」で終わってしまう訳で。
考えが古いのも認めます…
リトラ…やっぱ要るって(笑)
更にオマケ
ちなみにモデル中期のNSXで最高速は263.5キロ。
ゼロヨンは13.3秒。
NSX-Rで261.1キロ。
13.54秒。
上記の数値だけではNSX-Rの方が劣っているようにも見えますが、テスト測定日の差、ガソリン残量の差、ドライバーの体重や技量の差…要件は多岐に渡り異なる為、ココでは一概に通常のNSXが速いとは言えないのですが、これだけを見てもやはり当時でもかなりのハイスペックな1台というコトだけは分かりますね(*^^)v
という訳でそんなNSX…前述の通り2006年まで販売された上、国産車には珍しく、リフレッシュプランなるものをメーカー自体が新車時より設定していたので、ユーザーの懐にさえ余裕があればいつでも新車並の性能に戻せるってのがスペックより何より一番羨ましいと思うんですよね…(苦笑)
ローレルにそんなプランあるならチョット借金背負ってでもやってみたい位の魅力がソコにあります♪
考えようによっては今なんて買い時…絶対将来的に価値は上がりますし、何よりフツーに乗り回してもリフレッシュプランでおおよそ元に戻っちゃう。
初期投資に勇気が要るものの、それ以外はお得な1台とも思えますね(*^^)v