どうも(*^^)v
今回はカタログのアップになります。
懐かしいなぁ…ホント凝ってんだよね造りが…
ってコトで…
Y32セドリック前期です♪
懐かしいですねぇ…ドッチもグロリアだったけど、親戚のアニキもイトコも乗ってました(*^^)v♪
ヴァルドのエアロ組んだりしてですね…あ~思い出しただけでたまらん(笑)
ただ…ナゼかウチで話題に上がるのはセドリックよりグロリア。
実際に小学生の時に家のクルマで購入候補で上がったんですが、ソレもグロリアでした…多分オヤジの仕事の取引の関係でしょうね…たまたまプリンスだったんでしょう。
だからオヤジの会社の仕事車もホーミーでしたしね…(笑)
しかもウチが検討してたのはグロリアな上に後期な上に2リッターのブロアムJ(爆)
今回話題のネタとなるY32でも対極的?な感じでしょ。
そういえばアニキもイトコも後期でしたね…今思えば。
後は日産にいる時にお客さんのクルマを納引したり整備したり…。
整備性は…プラグ交換とかアキュームレーターとか…アレは…ク・ソ`;:゛;`(;゚;ж;゚; )ブフォォ!!
さて…そんなY32セドリックは1991年にデビューしています♪
先代モデルのY31と同様、ハードトップはブロアムとスポーティなグランツーリスモの2本立て。
セダンモデルは従来のY31型を継続してはいますが、ビッグマイナーチェンジによりルーフ後方が100mm延長されて居住空間を広げており、通称:プライムセダンと呼ぶようになりました♪
そして、このモデルのトピックとしてはグランツーリスモはヘッドライトが丸目4灯式と大きく差別化されたのはご存知の通り…コレが和製BMWや和製ジャガーのような感じで日本車離れした感じがウケてヒットしましたね(*^^)v
一方のブロアムの方はアッサリ過ぎて当時はパッとしなかったもんです…(苦笑)
ソレでも不幸中の幸い?ライバルの14クラウンが余りにも地味過ぎてビッグコロナみたいな感じになって大コケしたコトもありまして、Y32はグランツーリスモを中心に売れて行ったのでした(*^^)v
当時のキャッチコピーは…
MIND SHIFT
偶然ながら?まさかこの10年弱の未来にやたらとSHIFT_を連呼するメーカーとは思って見なかった訳で(爆)
今回のカタログは1991年6月のモノで、デビュー当初のヤツになります。
まずはブロアム及びクラシック系ですが、コチラは最上級グレードのV30ツインカムターボブロアムVIP…長い名前だ…(笑)
当時のブロアム系の開発イメージとしては、「東京・世田谷から東名高速を通って静岡の朝霧高原まで4人でゴルフに行く。ゆったりとくつろぎながら、快適な速度で約120kmを走ろう」という設定。
いかにもバブルのレジャーみたいな…(爆)
中小企業の社長があぶく銭で高い会員権を購入してですね…(笑)
にしても…今見ますと実に品があり、アダルトな雰囲気が漂っております♪
ちなみにイメージカラーとなるウォーターグリーンがコレまた好みです(*^^)v
しかしながら当時はコレが正直パッとしなかった訳で…やっぱりグランツーリスモのインパクトがソレだけ大きかったというコトでしょう(^O^)
それにしてもバブル全盛期の開発だけあって、グリルもフードもバンパーもヘッドライトもグランツーリスモと差別化…(汗)
後期ではコレが至るとこで共通化される訳です…ただコッチのが一般受け良かった訳で皮肉なもんです…(苦笑)
一方コチラはグランツーリスモ…通称:グラツーだったりグランツだったり。
グラツーの開発イメージは…「東京・六本木の全日空ホテルに泊まっている友人と一緒に白樺高原に行くというもの。そのルートには渋滞する首都高が含まれており、中央高速で諏訪インターまで走って、ソコから一般道のドライブ。」
快適でありながら道中にはキツイコーナーもあったりで、ドチラかと言いますとブロアムよりもキビキビ走るようなシーンも入っているようですね(*^^)v
確かに新車で出た時はマジで高級感とスポーティを上手く両立したクルマでして、実にカッコ良かったのです!!
我が家も中古とは言え本音はグランツーリスモが欲しかった訳ですが、グラツーは2000ccモデルが末期にしか設定が無くって…(汗)
ソレどころか、インターネットもまだマトモに普及すらしてない時代(1995年頃なんですけどね)、後期のカタログは持っていたのですが、後期になってすぐのモノだったので、2リッターのグランツーリスモが存在しているコトすら知りませんでした…(汗)
ソコで目を付けたのが後期2000ccのブロアムJだったんですよ(笑)
しかしながら、コレが当時は中古でも200万オーバーな上にこのグレードが中々市場に出てないってコトもあり、我が家にY32が来るコトは幻となりました…(苦笑)
リア周りは共通なのでこのまんま。
セドグロでテールのウインカーとストップランプの配置が上下逆になります♪
で…これまた余談ながら上記の通り95年頃は中古相場でも激高値だったY32も自分が免許を取得した2003年頃にはゴミのような価格で取引されてまして、深夜のドンキホーテよろしくDQNスペシャルとして純正アルミにサスカット上等な個体が走りまわっていたのです…(^_^;)
インパネにはCARALLのグランディのホワイトムスクを横並びに置いて、ルームミラーにJPふさは定番でございます♪
さて…そんなインパネ。
ローレル乗ってるからってのもあるのか?Y32って意外と80年代の絶壁インパネのイメージが残ってる感じがあるんですよね。
80年代末期デビューの日産車は…ってかドコのメーカーもですが、比較的ラウンドしたインテリアをトレンドとしていましたね(*^^)v
Y32はその逆を行ってます…敢えてラウンド感を捨てて、室内のワイドなイメージを出してますね♪
まぁ…それが偶然かどうかは分かりかねますが…(^_^;)
ただ、Y32って電格ミラーのスイッチやらがリトラクタブルボックスに収納されてるのが独特でしてコレがカッコいいんですよね~♪
グローブボックスがインパネアッパー側に集中し、インパネロア側は特に何もないのに時代を感じますね…今ならデッドスペースの一角として必ず何かの収納箇所として企画されかねない程の空間です!!
ソレとインパネ中央上部にあるアナログクロックが印象的♪
この辺りC33と比較して造り込まれており、見た目の高級感、上質感に長けているかと思います!
そしてシートはC33乗りの自分からの目線としては、当時そのまま車格をステップアップした乗り換えにおいても違和感なく高級感を味わうコトが出来るものだと思います♪
そんでもって室内は試作時の写真を見たコトありますが、開発途中まではピラーレスだったようです(^O^)
この頃、NHKの番組で安全性に関する番組をやったらしく、その影響がとても大きかったようで、90年位から各社新規のピラーレスハードトップ車は無くなり、ドアにはサイドドアビームを採用したクルマが増えました。
で…グラツー系はコレが織物を採用したシート生地でして、よりパーソナルなキャラクターのまま独自の高級感を形成しています♪
コレは当時としても結構チャレンジングな内容だったようでして、当時のすべて本にもこのような内容がありました←ってか最近偶然Y32のすべてを読んだ(爆)
更に本革シート車では写真の通りですが、当時の流行り通りでギャザー入りの非常に高級感溢れる内容に!!
ちなみにグラツー系ではブラックレザーとなっとります。
どうも子供の頃に高級車と言えばギャザーの入った本革シートのイメージがあり、未だにギャザーは入ってるシートの方が好みですね(笑)
そんなY32セドリック前期に搭載されるエンジンは全部で5機種…
VG30DET…V型6気筒3000ccツインカムターボ、255馬力、35.0kg-m。
基本的にはY31シーマと同様のようですが、スロットル系統はY32に合うように最適化♪
最大ブーストはコンマ5キロのようですが、レギュラーガソリンを入れた場合はコンマ4キロに落とされるようですね(*^^)v
VGターボは圧倒的な高回転の速さよりも低速域からトルクモリモリ型♪
VG30DE…V型6気筒3000ccツインカム、200馬力、26.5kg-m。
上記のターボ無し版。
とりあえず自分としてはVGツインカムは片バンク(助手席側)のプラグ交換がとにかくやりにくいったらありゃしない…(泣)
インマニコレクターから外して行かないといけないし…。
ただインマニコレクターに付いたプレートに…
「4CAM 4VALVE 2THROTTLE powerd by NISSAN」
って書かれたあのプレートがカッコイイ(笑)
VG30E…V型6気筒3000ccシングルカム、160馬力、25.3kg-m。
上記のシングルカム版…吸気ポートの一部を絞り込んだエアロダイナミックポートと言うのを採用しています。
VG20E…V型6気筒2000ccシングルカム、125馬力、17.0kg-m。
トルクはあるにはありますが、流石にこのクラスにこのスペックはツライ…(汗)
ってコトで余計踏んじゃうんで、2リッターの割に燃費が延びません…(泣)
RD28…直列6気筒2800ccシングルカムディーゼル、94馬力、18.0kg-m。
巡航時の静粛性は未だもって一線級!んでもって意外とトルクフル。
名機です。
コレらに組み合わされるミッションはY32からはとうとうマニュアルが無くなり、4速と5速のオートマのみ。
特にノンターボの3リッターにはガラスのミッションだとも言われる5速オートマを採用しています…が…Y31やC33ではアレだけ壊れたと言われるミッションが、Y32では壊れたって話題を聞きません…(汗)
寧ろY32はドライブプレートの歯が欠けてセルが空回りするって方が多い気が…。
どうやらY32の5速オートマにはファジー制御が採用されてまして、頻繁なシフトチェンジを行わないようになってるんだそうです(^O^)!
こういうトコで耐久性に違いが出ているのかもしれません(^O^)
足回りはフロントがストラットでリアがマルチリンク。
何気にフロントサスはキャスターをY31の2度から7度へと結構傾けています。
直進安定性向上と旋回時の外側輪にネガティブキャンバーを与えて設置面積を増やすような思想を入れたようですね♪
そしてブロアムVIPは電子制御エアサス。
車高調整は勿論、減衰力も3段階に変化します♪
ソレに日産お得意の後輪操舵…スーパーハイキャスですね♪
但し、逆位相、同位相共に1度と控えめでして、ギミック的なモノよりも極めて実用的なモノへ振っています♪
ソレにブレーキはハイドロブースターが採用されてますが…壊れた時がスゲー厄介です…自分が整備やってた時でも部品だけで25万位してましたから…(汗)
そしてサイドブレーキレバーは従来型より進化してまして、電磁式になっています(*^^)v
従来型のガチャガチャした作動音が発生せずに、スッと動くのが特徴♪
エマージェンシー用?と思われるんですが、インパネ下部にもリリースレバーがありまして、コンソールとインパネの2カ所にリリースレバーがあるクルマって他に見たコトがありません…。
さて…装備としては、ブロアムVIPのみにオプションでしか装備出来ませんが、Y31から継続採用されている、オートリフレックスミラーは勿論、セットで超音波雨滴除去ミラーも設定されています♪
更に当時の自動車用としては最大クラスの蛍光管を使用した3ウェイエレクトロニックメーター。
コレも歴代定番ですが、もれなく後席左に乗車した重役のアシクサフレグランスが車内に充満必須のリラックスシート(ぇ
ソレを打ち消すかのようにピュアトロンにはなんとオートフレグランス機能が追加されています!!
コレ…確か前期だけの装備でして、後期では廃止になってるんですよね…(T_T)
そしてカードエントリーシステムはY32でも設定♪
自分も詳しく調べたコトが無いので分かりませんが、恐らくこのY32辺りがカードエントリーシステムを設定したクルマの最後じゃないでしょうか…(^_^;)
コレもY32ならではの装備と言えますが、室内21ヶ所に間接照明を設けた、トータルコーディネート室内照明♪
どうやら開発も苦労したようで、松下電機の照明研究所に話を持ちかけてみたり、多くのパネラーから最適な明るさに関してのデータを取ったりしているようです(^O^)
そしてコチラも当時の時代の流れで高級車には装備されていった、マルチAVシステム。
世界初の光ファイバージャイロを採用し、位置精度を大幅に向上♪
んでもってオーディオやエアコンの操作も可能にしています♪
但し…コレについては後述…。
さて…そんなY32セドリック前期は結構グレードが多い訳です。
まずは写真左上から…最上級グレードのブロアムVIP。
そして後席装備を重視したブロアムVIPのCタイプ。
実質、ブロアムVIPにメーカーオプションを足すと、ほぼCタイプを凌駕する仕様も出来ますが…(^_^;)
それに写真左下が3リッターターボのブロアムG。
正直ブロアムVIPからチョコっと装備を減らしただけなので、この上記3グレードの存在価値が結構難しい感じですね…(^_^;)
で…後は各3リッターとディーゼルのブロアム。
写真右上は3リッターワンカム、2リッター、ディーゼル各種のクラシックSV。
右下はクラシックとなっております。
ちなみに2リッターとディーゼルはブロアム系にしか設定がありません♪
後はグランツーリスモシリーズ。
3リッターターボがグランツーリスモアルティマ。
3リッターツインカムがグランツーリスモSV。
3リッターワンカムのグランツーリスモとなります。
ボディカラーは全9色。
ピュアホワイト、グリーン、ブラックを除き全て新色なんだそうです…気合入ってますね…凄い…(汗)
で…更にオプションカタログ。
やっぱりバブル終盤だけありまして、コストの掛かった物やネタ的な物が多々あります♪
金ボンマスは18金のゴールドメッキとなってます♪
お値段も32300円とそれなりにします(笑)
そしてリアアームレストに内臓されたクールボックス。
お値段なんと12万9000円!!
冷蔵庫買えますね…マジで(爆)
案の定?装備されたY32を未だもって見たコトがありません…(汗)
コチラは南米産の最高級ウォールナットを使用して手作りで仕上げた本木目パネル。
お値段は102800円と流石ですね…結構な価格です(笑)
車検証はシートバックポケットに??
グローブボックスを陣取るVHSビデオデッキや…
ファックスなんて26万5200円!!
コレもどれ位装備した人がいるのでしょう…気になるなぁ…(笑)
んでもって自動車電話はハンドフリータイプもあります♪
音声のみで電話をダイヤルする上に20ヶ所が登録出来てしまう音声ダイヤラー。
果たして30年近くの前のクルマの精度はどんなもんだったんでしょうね…(^_^;)
物によっては今でも精度が危ういのもありますけどね…(苦笑)
で…前述のマルチAVシステムなんですが…
実はGPSはディーラーオプション。
16万2000円出すコトにより、やっとこさナビとして機能します…(^_^;)
他にはシートヒータークッションとか。
価格はフリルの有無で1000円違うけど、17500円と18500円。
今じゃ軽にも装備されてますからね…この辺りのアメニティの充実ぶりったら昨今は凄いもんがあります…(汗)
にしてもエライ長いブログになりましたね…(汗)
流石に一気に書く時間も最近は少なくなり、このブログだけでも3日は掛かりました…(苦笑)
さて…話は戻りY32セドリックなんですが、この後、後期でブロアム系は大幅なフェイスリフト。
しかしながら、各種装備がバブルの崩壊によって削られ、ブロアム系の顔面も結局は大半がグラツーと共用となった為、実質的なコストダウンですね…(汗)
更にY33では高級車と思えない程にグレードによっては装備が削られまくる訳ですが、背反からか基本メカがシンプル故に故障率が大幅に下がるという思わぬ副産物を得る結果となりました…(苦笑)
う~ん…やっぱ今見るとこの年代もたまらんですね(*^^)v
特にアレだけ街に溢れてたY32ですし、最近になってまた人気はジワジワと来ています(*^^)v
多分コレからまだまだ人気は上昇して行くかと思います(*^^)v